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あるべき場所で生きていくために〜学び直し

苦しいのは挑戦することで、楽なのは今にしがみつくことか?
本当に苦しいのは、ここは自分のあるべき場所ではないと知りながら、自分の能力より劣るところや自分の能力と合わないところに執着しなければならない人生なのではないか?

簡単には「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」とはならないのが人生。自分が定まらず浮いたり沈んだりし、他人の言動で態度をコロコロ変え、闘うことにすら到達しない人を数限りなくみてきた。それも社会的地位あるおじさま方だったりするのだ。

しかしもし、己の心を知ったのなら心のあるべき場所に進まないことは「勿体ない」ではない。自分が行き詰まり窒息する未来を自ら選んだことになりはしないか?
……………
「りりいちゃん、もう諦めた方が良い。」
学部は違うが大学の同期で医者になった彼は、あるべき場所ではない、挑戦の要らない楽なところにしがみつく私に「あるべき人生はそこじゃないから、しがみつくのは諦めた方が良い」と言った。

確かに、そうなのだ。居るべきところじゃないところに居座ることは、苦悩で歯軋りをする。「違う」「帰りたい」「今すぐやめたい」。心の声に背く業務を熟す方が苦しい。
思う存分に能力を発揮することを、ここでは出来ない。
……………
得手なことは、頑張らなくとも成果がでる。不得手なことは、いくらやっても成果にならない。

だから心のあるべき場所に気付いたのならその道を進むことが、一番、楽なことかも知れない。
もっとも学び直ししても大抵のことは3ヶ月続かない。しかし1年、2年と続いたのなら、それは権利を確定しなければならない。
続けてきた自分は、権利を確定したい。
………………
時は戻るが、自分が一回学びを辞めたのは、セクハラから身を守ることにエネルギーを削がれ、試験に力を注ぎきれなかったから。それでも精魂尽くしたのだから、新しい道は純白なキャンパスになっていると思ったが、そんなに甘くはなかった。心に背く人生は、他人に容易にコントロールされる。更に執着心がないから、成果を奪われる。
ここは着地点ではなかったのだ。
………………
もし貴女が自分の心の声に気づいて歩みを始め、それが続いているのなら、そこは貴女の唯一あるべき場所ではないだろうか?
子育て、仕事、介護で時間がないと鬱憤とするかもしれない。しかし、手放したらもっともっと大変な未来が待っていることもある。

私にとある役員が話す。「俺なんてここ辞めたら何もないよ。定年きたらどうする。あなたはやるんだよ。」気付いたときに全て失う、それでは遅いと伝えてくれた。

人生で遅いということは「ある」。やはり何事も早期発見がベスト。だから気づいたときに、エネルギーがあるときに動かなければならない。やらなければ、年をとるほどもっと大きな困難が貴女を襲うから。
…………………
そして、学び直しを始めたのなら、二度と手放すことは許されない。

負けても、
負けても負けても負けても負けても負けても負けても負けても負けても負けても負けても負けても、

最後に1回勝てば良い。

来世の話が出来るのは、勝った人間だけ。

仮に家族と仲間がいて社会的地位があったとする。
あなたが本当のあなたに出会うために学び直すのなら、全ては絶対なくならない。心からの称賛であなたをてっぺんまで押し上げてくれるはず。
もし居なくなる人がいればそれは架空のあなたを頼りにした人たち。なくなる地位はその程度のもの。
…………………
貴女が諦めた先にあったキャンパスは、どんな世界でしたか?本当にあるべき場所はそこですか?

私が学び直しを始めた毎日は1年以上経つ。仕事もあるから、早朝、寝る前、通勤時間、お風呂の中でスキルアップする。ふっと疑問の答えが湧いたら、常にスマホに入れたノートで見返すこともリスキリング。しかし、多忙で苦しいとはならない。日常に溶け込ませることで心があるべき場所に落ち着いているのだ。
そして、取り巻く人も変わった。今、一番大切だった人が寄り添いに戻ってきてくれている。

とても嬉しいので、嬉しいことに使わせて下さい(^^)