見出し画像

「店長から見る面接攻略法」

僕はまだ決まっていませんが、現在働いている飲食店を辞めて新しく事業を立ち上げようとしています。
今の仕事はカフェとファストフードの間のような業務形態のお店で3年ほど店長として働いていますが、そこで働く前は焼肉屋さんで副店長として1年程働きました。

店長だと管理者になるので、お店の運営業務やマネジメント業務など店長しか出来る権限がない業務が増えてきます。
これはどの業種でも、ポジションや役職ごとで出来る仕事の幅が決まっていることと同じです。

僕が店長をしていて多くある業務の中でも「アルバイトの面接」は特に気を使っていたことです。
やはり一緒に働く仲間を決めることは簡単ではないですし、入社して既存スタッフとの関係性も考えていかないといけないです。

社会人であればほとんどの方が「面接」を受ける経験をしていると思いますが、面接の際に「こんな短時間でわかるのか?」「なんか短かったな」とか思ったことないですか?
正社員入社の会社であれば十分な面接を行う会社も多いですし、一次、二次などがあったり、入社試験を行う会社もあると思います。
ここまで時間をかけて行う面接であればある程度の人選が出来ると思いますが、学生時代に働くことが多い飲食店やスーパーでのレジ業務などは、ほとんどが20〜30分の1回きりの面接で終わることがほとんどです。

面接をするときには会社側も受ける側もどちらもですが、20分程度話しただけで相手のことを理解するのはかなり難しいことです。
それに面接で会社側が知りたいことは数多くあります、例えば

・どの日にち、時間帯で出勤できるのか?
・通勤時間はどのくらいか?
・月にいくらぐらい稼ぎたいのか?
・土日祝日、大型連休、年末年始は出勤できるのか?
・他のアルバイトは経験があるか、またどんなことをしていたのか?
・会社が求める条件や時給の説明。

などなど一部でもこれだけありますし、履歴書でわかる部分もありますが、詳細がわからないことは尋ねる必要があります。
これだけ聞いても5〜10分程度は時間を使いますので、ほぼ半分の時間を使ってしまいます。

ここからはその方がどう働いていきたいのか、アルバイトへの熱量はどのくらいか、どんなことが得意なのかなどを尋ねることになっていきます。
全てが大事な項目ですが、アルバイト面接を行う上で、働いてくれる方がどんな方なのか、既存のスタッフとの関係を上手く築けそうかなどを確認していくことが大事だと僕は考えています。

ただ面接の場では基本的には「話すだけ」です。
想像していただくとわかると思いますが、話すだけではそんなに深く相手のことは理解できないですし、面接を受ける方は印象を良く見せることを心掛けていることがほとんどなので、より難しくなります。

でも面接を行う会社側は面接1つにしても多くの経験をしていますし、それだけ多くの人に会っています。
多くの人に会うことはそれだけ人を見る目に長けているということです。
面接官の全員がそうとは言いませんが、雰囲気を感じる力みたいなものがついてくるのは事実あります。

これは誰でも見た目の印象などで「この人はこんな感じの人なんだろうな」と思うことと同じようなことです。
ここで違うのは、その印象などのさらに奥を見ようとしていることです。

少し意地悪く見えるかもしれませんが、会社も自分たちの利益や理念を守ることに必死で取り組んでいますので、そのことを理解してくれている人と一緒に働きたいですし、今後の期待もしています。
なので面接を受ける側も適当にしていれば受からないですし、誠心誠意受ければその分受かる確率は高くなります。

では、ここからどうすれば受かりやすくなるのか?についてお話していこうと思います。
まず大前提として「あなたならどんな人と働きたいですか?」
これをふまえてお話しします。


面接に受かりやすくなるコツ


・返事をハキハキと聞き取りやすくする
これは誰かと会話するときなどは当たり前に行うことですが、緊張している場合や面接をあまり普段と変わらないように心掛けているときに声が小さくなったり、詰まったりすることが起きがちです。
当たり前のことかもしれませんが、意外にも自分では気付かずになっていることが多くありますので注意しましょう。

・笑顔を見せる
面接で笑顔を見せるのは面接形式の違いもあって難しい面接もあるかもしれませんが、こちらも緊張のせいで笑顔が作れなかったりすることがあります。
面接の場でも空気が和んだりしたら笑顔の方がもちろん印象はいいですし、無表情ほど感情が読めないものはないので、印象にも残りづらいです。

・適度な相槌で返事をする
少数ではありますが、面接で話しているときに食い気味で返事をしたり、人によって話を遮って話してしまうことがあります。
これはやる気があることをアピールしたいときに起こりがちですが、やはり話はしっかり聞いて、しっかりとした受け答えをするように心掛けましょう。

・会社内部の情報を調べるより、自己アピールに時間を使う
面接の際、気にするのは志望動機や自己アピール欄などかと思いますが、志望動機にここの会社の何がよくて、こういった所に魅力を感じましたと書くかもしれませんが、これは基本的に全員が同じような内容を書いてきます。
なので、特に目を引く志望動機などを書いていない限りは面接官はあまり気にとめません。
それと同様に自己アピールも全員がほぼ同じ内容です、ここが一番差別化をしやすい部分なのに、もったいないことをしているなと感じます。
会社情報などの調べてわかることよりも相手がまだわかっていない自分の魅力や能力を説明することに時間を使うとより受かりやすいです。

これは一部の情報になりますし、この内容を実践しても確実に受かるという保証はありませんが、ここまででも十分に面接においての差別化は出来ますので、ぜひ実践してみてもらえたら嬉しいです。


この記事が参加している募集

私は私のここがすき

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?