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【こんな高尾山は○○だ(山エッセイ)】

去年の冬、高尾山口の駅でこんなポスターを見かけた。

冬の高尾山は富士山らしい


冬の高尾山は富士山だ。言わんとするところはわかる。冬の高尾山の山頂からは富士山がキレイに見える。冬の高尾山の魅力がその富士山の眺めだと言いたいのだろう。しかし他の山からだって富士山はキレイに見える。やっぱり冬の高尾山は高尾山だと思う。

春になってからこんなポスターに変わっていた。

春の高尾山は花の都らしい


一工夫加えてきた感じが良い。花、ではなく花の都とは。

高尾山の春の様々な花や緑は一見の価値がある。桜も綺麗だし、桜と富士山の一緒に見える、いかにも日本といった景色が楽しめる。

これもしかして一年分やるのかな? と思っていたら夏はこうなった。

夏の高尾山は音楽らしい

なるほど鳥の鳴き声を「音楽」とは素敵な言い方だ。たしかに高尾の山中にいると鳥の鳴き声が絶えず聞こえる。今のところ夏の表現が一番、風流で素敵だと思う。これから山で鳥の鳴き声を聞いたら「音楽」だと感じるようになりそうだ。

それにしても秋はどうなるのだろう。
普通に考えるのなら秋は紅葉だけど。
秋、紅葉した山を見に行くついでにポスターを探してみよう。「紅葉」をなんと表現するのか、今から楽しみにしている。

ベストシーズンは、春夏秋冬です。


また新しい山に登ります。