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【楽器】ナカジ。の練習風景を公開♪【練習】

早くも今年も残りわずか!
「よいお年をー^_^」なーんて言葉が飛び交うんでしょうね。
今年の吹き納め予定は12月29日の配信ライブになります!
とはいえ、まだ楽曲未定なのでなんとも言えないですが、思い残すことなくやり切ろうと思います。


さて、前回は練習時に心がけている事「5つのポイント」を紹介しました。
まだご覧いただいてない方は、下記URLからアクセスして確認してくださいね♪

ここをクリック♫


簡単にまとめると
①漠然と練習しない(目的意識を持って!)
②長時間だらだら練習しない(終わりを明確に!)
③全てのメニューをやり切ろうとしないで
④気ままに吹く時間も取り入れる
⑤モチベーションを上げることに躍起にならない


本日は、実際の練習風景を記録してみたので、気軽にご覧いただけたら嬉しいです。
でも、参考にならないので、こんな事してるんだ〜くらいに留めてくださいね(笑)

※本日はオカリナ・カリンバなしで、「クラリネットのみの練習」になりますので、ご了承くださいm(_ _)m

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最後に熱いメッセージもありますので、どうぞお見逃しなく!!!!

早速まいりましょう!

<まずはストレッチとブレストレーニング>

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さすがに自宅は散らかっているので、(笑)
本日の練習場所は「幡ヶ谷クラリネットサロン」で使っている一室になりますm(_ _)m

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この部屋チェンバロあるんですよ^_^

入室したては部屋が寒いですよね、、
入室したら、まず楽器を組み立てますが、暖房をつけてあったまるまでストレッチをやってます。
そして、ながらブレストレーニングを取り入れています。
あくまで適当に「ながら」が重要!
なぜかって??

ブレストレーニングって仁王立ちで「よしやるぞ!!」と意気込んでやってしまう方が多いんですよね、、
でも演奏って、そんな力んだ状態では響きを十分に発揮しづらくなるもの。
歩きながら。ストレッチしながら行うブレストレーニングは、リラックス出来ますよ♪

こんな状態で↓

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静止画だとわからないですが、こう見えてスーハースーハー言うてます。

ゆるーくブレストレーニングを行いながら、身体ほぐしをしていきましょう。
特にクラリネットは前傾姿勢になりがち。
なるべく後ろに沿って、肩甲骨をぐいぐいほぐすのよ!

<全リードの状態をチェック>

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ここでリードを吟味するほどではないですが、本日の状態を軽ーく一通り吹いてチェックします。
その後順番に吹いていく感じですね。
1本1本を調整するには、ウォーミングアップで身体と口が目覚めてきた後に行います。

あ、楽器を温める作業もこの段階です。

特にリードケースは3個くらい持ち歩いておりまして、、(マウスピースも2個)とりま、地味に時間がかかります、、

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↑今日はどっちのマウスピースで吹こうかな、、、って感じ。

<音の立ち上がり&ロングトーン練習>


最近POPS,ROCK系の楽曲をずっと演奏していたので、音が爆音気味で荒いので、「音の出だしと響を柔らかく・慎重に」を心がけています。
ひたすら音の出だしに耳を傾けつつ、そのままロングトーン練習。
ロングトーンもまちまちですが、低音(シャリュモー)〜最高音域(アルティッシモまで)行いまして、その後跳躍音(低音からいきなり最高音につなげる、またはその逆)は必ず行います。
クラリネットは、3オクターブ半鳴る楽器です。
ゆえに音域毎に運指は異なりますし、音域毎に息のコントロールが異なるので、均一化するために必ず取り入れていますね。
この時にアンブシュア、身体を目覚めさせています。

角度をいろいろと探ってますね。

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「完璧なフォーム」なんてなくて、常に「もっと良い響きのために」フォームから探っている感じです。

<音の立ち上がりと終わりに常に気を配る>


『悲劇的な音の出だし・終わり』
『アクセントでの出だし・終わり』
『柔らかい出だし・終わり』

など、最近は音のキャラクターに注目しておりまして、ひたすら演じる練習です。

演奏者は「演者」ですので、演奏で様々なキャラクターを奏法で表現する必要があります。

<チューニングも適宜に応じて>

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ある程度楽器があったまったらチューニング。
といっても耳で「高くなったなー」と感じたら抜き差しで調整するくらいです。
あ、チューナーを眺めながら合わせては耳が鍛えられませんのでおすすめしません。
チューニング方法については、レッスンでね^_^

