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【旅エッセイ76】ベニイロフラミンゴの子育て

色々な地方の動物園に行くのが好きだ。

動物園に行くと様々な動物が見られるし、生態を説明してくれるボードが飾られていることもある。読んでいると勉強になるし動物に興味が湧いてますます好きになる。良いことだらけだ。

ところで、動物は様々な方法で子育てをする。

ペンギンはメスがタマゴを産んだあと、栄養を補充するためにエサを獲りに海へ行く。それから60日間、タマゴはオスが温める。

タマゴが孵化する頃、メスは戻って来てヒナにエサを与える。今度はオスがヒナの為に海へ行きエサを獲ってくる。ペンギンはそんな風にオスとメスで協力して子供を育て。

ライオンのオスは子育てをしない。狩りもしない。メスが子供を育て、メスが子供とオスの食事を狩ってくる。

オスは何もしない穀潰し、かと思いきや外敵が現れると群れを守るためにオスは戦う。

そしてベニイロフラミンゴは、オスとメスのどちらもミルクを分泌してヒナに飲ませる。オスの親が積極的に与えるという観察結果もあるらしい。

写真は、伊豆アニマルキングダムで撮ったベニイロフラミンゴの写真。この子は名前に負けない鮮やかな紅色の羽をしていた。

産まれたばかりのヒナは羽が白く、ミルク(フラミンゴ・ジュースと呼ぶらしい)に含まれる色素を摂取し続けることで成長になる頃には立派な赤い羽になる。

逆に子育てを続けた親鳥は、羽毛が鮮やかな赤色から少しずつ白くなるという。

子供が成長すれば親は歳を取る。

鳥も人間も同じ。

色々な動物の生態を知ると、人間も動物なんだな、って当たり前のことを実感する。

地球上で、人間だけが特別なワケじゃない。



また新しい山に登ります。