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キタキタ高校物語⑪自分の好きな星へ行こう!

ヒョン太が兎着て、通が犬を着てるって、かぶりすぎだろ!と思います。
通君のトイプードル的なところが、この漫画の肝だったかもしれないな笑!

 着ぐるみを作る会社の方に会ったことがある。それは奇跡のリンゴで有名な木村秋則さんが主宰した奇跡のレストランだったかな?
 タイトルは忘れたけれども、日本全国から、生産者とシェフがやってきて、料理が出されると、舞台で解説がある、みたいな、会だった。
 実に沢山の料理が出てきて、ちょっと、今日は食べ過ぎた、次の日の体重がヤバいかも?と思っていたのだが、驚くことに、次の日、あんなに食べたのに、体重は減っていて、体調もスッキリ。
 無農薬のカラダにいい食べ物って、凄いんだな!と体感した思い出がある。その時、ランダムに、円卓に席が決められていたのだが、みな、色々なところから駆け付けているようだった。弘前市での開催だったが、地元の弘前市民は、1人。私も車で2~3時間かかる八戸市から駆け付けているし、後の人たちは東京の人だった記憶がある。
 ちょうど、奇跡のリンゴが大ブレイクしていたころだったので無理も無いのかもしれない。
 同じテーブルに、着ぐるみを作る会社の方がいたのだ。
 その時、ちょうど私は「かいじゅうたちのいるところ」という映画を観て、主人公の少年が、家に帰ると、犬の着ぐるみを来て、犬になりきって遊んで過ごしているのが大いに気に入った。映画館でもそんなコスチュームが売っていたがうすっぺらい。ドンキとかを覗いてみるけれど、そんな犬っぽいものもない。
 そんな時、そんな仕事の人に会ったのである。

「ゴールデンレトリーバーの着ぐるみを作ってもらったら、いくらかかりますか?」
「モノによるけど、10万円ぐらいかな・・・」

 その時、そんな着ぐるみを着ている自分を想像したのである。
「今日は犬だから、もう口きかない」といって、何もしないでごろごろするのは、なんだかとても、精神衛生上、よろしい気がしたのである。

 本当に、それは実現しなかったけれども、最近では、美術教師仲間で、家庭科も教えれる青年教師が、自分の手作りの革の鞄を持って、獣の手の手袋をしている。それは既製品らしいけれども、獣にコスチュームしてみたいという気持ちがあるらしく、ケッコウ、僕作れるんじゃないかと思ってるんですよね~と言っている。いつか、彼の着ぐるみが見れるかもしれない。

 自分の夢を、京大通くんに託した。

 難関大に行く意味を自分なりに考えてみたのが、タイトルの漫画である。
 でも、結局、難関大には行ってないので、難関大に行った人々に、本当のところを聞いてみたい。
 
 大人になって教師として、進学校に来てみると、住みたい街で大学を選んだり、死ぬ気で勉強したら東大とか行けたんだろうか?とか思うことがあった笑。うちにはお金が無いってわかっていたし、野心もゼロだったから、地元の弘前大学に行った。
 大学でした美術の勉強は、とても面白かったし、尊敬できる先生との出会いもあった。
 大学って、親からプレゼントされた4年間だなと思う。
 
 でも、今って、奨学金とか借金背負って、大学行くほど、大学に価値があるのかがわからない。お金が無かったら、高卒で、就職して、おカネを貯めてから大学に行ったり、いろいろな方法がある気がする。
 もっと、人生の選択肢って、幅広くあるんじゃないかと言う気がしていた。誰も歩んでいないコースを自分で選んで生きるのはとても勇気がいる。それも、まだ18歳ぐらいでは。
 自分は今、第二の人生を歩み始めたので、これからどうやって生きていくのかを考えるのはとても楽しい。この働くという社会のシステムから外れた「自由人」という立場を得られたことは、とても嬉しい。
 
 がちがちの仕事についていた時よりも知見を広げて、もっと世の中をよく知った大人になることにしよう。