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毎日に役立つ!おうち療育手帳

発達障害のあるお子さんに家庭でどのようにアプローチすればよいかをお伝えしていきます。 療育も大切ですが、ママやパパにとっては育児そのもの。 だからこそ、日常生活の中に効果的な療育…
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2020年3月の記事一覧

「より良い生活」というゴール設定

「より良い生活」というゴール設定

私は、自分の仕事をする際に
TEACCHプログラムの理念を
取り入れています。

TEACCHプログラムには
9つの基本理念があり、
その中の一つに
「治療ではなくより良い生活を
ゴールとする」
というものがあります。

この基本理念を改めて見直した時、
「将来の自律」という言葉で
私は表現しているなと
感じたのです。

今日は、記事のタイトルにもあります
「より良い生活をゴールとする」
というこ

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勧誘に惑わされない力を身につける

勧誘に惑わされない力を身につける

ものすごく慎重なお子さんには
このような心配はないかと
思います。

その反対に
誰にでも社交的なお子さんは、
このような心配があると
予想されます。

ある程度
大人の目が届く幼い時期は
心配を抱えながらも
特に何も対策を講じずに
ただ時間だけが過ぎていくものです。

しかしながら、お子さんが大人になり、
一人で行動する時間が
増えるとなると・・・
話は急に深刻になります。

子どもの成長は誰も

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私が厳しく指導するたった一つのこと。

私が厳しく指導するたった一つのこと。

昔から、なのだが
私は「見た目とは全然違う」と
言われます。

しっかり者に見えるそうですが、
中身は天然だそうです。

「天然」といわれても
ピンとこないのですが、
かつて肌身離さず持ち歩いていた
書籍たちの著者である
宮台真司教授は
天然が最も生きやすいと
彼の著書に記していました。

宮台真司教授の書籍は
最近は全く読まなくなりましたが
オススメなのが
「サイファ!覚醒せよ」です。

大学生

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挨拶をしないのは?

挨拶をしないのは?

発達障害のお子さんの
ママさんが悩んでいることの一つに
「挨拶ができない」というのが
あります。

小さい頃は、誰にでも
挨拶をしてしまって
それが悩みでしたが、
今はその反対で
自分から挨拶をしないばかりか
相手から声をかけられても
挨拶をしないんです。

思春期のお子さんだとしたら、
思春期ならではの
気恥ずかしさみたいなのが
ありますので、
挨拶も積極的にはしないと
思います。

ただ、そう

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物事を教える時のポイント

物事を教える時のポイント

発達障害のお子さんは、
イメージすることが苦手ですし、

そもそもイメージする前に
私たちが目にしている世界が
脳では別の処理をされてしまう
可能性もありますので、

イメージできたとしても
「違い」や「差」が
生まれてしまいます。

ですから、いわゆる
「通じない」「伝わらない」が
当たり前のように
起こってくるのです。

さて、こういう違いはあるものの、
私たちの生活の“ある程度”は、
人々の

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「すがる育児」の辞め方

「すがる育児」の辞め方

私もそうなのですが、
妊娠してから子どもを産み、
今は育児をしています。

妊娠をすると
母子手帳を受け取りに
保健センターへ足を運びます。

約10分くらいでしょうか、
いろいろと説明を受けるのですが、
妊娠できた喜びが
あまりにも大きかったため、
係の人のお話は
あまり身に入ってきませんでした💧

日本はありがたいことに
サポートが充実しているような
そんな気がします。

そういうせいもあり

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幼い頃から食べ物に気を払う

幼い頃から食べ物に気を払う

これを「食育」というのかも?

結構前の話なのですが、
とあるドラックストアで
買い物をしたいたら
3歳くらいの女の子が
ママさんと一緒に
お買い物をしていました。

ちょうど昼食前だったのですが
そのママさんは女の子に
「お昼、何がいい?」と
訊いていました。

女の子はすぐに
「ポケモンの!!」と
商品を指差ししながら
答えていました。

ママさんは「ポケモンの」を
手に取ると、買い物かごに

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子育てに応用行動分析を活用してみた。

子育てに応用行動分析を活用してみた。

私は、結婚する前から
応用行動分析や
TEACCHプログラムに
出会っていました。

だからこそ、
自分が子どもを産み、
育てるようになったら
応用行動分析で育児をしてみたいなと
素直に思っていました。

毎日、クラスの子どもたちと接する中で
応用行動分析を
教育や療育に取り入れる良さを
十分に実感していたからです。

今まではただの「手段」だった
応用行動分析。

でも、今は違います。

急に「

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