リードもここあたりで吟味・調整を行います。

<スケール>


リードをローテーションしながらスケールを全調吹きます。
立って吹いたり座って吹いたり、バラバラですが、どんな状態でも部屋全体への響きを意識して吹きます。
(スケールって指を意識するあまり、息が弱くなってしまう事が多いため)
クラリネット吹きはおなじみの「アイヒラー 」を筆頭に、アルペジオ練習まで必ず全調(時間がない時は3度は省略w)やっております。(全調終える頃には1時間半くらいかかります、、)

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日によってテンポも変化しております。
息のコントロールを意識したい時は、じっくり音を聞きたいのでゆったりめ。
連符・なめらかさを意識したい時はちょい快速なテンポといった感じ。
スケールは管楽器にとって本当に万能なメニューなんですよー!!
必要に応じていろんなリズムで行います。
タンギング、跳躍もどんどん取り入れましょうね!

<エチュード>

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最近音の立ち上がりと変拍子も強化したいので、PAGANINIのエチュードを地道になってます。
でも全然進んでません(笑)恐ろしく厄介で少しずつ紐解いてますが、根気との勝負、、、( ̄▽ ̄;)
跳躍が多いので、ナカジ。にとってはすごい鍛えられます。。
とりま、年内の基礎メニューはこのPAGANINIをどんどん進めて、、、いきたい、、。゚(゚´Д`゚)゚。
音大時代は毎週エチュードを仕上げてどんどんレッスンで持っていってたな。学生ってすごいなぁと改めて実感( ̄▽ ̄;)

<アンサンブル練習>


合わせる予定のあった曲も含めてアンサンブルは常に取り入れてます。
といってもひとり練習なので、一人アンサンブルなんですが(笑)
メインメロディから内声、低音パートなど、それぞれの役割になりきって吹く事は、音域の広いクラリネットは必須!!な練習でもあります。
最近は、クンマー作曲(マイナーかもしれん)の「フルートとクラリネットの2重奏曲」を取り入れております。
フルートは、頭の中で移調(C読み)するトレーニングも含めて吹いております。
フルート奏者のみなさま!!一緒に合わせませんか??(ヴァイオリニスト、オーボエ ティストも募集!!)

その他に、懐かしのモーツァルトディベルティメントを5番ある中で、1番からひっさしぶりに掘り起こしています。
和音構成を紐解くのが楽しい作品が多いので、ついモーツァルトは何かしら取り入れてます。

<疲れたらピアノ弾こう> 

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ピアニストの皆様には申し訳ないですが、口がバテたら気分転換にピアノ弾いてます(笑)
最近は簡単にピアノ譜をダウンロードできる時代になりましたので、譜読みしながら弾いてます。でも恐ろしく弾けません(笑)
音大卒がみんなピアノガンガン弾けると思うなよ!!(笑)

でも譜面を読むのは好きなんですよ。特にピアノは管楽器よりも音が多いので、ピアノ譜を読む習慣を取り入れる事で、譜読みが早くなったなぁと常々実感しております。
本を読むくらい、譜面を読むのが好きになれればこっちのもんよ!(むしろ本を読むより好き)

<譜読み・楽曲練習>


いい加減に曲を練習しようと思います(笑)
最近は譜読みに追われておりまして、、
クラシックコンサートのほかに、ROCK,POPSのライブを予定しておりますので、ジャンルごとに分けています。
本当は全部を毎回見たいのですが、いかんせん1日で見きれない&口とリードもバテるので( ̄▽ ̄;)
『楽曲A(クラシック系)』と『楽曲B(POPS、ROCK系)』に分けて日替わりで練習してます。
もちろん、楽曲Aの日でもBをちょこっと吹いたりしてます、、、。

