「女性誌から『うちの雑誌に載りませんか?』とDMが来たけれど、これは取材ですか?」
メルマガで募集した、取材関連のご質問に答えていきますね。
インスタグラムのDMに、 女性誌から 取材依頼っぽい連絡があったということですよね。
これ、先方に問い合わせてみないとわからないのですが、元マガジンハウス勤務として言うと「90%が広告出稿の依頼」です。
つまり、取材ではありません。
*取材って?
マスコミ側から見た取材とは
です。
今回のケースなんですが、アカウントを見せていただくと、その雑誌本体やライターさんの個人アカウントからの連絡ではなく、別会社からの連絡でした。
マスコミが取材したいな、と思ったら、まず連絡します。
たいてい、わかりやすいタイトル『取材をお願いしたいのですが』などですね。
などと、何回もやり取りせずにご検討いただけるよう概要を書きます。
今回は「うちの雑誌に載りませんか? 詳しい点はご連絡ください」としか書かれていないので、広告の可能性が非常に高いです。
*広告とは?
ずばり、お金を出して自分たちのことを載せてもらうもの、です。
今回のケースでいうと、巻末の広告ページがあてはまります。
1ページだと100万円〜という媒体もあるようです。
巻末ですし、他の方の広告も載っているページであることから、実はあんまり見られません。主宰している講座の受講生さんも、某女性誌に「載せませんか?」と言われ取材だと思っていたら広告記事だったそうです。
取材=0円である、ということを知らなかった受講生さんは40万円を払って広告出稿。写真も撮ってもらい、記事のような感じの広告が出来上がり(PRと明記されていたそうです)になったものの「問い合わせは1件も来ませんでした」と仰っていました。
最近、SNS起業家さん中心に「雑誌へ広告記事を出す」方が増えているのですが、広告部ではなかった元マスコミから言うと、意味はないと思います。
雑誌に載った広告記事を使って「雑誌に載りました〜」と言っている方、多いんですが、厳密に言うと「雑誌に出稿した広告が載りました」。
たまに「広告記事が出たら取材に繋がることもある」と言っている広告代理店もあるそうなのですが、ほとんどありません。
記者や編集、ライターは広告ページ見ませんから。
また、雑誌本誌に載ったわけではないので、検索にもひっかからないんですよね。
つまり、100万円払って自分のサービスや写真を巻末ページに載せただけ、なんです。
雑誌の広告ページは、インターネット、SNS広告と違って数値が取れません。CVR(商品の購入や申込みに繋がった率)が何%だったのかなど、わからないんです。
「それでも載りたい!」ならいいと思います😊
ただ、費用対効果を求めるなら、取材のほうがいいのではないかしら?と思うんですよね。
*回答まとめ
取材ではなく、広告出稿の可能性が非常に高いです。
取材にはお金がかかりません。
お金の話が出てきたら、広告かをきちんと聞いてみてくださいね。
実際に、雑誌掲載について広告代理店とのトラブルが増えているとも聞いています。
広告は自分たちの言いたいことを言えますが、取材は記者やライターさんがインタビューをして、言葉をわかりやすく、またよりよく変換して書いていきます。もしVさまが取材された場合、Vさまの言いたいことがそのまま全部掲載されることは少ないのですが、より潜在顧客に伝わりやすい内容になっていると思います(確かな媒体で、いい編集・ライターさんだった場合)。
取材されると、0円でVさまのお名前やサービスが雑誌に載ります。
巻末の広告ページではなく、きちんとライターさんや編集が関わったメインページです。また、ウェブ版があるところがほとんどですよね、なのでネット上にも記事が載る、つまり検索にも引っかかりやすくなることは魅力です。
ゆえに、私は広告掲載ではなく、取材で掲載されることをおすすめします😊
「どうやって?」はこちらでお伝えしております。
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