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からだをまもること

知恵袋系の情報を見まくっていたときに、こんなスレッドを見つけた。


可愛がっていたハムスターの様子がおかしくなったけれど、おかあさんは働いていて夜まで帰ってこない。わたしはハムスターのためになにができますか。

文体から、小学生がパニック起こして書いてると推察された。
スレッドは昔のものなので、今はしめられている。


この書き込みは、小さな子どもが泣きながら必死に書いてる様子がにじみ出るものだったけれど、それについたコメントが軒並みひどかった。


◆今すぐ病院に連れていけ

◆それができないならハムスターを飼う資格なんてない

◆運転できないならタクシーを使え

◆金が無いなら借金しろ


とてもとても、大人が小さな子どもにかける言葉とは思えないような、キチガイじみた言葉が連なっていました。


私には、目を血走らせて鼻息の荒いキチガイが、小さな子どもの首を絞めながら言葉を浴びせかけているようにすら見えました。


もちろん、クソバイスアドバイスを書いた人たちはハムスターを可愛がって飼っている人たちだったのでしょう。
ハムスターを飼う以上は、ちょっとの変化でも獣医のところに駆け込み、投薬を惜しまない人たちなのでしょう。

けれど、この人たちは根本的な間違いをおかしています。


それは、ハムスターを思うあまり、その飼い主である子どもの心を、取り返しが付かないほど、傷つけたということです。


スレ主であるその子は、しめにこう書いていました。

おかあさんに頼んで仕事を早退してもらい、動物病院に行きましたが、たらい回しにされて夜遅くまでハムスターを連れ回すことになり、ハムスターは帰宅してしばらくして亡くなりました。



ハムスターは、お迎えしたら一週間は触ったりちょっかいを出したりしてはいけないほど、デリケートな生き物だということを、鼻息荒くクソバイスした方々は、果してご存じなかったのでしょうか。

スレ主のこの子には、可愛がっていたハムスターをつらい目に合わせた挙げ句死なせてしまったというトラウマが残ったかもしれません。


これは結果論などではなく、どう生きるかの在り方の話だ、と思いました。



スレ主の子どもは、
だれか大人に聞こう。
と思った時点で、自業自得の事態を招きました。

本当は、ネットなどで顔も知らないキチガイ他人に聞かなくてよかったのです。

子どもはやもすると、大人よりも叡智とつながることができます。
ハムスターとも会話ができる可能性も高いのです。

いつも一緒にいた、毎日一緒に遊んだハムスターが、どうしてほしいのかを察してあげたら良かったかもしれません。


ハムスターだけではなく、もちろん人間にも、
自己治癒力が備わっています。

外科的に、治癒を助ける措置があったほうが良い場合は多くありますが、内科的な場合は、身体の欲することをするだけでゆっくり治っていきます。


風邪を治すのは風邪薬ではなく、睡眠です。
睡眠中の自己治癒力です。


それを、自分よりもすごい人に頼らなければ良くならないと、思い込んでいる大人の如何に多いことか。

そしてその、間違った価値観を、子に刷り込むことが日常的に行われています。


医者は、凄い人でもなんでもないのです。
単に、多めに西洋医学の知識を仕入れてるにすぎず、多めに他人の回復に立ち会う機会が多いだけなのです。


自分の身体と、生まれたときからずっと付き合ってきたのは誰でしょう。
医者ですか?
違いますね。

自分の身体がどんなときにどうなるか、1番経験的に知っているのは、自分なのです。


ほんの少し身体のからくりを知ればいいだけで、本来医者との付き合い方は、そのからくりを教えてもらうことであり、自分にどう当てはめるかのがベストなのかは、自分にしかわからないのです。

医者を盲信すること、頼ることは、
まるで、息を吸うタイミングと吐くタイミングを、他人に指図してもらうようなものです。


医者を、誰かを盲信する人は、いつ息をどれくらい吸えばいいのかもわからなくなっているのです。


呼吸は、身体に任せておけば、適切なぶんだけ吸って吐いてくれます。


そのことを、思い出してください。





久し振りに、途中から自動筆記になりました。

あなたの身体を。
そしてあなた自身を。

もっと安心して信頼していいのですよ。



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