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ハニーハントだけが入れられるスイッチ

ディズニーランドに行ってきた。
これを書いている今は現実、日常に引き戻された無残な1月4日の出がらしである。

ふだん小難しいカレーを食べたり、誰も知らない音楽を聴いたりして訳知り顔で感想を書いている僕だけど、ディズニーランドに関しては手放しで大好きだ。

特に「プーさんのハニーハント」が好きすぎて、乗るたびに感動のあまり泣いてしまう。今回は特に良かった。

屋内の待機列で徐々にプーさんに対するボルテージを高めていく。

その結果、もはやほぼ乗った瞬間に泣いた。

ああ、これから感動するんだなと想像することにより、開始3秒でグシャリとなり涙腺崩壊。
ハニーハントには何回乗っても、アトラクション内で起きることに感情がついていかない。
そして「数多の何か」がキャパオーバーしたぶんが涙となって流れるのだが、さすがに最速記録だった。

僕の生活を【感情の揺らぎレベル】で分けるとすると、「ハニーハントに乗っていないときの日常」と「ハニーハントに乗っているときの非日常」に大別されるだろう。

ハニーハントに乗ることでしか押されないスイッチが確実に体内のどこかに設置してあり、それを数年に一度押されるたびに、もう、わけわかんなくなる。

プーさんの世界観に入り込み、アトラクションと完全に一体になった僕は、その尊さ、かわいらしさ、平和さ、美しさ、無邪気さ・・その他言語化不可能な「数多の何か」を全身全霊で受け止める。

そして何も消化できずに泣く。

ひたすら、それを浴びているだけだ。

僕としてはハニーハントって気の休まるところが一切ない。

ちょっと感情が落ち着きそうなところで、すかさず次の「名前のついてない感情」が一気に体内から噴出してくる構成だ。
これらの名無しの感情たちには今後も名前をつけないでおこう。
ハニーハントに乗ることにより取り出せるもの、ハニーハント限定の何か、として僕の中に残していきたい。

たぶんコースが3倍くらい長かったら、乗り終わるころには魂が口から出ていると思う。

2019年のカレー1食目は、プーさんの余韻に浸りながらいただいた。

ディズニーランド内のハングリーベア・レストランの看板メニュー、「ハングリーベアカレー」である。
けっこうしっかりと中辛だった。チキンが美味しかったし、野菜には臭みがなくいい具合にローストされていた。

今年はカレーを食べた回数をカウントしていこうと思う。カウンター回すために食べることをしそうな自分がこわい。

カレーを食べた後はエレクトリカルパレードと、シンデレラ城のプロジェクションマッピングまでしっかり見て現実へ。

お土産は相当悩んで、会社で使うプーさんの卓上カレンダーを購入した。
プーさん会いたさに出勤せざるを得ない作戦で今年は乗り切りたい。

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