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BG2, 第2章、夢#2

<主人公が二番目に見る夢>

ジョン・イレニカス
「生とは…力だ
「異論の余地はない。自明の理だ。生きて、周りのものに影響を及ぼすこと」
「しかし、*そなたに*そうする必要があるだろうか?そなたは…内側からして…異なっているのに。
(イレニカス、”エリヤ”なる女性を石化から解く)
「この婦人にはいくばくかの力がある。
「彼女は両親を疫病で、夫を戦争で失った。しかし、彼女はそれらに耐え抜いた。
「彼女の農場は大きくなり、彼女の名は尊敬され、彼女の子らは飢えを知らず大事にされて育った。彼女は、そうするのが自分の務めだと考えた通りの生を生きた。
「そして今、彼女は死んだ。
(エリヤ、死亡)
「彼女の地所は分かたれ、彼女の子らはそこから去り、そして彼女のことは忘れ去られるだろう。
「彼女は”良き”生を送った。しかし、彼女は力を持たなかった。彼女は死のとりこのままだった。
「*そなた*も忘れ去られるよう運命づけられているのかな。そなたより大いなるものの影に、そなたの生は呑み込まれるのかな?
「そなたは殺人の、生を奪うもののまさに精髄の、申し子だ。そなたは力を持っている、もしそれを望めば」
主人公
「お前のおぞましい申し出なんか興味はない!こんなの何一つ信じられないわ!」
イレニカス
「本当に?しかし、その結果はありありと見えているぞ」
(イモエン、イレニカスからダメージを受ける)
「そなたの行いはそなた自身のみならず、ずっと多くの者にも影響を及ぼしている。そなたはやがて、自分にはほとんど選択の余地がないことを思い知らされるだろう。
「そなたは定められていることを行い、定められているものになるのだ。さもなければ、他の者が身を以てそなたの臆病を償うことになろう。
「そなたは*進んで*自らに授けられたものを受け入れることになろう。

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