【うたがわきしみの短歌集『きしみ卿のタンタカタン』より】

夏は黒 積みタイヤ越し影揺れて
傘下のしら雪
少女の肩こぼれ


夏。積み上げられた黒いゴムタイヤから生理的に見たくないほど暑さ感じる。そこにしゅっとした可愛い子が傘したのしら雪のような肩半球だして行き過ぎたら救われる。
無題

水もしたたる真っ白い豆腐がひどく焦った様子で煙草屋の角を曲がっていくのが見えた。醤油か猫にでも追いかけられているのだろう。今日はいい日になりそうだ。 ありがとうございます。貴方のサポートでなけなしの脳が新たな世界を紡いでくれることでしょう。恩に着ます。より刺激的な日々を貴方に。