あ、練習中もこまめに掃除してくださいね(笑)
大体スワブ(掃除)を通す時に『水分補給・肩甲骨ほぐし・背伸び・唇ブルブル』など意識的にやってます(笑)
こまめに掃除しないと管内とタンポがややこしい事に、、
そしてリードをここで変えてみます。

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ここで起きる事。
「いいリードだったなー!よし!次のリードは、、、、吹きづら!!!!!苦しい、、、、」なんて事しょっちゅうあります。

良いですかみなさん!!
楽器・リードが調子が良いのが当たり前って思わない方が良いです(笑)

楽器もリードも我々人間もコンディションが変わります。
良くも悪くも日によって裏切られます(笑)
むしろそのコンディションでいかに折り合いをつけて、調整していくかも奏者の手にかかっているのです。
左右されるかもしれませんが、それを最小限におさえる事が重要になります。
レッスンでその方法もお伝えしているので、ぜひよろしくね(←宣伝か!)

そしてそして!!「鏡でフォームをチェック!」する事も忘れずに!
鏡をずっと見ているわけではないのですが(笑)
自分が思っている以上に傾いていたり、肩が上がって無理なフォームになっていたり、侮れないんです( ̄◇ ̄;)

<演奏・練習は再現と創作>

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POPS系でアドリブを求められる曲が多くなったので、創作の時間も大切にしています。
というより、本日は、ほぼひたすら好き勝手に吹いておりますね(笑)
思うがままに吹く。

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「あっ!これかっちょいいいい!!!」となったパターンは自身の中でメモメモ

〈自分なりのやり方を構築していく〉


全然参考にならなかったと思いますが、どうですか?
地味ーーーーーーーーーな作業やっているんですよね(⌒-⌒; )
(※性格的にクラリネットは目立ちたがり屋さんには物足りないかも笑)

基礎練でどうしても2時間くらいはかかりますので、上記の練習で4時間はいつも吹いております。
音大生時代はトータル8時間かな?
でも、時間ない時は1時間だけウォーミングアップの日も全然あります!
無理せずに練習中もこまめに休憩を挟んでいきましょう!

ナカジ。は部屋から出ると集中力が切れるので、基本トイレ以外は出ません。

もちろん順番は、バラバラでも良いと思います。
いつもより順序を変える事で、新鮮な気持ちになってやる気が起きるパターンなんてザラです。
いかに自分と楽器の調整を整える事ができるかも、練習に含まれているのかもしれませんね。

〈私はストイックを目指してない〉

あるレッスンで「ストイックになりたいんです」と質問された事があります。そして私は下記2つの質問をしました。

ナカジ「毎日腱鞘炎になるくらい10時間楽器を練習して、苦痛を乗り越えている人をストイックと思いますか?」
生徒さん「はい。すごくストイックだと思います!」
ナカジ「では、毎日寝る間を惜しんで夢中で10時間ゲームをし続けている人をストイックと思いますか?」
生徒さん「えと、、、それは、、、、。」
↑上記、同じ10時間でもあなたはどう捉えますか?
(※ちなみに10時間マイクラをやってた廃人は私です)

どこかで『練習=勉強・苦痛・鍛錬』って捉えちゃってる人、実に多いです。(学びの時間ではあるけれど)
練習って【遊び、発見、追求】を含んでいる、本来は実に楽しい時間なんです。
「〇〇馬鹿」ってたまに耳にしますが、「ピアノ馬鹿」「ギター馬鹿」って言われるくらい、楽器が大好き過ぎるからこそ、毎日の練習も苦じゃないんですよね。苦になってもまた戻ってこれるんでしょう。
ストイックになろう!って思ってる時点でストイックになれません。と、いうよりストイックになろうと思って練習はしてません笑
「好きこそものの上手なれ」とはよく言ったもので、
好きって前向きな気持ちだけの感情ではないも思うんです。
思うように練習がうまくいかない、ミスが多いも日も当然あるでしょう。
うまくいかない時もうまく行った時も、楽器・音楽から結局戻ってくる。またやりたい気持ちが出てくる。
そんな時に初めて「気がついたら好きになってた」状態になってるのかもしれませんね。

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長くなりましたが、今日はここまで!
ぜひあなたの練習内容もコメントで教えてね♪

じゃ、また次のお話で( ^ω^ )

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