バンドマンイトーさん

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バンドマンイトーさん。でもバンドはしてない。 【ブログ】https://unicablog.com/ 【Twitter】https://twitter.com/Bandman_Itosan

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  • 【連載】ダメパパが私立小学校受験に挑んでみた

    私立小学校受験に全く関心をもたない父親が、妻の提案で私立小学校を目指す。ダメパパ視点からみた小受の不平不満をつらつらと書き綴っていきます。 小受に全く関心を示さないパートナーをどう前向きにさせるか、逆にパートナーから小受を提案されたときにどんな面倒くさいことが待ち構えているか、そういった参考に是非ご覧ください。

最近の記事

ダメパパが私立小学校受験に挑んでみた7 ~こぼれ話~

【ダメパパ私立小受験記まとめ】 【本編】 とある日のお話。 この日も僕は娘を連れ、小学校受験対策のためにお教室に向かった。 うだるような暑さの中、電車に乗ってお教室に向かう日常はいつまで続くのだろうか。そんなことを考えながら娘の手を引いてお教室にたどり着くと、 「行ってきまーす!」 娘は嫌な顔ひとつせずに、僕のもとを離れていった。この炎天下の中、お教室にたどり着くだけでも疲れるのに、元気な声でお教室に入っていく娘。この小さな体にかなりの負担を重ねていることは、想像に

    • ダメパパが私立小学校受験に挑んでみた6 ~マザーリング編~

      【3行でわかる前回のあらすじ】 お教室の助言により 志望校が 増えた 【ダメパパ私立小受験記まとめ】 【イトー家の紹介】 〈僕〉 30代後半。都内勤務のサラリーマン。不本意な小受に邁進中。 〈妻〉 僕と同い年。某私立小学校の卒業生。小受のいいだしっぺ。 〈娘〉 4歳の年中。幼稚園に在園。最近椅子取りゲームでじゃけんをしなくなった。 〈息子〉 1歳。お姉ちゃんのことが大好き。 〈その他情報〉 神奈川県在住。ローンありの持家に住む。世帯年収は900万円ほど。

      • ダメパパが私立小学校受験に挑んでみた5 ~面談編~

        【3行でわかる前回のあらすじ】 娘は じゃんけんが 強い 【ダメパパ私立小受験記まとめ】 【イトー家の紹介】 〈僕〉 30代後半。都内勤務のサラリーマン。最近遊戯王カードにハマり中。 〈妻〉 僕と同い年。某私立小学校の卒業生。小受のいいだしっぺ。 〈娘〉 4歳の年中。幼稚園に在園。将来の夢はアイスクリーム屋さん。 〈息子〉 1歳。動きが激しすぎてついていけない。 〈その他情報〉 神奈川県在住。ローンありの持家に住む。世帯年収は900万円ほど。 【本編】

        • ダメパパが私立小学校受験に挑んでみた4 ~お教室通いは幸せ編~

          【3行でわかる前回のあらすじ】 お教室に 行くことに なった。 【ダメパパ私立小受験記まとめ】 【イトー家の紹介】 〈僕〉 30代後半。都内勤務のサラリーマン。お教室の美人ママ達を目当てに娘のお教室通いを頑張る。 〈妻〉 僕と同い年。某私立小学校の卒業生。お教室の美人ママを餌に、僕に娘のお教室通いをさせる。 〈娘〉 4歳の年中。幼稚園に在園。お教室の美人ママより可愛い。 〈息子〉 1歳半。バナナしか食べない。 〈その他情報〉 神奈川県在住。ローンありの持家

        ダメパパが私立小学校受験に挑んでみた7 ~こぼれ話~

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        • 【連載】ダメパパが私立小学校受験に挑んでみた
          7本

        記事

          ダメパパが私立小学校受験に挑んでみた3 ~はじめての塾編~

          志望校も決まってついにスタートした我が家の私立小学校への道。 しかし、私立小学校への道の険しさを僕はまだ知らない…… ※本記事は事実と異なる点を織り交ぜながら書かれております。 ※本記事は小学校受験のためのハウツー記事ではなく、あくまでダメパパ視点の思いが書かれた記事となります。そのため小受に気乗りしない配偶者の考えを量るときの参考にしてもらえればと思います。 【ダメパパ私立小受験記まとめ】 *** イトー家の紹介 【僕】 30代後半。都内勤務のサラリーマン。私立

          ダメパパが私立小学校受験に挑んでみた3 ~はじめての塾編~

          ダメパパが私立小学校受験に挑んでみた2 ~学校選び編~

          そんなこんなで始まってしまった私立小学校受験の道。 幼稚園年中の夏という時期から早くも娘を受験戦争の波に投げ入れるのは、果たして娘にどれだけの影響を与えるのか。その影響が娘にとってプラスなのかマイナスなのか、現時点では全くわからない。わからないが、どう転んでも娘にとっていい方向になるようにしないといけないのが親の務めだ。そんなことを娘のおっとっとを勝手に食べながら思った。 ※本記事は事実と異なる点を織り交ぜながら書かれております。 ※本記事は小学校受験のためのハウツー記事

          ダメパパが私立小学校受験に挑んでみた2 ~学校選び編~

          ダメパパが私立小学校受験に挑んでみた1 ~序章~

          202X年のある日、妻が僕に一つの提案をしてきた。 「私立小学校を受けたいと思ってるんだけど」 これが地獄の始まりだと、この時の僕はまだ何も知らない…… ※本記事は事実と異なる点を織り交ぜながら書かれております。 ※本記事は小学校受験のためのハウツー記事ではなく、あくまでダメパパ視点の思いが書かれた記事となります。そのため小受に気乗りしない配偶者の考えを量るときの参考にしてもらえればと思います。 *** 娘が生まれて5年になろうとしている。 特に大きな病気もせず元

