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天職で輝いてもらう環境をつくることが、天職

天職とは、心に光るものを見つけて、それを輝かせる場所で働くことだと思う。そして心の中に光るものを見つけるには、自分の正義や信念に気づくことが必要になる。

私の人生の軸はいじめやセクハラへの向き合い方にあり、それが人や組織に届く仕事が出来たとき、『天職』に該当する。

天職かどうか決まるのは、賃金でも、役職でも、称賛でも、更には人間関係でもあり得ない。
………
始めに自分の中の正義や信念に気づいたのは、7歳の時だった。一連の行事が終わり、片道6時間かけての帰宅後、学校に行った。
誰にも気を遣わせたくないし、私の心の悲しみは他人に関係ないから、笑顔で普段通りに振る舞った。
「おはよう。」
投票で選ばれ学級委員を務め、明るいと言われてきた私は、いつの間にか不幸な人を引き付けていた。そんな私を面白くなかった人が沢山いたのだ。みんなが優しかったのは、目立つ私に嫌われたくなかったからだった。

「お父さん死んでよく笑えるね。」
言ったのは同級生、すなわち7歳の子供。彼は家族と、私を面白くないと言っていたのだろう。教室に入った瞬間、わざわざ伝えに来たのだから。
……
中学生のとき1番仲良しだった子に、
「お父さん死んだら、お金たくさんもらえて良いね。」と言われ、
医大生の彼氏には、
「遺族年金、結構もらっているんじゃないの?」家族についての話の後の第一声がそれだった。

学生の頃は、子供だから人に言って良いことと良くないことの分別がないのかと思ったが、大人社会でも同じことが起こっているのを知った。

だから、人の悪意や不幸を引き受けないノウハウを活かすのが私の人生なのだなと気づいた。
……
組織にいると、毎日異常なことが起こる。
特許だってパクられるし、ギリギリの線でパクることもある。それが海外で訴訟になることもちらほら。そして、人は、平気で嘘をつく。

自分が仕上げたルールや構築した組織体制を、その労力を鑑みずに我が物顔で主導する同僚もいる。
会社の物を盗む人も、盗撮する人も、胸を触る人もいる。

部長が部下をいじめて自殺においこんだときは、流石に血の気が引いた。

それでも会社は利益を生めばよいだけ、個人は自分が称賛されたらよいだけの何でもありの世界。
……
ただ、社会にいてこのような被害に遭ったとき、加害者を誹謗中傷すれば済むのだろうか?自分の人生が上手くいかない理由を加害者に責任転嫁すれば被害者は満足だろうか?

確かに、誰かを責めて恨みながらながら生きていくことに幸せを感じる人もいるかもしれない。
しかし、本音は違うのではないか。被害者は自分の人生を輝かせたいのだろう。
……
だから私の仕事は誰もが活躍できる環境にすることにある。

例えば、1つ目には、ルール作り。みんな同じルールがないと、権利者のマイルールが罷り通り嫌いな人を追い詰めることが出来てしまう。そんなところにいたら防御にパワーを使い能力の発揮なんて出来やしない。
次にコンプライアンス。内部通報窓口はあっても一般には機能しないから、ハラスメントは未然防止がベスト。具体的には、悪の芽が小さいうちに本人が相手に「NO」を伝えられる職場環境作り。「NO」が言えないのは被害者バッシングが怖かったり、関係悪化による仕事の停滞を警戒するから。だから仕事は役割分担を明確にする。そうすることで、例えば一度仕事を手伝った時に「ありがとう」ではなく、「もっとやれ」と更にその人の仕事を押し付けられれば、役割分担で仕事をやるべき人を決めようと話し合いができるから。
そして、それでもうまくいかないなら在宅勤務で少し離れる。周りの人はどっちにも就かないこと。
そうやって、内部通報窓口ではなく、本人が対応できる環境作り。

仕事は、社内外の沢山の人でできている。だから、一対一の関係に飲まれず大きな枠で捉えていく。
私はそうやって、子供の頃のハラスメントを乗り越えてきた。そのノウハウを活かし、誰もが活躍する組織にすることが私の仕事なのだろう。
……
人から理不尽な不利益を受けたり損な役回りが回ってきて、自己実現が出来ないこともある。
特に成し遂げたいことが大きければ大きいほど、他人の成果を欲しがる輩も多く手強かったりする。

しかし、そんなとき、逃げずに向き合って欲しい。同じ試練は何度も来るため、乗り越え方を知らないと、自分の心の中の光を輝かせられないから。
……
子供であろうと大人であろうとどこに行っても嫌なこと言ってくる奴はいる。それでも自分の能力を発揮して、手に入れた成果を財産として次の世代に渡して欲しい。
そして、みんながこうやって天職で活躍できるようにする環境をつくることが、私の天職である。

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