【哲学】017 タレブの名言から予測可能な条件を考える

哲学解説シリーズ第17回。


第10回からのシリーズものです。
今回はタレブの哲学思想から、予測可能な条件ついて考えます


皆さんは
バタフライエフェクトという現象をご存じでしょうか。
日本には同じ意味のことわざに風が吹けば桶屋が儲かるがあります。


これらの現象をハリケーンが起こった後とか、
桶屋が儲かった後から逆算して原因を追跡することは可能でしょうか。


普通に蝶の羽ばたきから追跡してハリケーンにたどり着くよりもかなり難しいはずです。
当たり前ですが、ハリケーンが発生する原因なんて無数にありますから。


タレブはこの現象がある限り、歴史や過去の出来事を講釈する学問や説明は信用できないと言います。
私たちが予測できるのは結果であって過程ではないからです。


では私たちが人生から得た経験を予測に反映させる場所はどこなのでしょうか。
ポイントは、突っ込むべき場所とそうでない場所を意識すること。
そして、どうせなら味方に付けるという考え方もアリです。


どこへ行こうとしているかがわかっていなければ、
おそらく目的地にはたどり着かない。


今日はそんなお話です。

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