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仕事の話

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仕事に対する考え方や、仕事と育児の両立についてを書いたもの
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二度の出産で二度リーダー職から降りた自分が考える男女「平等」

二度の出産で二度リーダー職から降りた自分が考える男女「平等」

タイトルからこの文章に目を留めてくださった方にまず誤解のないように言いたいのは、私は二回とも会社から十分な説明を受け、自分の意思でリーダー職を降りたということである。
そう言った意味では、以下に記載するのは決して今もお世話になっている会社を告発する類のものではなく、ただ淡々と「出産とキャリア」について向き合っていく文章となることをご容赦いただきたい。

冒頭に書いた通り、私は出産を機に自分の意思で

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就活体験記-博士課程からベンチャーに就職した話-

就活体験記-博士課程からベンチャーに就職した話-

私と同じ茨の道を歩もうとしている人のために。
あるいは、まだ少しだけ残っている自分の記憶の備忘録のために。
少しだけ、昔の話をしたいと思う。

「茨の道」を進むと決めた結論から言えば、就職が決まったまでにかかった期間だけで言えば私は確実に「負け組」だったと思う。

私が就活を始めたのは、今からおよそ6年前。
当時薬学部から博士課程に進学していた私の就活は、寒さ厳しい博士2年の1月から始まっていた。

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仕事人間、だから子供は愛おしい

仕事人間、だから子供は愛おしい

女性の社会進出というものが叫ばれて久しい。
今年2月1日に発表された最新の労働力調査(総務省統計局)によると、15-64歳における昨年の女性就業率は71.3 %に上るそうだ。
10年前(2011年)のデータでは60.2 %ということだから、この10年だけでも大幅に女性の社会進出が進んだとも言えるだろう。

かく言う私も、この10年の間に社会人の仲間入りを果たしたうちの一人である。

仕事人間、母に

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共働き世帯における「休みやすさ」の重要性

共働き世帯における「休みやすさ」の重要性

先日noteで「休みたいときに休めるのがワークライフバランスだ」という内容の記事を拝読した(リンクは下記)。
なるほど確かに、と深く頷いた出来事があったのでここに残しておきたいと思う。

有休取得理由は「子供のため」私はいわゆる「ワーママ」で、3歳になる子供の子育てをしながら会社員をやっている。
子育て経験のある方ならご納得いただけると思うが、有休の取得理由・圧倒的1位は「子供(の看病)のため」で

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