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「流行っているものは読まない」と意地をはってきた、ひねくれ者(偏食もち)が、本を読み、世界を広げて行く過程の記録もろもろ。
他にも、読書や本に関するエッセイ・コラムを集めています
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2020年2月の記事一覧
ジェーン・オースティンの肖像
「何だあ、このタイトル」
それが、図書室で、その本を見かけた時の第一印象だった。
中学に入ったばかりの頃である。
「性格悪そうな人がうようよ出てきそうな話だな」
と、言い捨て、私は同じ棚の別の本に目を移した。
その時の私は、ためしに本を手にとってめくってみよう、などとは考えもしなかった。
数年後、その本ーーー『高慢と偏見』が愛読書となり、作者のジェーン・オースティンにも強い関心を向けるな