出産後の忘れられない言葉
ぼちぼち連載中、cakes「パリジャン十色」記事が更新されました。
ここ最近続いた、壮絶な出産体験レポートはようやく書き終わり、正直、これまで溜まっていたトラウマのウミを消化させてもらった気分です。
さー!次行くぞ!と気持ちがようやくスッキリ切り替わった感じ。
あれだけとんでもない出産の体験の記憶というのは、その後また続いていく待ったなしの赤子のお世話、子育てに脳が占領されて、どんどん消えていく脳のプログラムになっているようです。
ある意味、人間の防御本能に違いない。
あれをまたはっきり記憶していたら、二人目、三人目なんて産めるわけない。「あれまたやるの!?」 となるわけで。。。 中には、出産までの記憶が残って、二人目なんか絶対ムリ!と、硬く決意している日本人&フランス人の女性も出会ったことがあります。 納得するよ。すごく。
私は、出産前後のトラウマ体験の真っ只中にいた時に強く思ったのは
「こんな辛い思い体験、絶対に忘れてやんないからな!!!」
という謎の決意でした。
こんなことになるなんて、どこにも書いてなかったし、誰も教えてくれなかったぞ!この野郎!
というやり場のない「怒り」と「怨み」みたいなものにまみれていました笑。まあ、辛さがそっちの変な方向に向いちゃったのと、物書きの習性だと思います。
いまだに、通りを歩く人、人、人、を見ていて、ふと、 よくあんなすごい出産ってものが世界中で、当たり前のように起きてるよな〜。アレを経てみんな産まれてるんだもんな〜。
という不思議さと感嘆を味わうことがあります。
さて、今回の連載では、出産後にかけてもらった、一生忘れ割れないふたつの言葉です。
日本だと、どうなんでしょう? 日本人助産婦や、日本の家族からはなかなかかけられにくい言葉のような気がします。
もし、周りに出産を体験した方がいたら、「赤ちゃんカワイイ!」、という前に「よくがんばったね!お疲れさま!」と、ねぎらいの言葉をかけてあげてみてください。
出産という壮絶な体験をした直後の本人には、泣いてしまうほどうれしい言葉です。
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