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大自然の中で…

SUMMER SCHOOL
とうもろこし2023

今年も無事に終えることが
できました。

今年の目玉は2つ。
隠岐プロと子ども議会。

この隠岐のプログラムは
浜田市出身で隠岐島前高校
へ通う生徒さんからの
発案でした。

島根出身でありながら
隠岐へは行ったことのなかった私。隠岐の魅力はほぼ知らない。

そんな隠岐に一体、どんな魅力を感じ、なにを子どもたちに見せたいのか。

そんなことを思いながら
隠岐へと向かいました。

初日に見た摩天崖。
簡単に言えば海と山を巡って
見ただけ。 
それなのに子どもたちは
感動しておりました。

自然なら石見にも
豊富にあります。

何が違うのか。
もちろん、その鮮やかさが
違うということはありました。

けど、圧倒的に違うのは
それを切り取ったものが
何もないということ。

そこに触れる時間がない
ということ。

ゲーム、YouTube、TikTok、
習い事…ありとあらゆる
人間が作り出したものが
子どもたちの周りには
あります。楽しさは与えられているのです。

だから、自然に目を向ける
必要などありません。

自然と向き合うことは
何が起きるかわからないこと
が沢山あるし、
そこへ目を向ける時間を
とらなければなりません。
それは大人にも負担です。

だから、
川へ行ってはいけない
海へ行ってはいけない
様々な制限がなされ
子どもたちは自然と触れる
時間が少なくなってしまいました。

けど、魅力的なフィールドさえあれば子どもたちは勝手に動き出します。
1時間の登山にも近い散策コース。全員ではないけれど、
ほとんどの子が歩きたいと
言いました。

私でも途中足を滑らせ、
筋肉が悲鳴を上げそうであったなかなか険しい道。

彼らは、それでも進みました

なんなら、あっと言う間に
ゴールに辿り着きました。

そこには体力低下を問題視
される子どもの姿など
ありませんでした。

海水浴だってそう。
あがれと言ってもあがらない
子がたくさんいます。

場所と仲間がいれば
とことん遊んでられる
興味がないものも
なんとなくやってみたくなる
感じたことを共有したくなる

これまで私たちおとなは
子どもたちに何を与えて
きたのでしょう。

何を与える必要があったのでしょう。

与えたことで何を奪ったの
てしょう。

そして、大人参加のメンバー
やスタッフたちは

ただただ、ただただ
自然を眺めるだけの時間に
魅力を感じました。

ただ自然を眺めただけ。

そんなこと、
石見にいてもできるのに。

私たちおとなは日々の中で
見えなくなってしまった
ことが沢山あるようです。

心を亡くすほどの忙しい生活

空を見上げること
海を眺めること
山の木々に目を向けること

日常でありながら
日々変化していく
そんな姿に目を向けることで
ちょっとした非日常を感じ

そうすることで
心を取り戻せるのかもしれません

子どもたちに必要なものは
たぶん「もの」ではない。

そんなことを感じたのでした

この隠岐プログラム
クラファンに挑戦中です。
本日最終日。
なぜ隠岐プログラムをすることになったのか、そこにどんな思いがあるのか

ご覧いただけると嬉しいです。

https://rescuex.jp/project/90191?fbclid=PAAabykPCchYK5WM_GS2h_lKDEyQ0l7uq_RZ57_0gztvK2NXDWesqr9B4fPk8

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