          ダメパパが私立小学校受験に挑んでみた1 ~序章~

          どうしても食べたいさつまいも

          高校生の頃、おばあちゃんが死んだ。 おばあちゃんは九州に住んでいたので、千葉に在住の僕と会う機会はそんなに多くなかった。 それでも、夏休みなど長期休みの際には必ずおばあちゃんの家に遊びに行っていた。 僕は優しいおばあちゃんが大好きだった。優しすぎて怒られた記憶がほとんどない。唯一脳裏に焼き付いている怒られた記憶は、弟の頭を鎌で切りつけた時ぐらいだろう。あの時はめっちゃ怒られたけど、命を殺める行為以外で怒られることなんて遂になかった。 そんな優しいおばあちゃんは和菓子作

          どうしても食べたいさつまいも

          無心論者の勤め人

          仕事が楽しいと思えない。だから無心で業務にあたっている。でも僕の場合はそれでいいんだ。なぜなら一生かかっても楽しめる仕事なんて見つけられそうにないから。 ――― 就活をしだしたとき、どのような職に勤めたいかを考えるために、一つの基準として「自分がやりたいことは何か」をポイントにする人が多いと思う。給与、勤務形態、福利厚生など職を選ぶための基準は多々あるが、多くの人、特にこれから社会人になる人らが職を探す際にまず初めに思いつくことは「その職に興味があるか、やりたいことか」と

          無心論者の勤め人

          ひたすらうんちと戯れて親に成長した

          うんちが嫌いだった。 基本的にうんちは嫌われ者だ。一部の特殊性癖の持ち主を除けば、ほとんどの人が嫌いであるはず。 それもそのはずで、うんちは体の不要なものを体外に出したものである。不要なものなのだから、うんちを愛してしまったら本末転倒なのだ。精神的に嫌悪感の対象でなければ、体外に出した意味がない。もしこれが愛すべきうんちとなってしまったら、体外に出したにも関わらず再度体内に取り込む人たちばかりになってしまう。想像を絶する狂気だ。 もちろんご多分に漏れず僕もうんちは嫌いだ

          ひたすらうんちと戯れて親に成長した

          メディアに寄稿しました

          BUMP OF CHICKENについて鬼のように語る記事を寄稿しました。 https://bunshosha.com/?p=2731

          メディアに寄稿しました

          父親がただの人間だと気づいた日

          「ただの裸の女の人より、靴下だけを履いている女の人の方がなんかいいよね」 小学生の僕は父に同意を得ようとした。 「お父さんもそう思う」 その瞬間、僕はこの人が自分の父親だと確信したのだ。 子供にとって親というのは絶大な存在である。特に小学生の頃の子供なんて、家か学校という狭い生活圏でしか過ごしていない。そんな小さな世界の中で親、特に父親というものは圧倒的な存在であり、唯一神と言っても差し支えない影響力を持っている。 そんな小さな世界で生きている僕は、父との共通点が欲

          父親がただの人間だと気づいた日

          僕と僕が僕のために未来からやってきた【短編小説】

          「つまり君たちは未来の僕ってこと?」 僕の部屋に突然現れた二人の男を目の前に、僕は確認した。 「そういうこと。理解した?」 大学生の僕だと名乗る男が小馬鹿にしながら答えた。 「青天の霹靂だよね。君と同じ中学生の時に、やっぱり僕も同じ経験をしたけど、当然驚いたし」 高校生の僕だと名乗る男が僕の心理状態をくみ取ってくれた。でもにわかには信じがたい。 「証拠とかないの?」 「証拠か……あー……確か中学時代の俺はマミちゃんのことが好きだよな」 「!」 僕がマミちゃん

          僕と僕が僕のために未来からやってきた【短編小説】

          メディアに寄稿しました。 『パリピになるために嘘発見器で遊んだら嫁の心の内を知れた』 https://bunshosha.com/?p=677

          メディアに寄稿しました。 『パリピになるために嘘発見器で遊んだら嫁の心の内を知れた』 https://bunshosha.com/?p=677

          親であるために過去を否定していったら、パチンコに生かされたことに気づいてしまった

          親になってからというもの、色々な失敗が目につくようになってきた。この前も娘(4歳)のプリンを勝手に食べたら「もうお父さんとは話さない!」と、38回目の絶縁宣言をされたところだ。そんなくだらない失敗から大きな失敗まで様々な過ちを僕は繰り返してしまっている。一言でいうなら不出来な親だ。二言でいうならプリンを勝手にたべる不出来な親だ。 しかし、親になってからの失敗よりも、自分が子供時代にやってしまった失敗が巨大な壁のごとく今更ながら僕の前にそびえたつ。 世の中の親なら必ず口にす

          親であるために過去を否定していったら、パチンコに生かされたことに気づいてしまった

          ショートショート『脳の神』

          ある日、隕石が地球に衝突することがわかった。 科学者たちがシミュレーションした結果、この隕石が衝突した場合、人類はおろか地球上のすべての生物が息絶えるという結論が導かれた。さらに隕石は半年後に衝突することも計算によって割り出された。 科学者たちはこの状況をなんとか回避するためにありとあらゆる手を考える。 巨大ミサイルで隕石を撃ち落とす。地球の公転速度を遅くする。巨大宇宙船で宇宙に逃げる。しかし、どれもこれも開発するためには膨大な時間を要するため、決定的な手段を得ることは

          ショートショート『脳の神』