見出し画像

K-1ビザ申請から取得までの流れ 【自力でK-1ビザ】

(以下、2018年10月投稿のあぼカド日記より、2022年1月改訂・再投稿)

こんばんは。今日は長年契約していた携帯会社さんから格安SIMに切り替えてきました。あぼです。

今月でちょうど今の機種の契約開始から25ヶ月で、違約金なく解約できました!!やった!!
来春の3〜4月頃には渡米できるんじゃないかなぁと踏んでいるので、ちょうど利用開始6ヶ月目から解約金がかからない格安SIMの会社さんにしてきました。(その頃には渡米できますように……( ; ; ))

K-1ビザの申請は(結婚ビザもですね)待ち時間が長いので、こうゆう細かいけどやらなきゃいけない事をちょっとずつ片付けていくと良いのかな、と思います。
気がまぎれるし、いつかはわからんが本当に移住するんだ!!ってほんの少しでもワクワクするし。

さて!!
今日はとうとうK-1ビザ(婚約者ビザ)の申請から取得までの流れについてお伝えしていきたいと思います。

K-1(婚約者)ビザ申請〜取得までの流れ

まずは在日米国大使館のHPをチェックしてみましょう。

申請資格

K-1ビザを取得するためには、次の条件を満たさなければならない、と書いています。

  • 一方が米国籍者であること

  • 双方とも法的に結婚できる状況であること。すなわち、双方とも現在結婚していないこと

  • 双方がこれまでに直接会っていること

  • 婚約者が婚約者ビザを所持して米国に入国した日から90日以内に結婚する予定であること

これらはそのまま大使館のホームページから引用しました。
この条件を満たしていれば、K-1ビザの申請はしても良いということになります。

申請方法

①請願書(I-129F)の提出

出ました、I-129F。
K-1ビザの申請手続きを開始するに当たって、一番最初に仲良くしなければならないこの請願書。(I-129Fの書き方については次記事をご覧ください。

まずは米国籍婚約者(=請願者、アメリカ人パートナー)がこのI-129Fという請願書をアメリカの移民局(USCIS=United States Citizenship and Immigration Services)に提出しなければなりません。

イメージとしては、アメリカ人のカドさんが、外国籍を持つあぼを、婚約者としてアメリカに連れてきたいんですけど良いですか?とアメリカの移民局にお願いする感じです。

ですので、あくまでもこれはアメリカの移民局に提出するものであり、決して在日の米国大使館や領事館に出すものではありません。

もっと言えば、I-129Fに関する疑問も何もかも、在日米国大使館や領事館では受け付けてもらえません。(私も一度電話をしたことがあるのですが、「USCISに直接聞いてください。」と言われてしまいました。)

このI-129Fの提出後は、日本ーアメリカ間の行き来はB-2ビザ(短期の観光目的のビザ)があれば可能、と言った内容も記されていましたが、裏を返せばB-2ビザを申請・取得してからじゃないと旅行しちゃダメよ。ということになります。

多くの方が、「申請期間中もパートナーに会いに行くために、B-2ビザをとったほうがいいの?」と悩むと思います。
ですが実は私、B-2ビザを取らずにESTAだけでカドさんに会いに行って来ました。
入国審査員に返されたどうしよう、と直前までガチガチでしたが、無事アメリカ入国・出国できました。

この体験や入国時のために揃えた書類については、別記事でまとめているので、申請中にアメリカに遊びに行きたい!という方はぜひチェックしてみてください!!

②NOA1が届く

さて、I-129Fの提出から約1週間くらい(期間に差あり。友人の中には2ヶ月くらいこなかった!というケースもありました。)で、請願者の元へNOA1という「請願書受けとりましたよ」というお知らせがきます。電子メールでのお知らせも登録した人は、メールでもきます。

私たちは2018年6月27日にカドさんがEMSでI-129Fを送り、7月6日に「請願書受け取ったよ。これからちゃんとしたNOA1をカドさんの住所に送るよ。」というお知らせのEmailを受信しました。実際のNOA1は紙1枚で簡易的なものでした。NOA1には6月29日に書類を受け取ったよ、と書いてあったので、約2日でカリフォルニアサービスセンターについたってことですね。 意外と早くてびっくりしました。

さあ、ここからはひたすら待ちの期間です。

待って待って待って待ちまくる。

その間早くとも6ヶ月くらい(と言われている)。長いケースは1年くらい、もしくはそれ以上もかかるとも言われています。

私とカドさんのケースは今ここです。ケースステータスをチェックできるアプリでは、請願書提出から今日で142daysと書いてありました。つまりもうすでに5ヶ月弱待っていることになります。つい最近までは、K-1ビザのこと自体あんまり考えないように心がけていました。じゃないと心が折れる!!笑

(2022年追記)なんと今はアプリを使用しなくてもUSCISにてケースプロセス時間をチェックできるようです!!私のケースはもう閉じてしまい確認ができないのでどのくらい正確なのか、定かな情報ではないのですが、一つの指標としてチェックしてみるといいかもしれません。(^^)
Case Processing Times のチェックはこちら

兎に角その待ちの期間を抜けるとそこには…

③請願書の許可・NOA2が届く

USCISで請願書の許可が下りると、請願書許可通知(NOA2)が米国籍請願者(カドさん)へ郵送されます。もし、この手続きを行うのに弁護士さんにお願いしている方は、この通知はまずその登録している弁護士さんの方に郵送されます。

請願書は追加の手続きのために、ナショナルビザセンター(NVC=National Visa Center)というところに送られ、それからビザ申請者である婚約者(あぼ)の居住地を管轄する大使館・領事館へ転送されます。

許可が下りた請願書は4ヶ月間有効です。(有効期限はUSCISから米国籍請願者へ郵送されたI-797請願書許可通知NOAに記載されています。) Kビザはこの期限内に申請が必要ですが、4ヶ月以内に申請できない場合は期間の延長手続きが必要になります。その際は大使館のホームページ(ブログ上にリンクあり)に手続き方法詳細が記載されているので、チェックしてみてください。

④大使館・領事館からインストラクションが届く

③で出てきたNVCというところから日本の大使館・領事館に請願書が送られます。日本の大使館・領事館はその請願書を受領次第、Emailもしくは郵送にて婚約者ビザに必要な⑤以降のインストラクションを送ってきます。この場合は、アメリカ国籍の方ではなく、我々日本に住むビザ受給者の方に、です。

以前、NOA2が届いたのにインストラクションがさっぱり届かず、Kビザ申請の期限(4ヶ月)を超えそうになったという方のブログを読みました。そのようなことが起こらなくもない、のでその際は大使館に連絡したほうが良いでしょう。

⑤DS-160オンライン申請書の作成と送信

インストラクションが届いたら、DS-160オンライン申請書に必要事項を入力し送信します。作成が完了すると確認ページが表示されるので、印刷します。これはこの後の大使館で行われる面接で必要になります。

DS-160とは、ESTAの面倒臭いバージョン(ごめんなさい。)みたいなもので、個人情報や家族のことなどたくさんの質問項目にオンラインで答えるものです。身分証明の写真のアップロードなども必要になって来ます。
(そういえば昨年F-1(学生)ビザを申請する際のことですが、入力して次のページの質問に答えようとするたんびに「セッションタイムアウト」と何度も白紙に戻ったのを覚えています。あれをまたやるのか…。)

⑥プロフィールの登録

在日米国大使館のホームページにてプロフィールの登録をします。ログイン後、「プロフィールのアップデート」をクリックし情報を入力します。
この段階では面接予約は取らないように、との注意書きがあります。面接予約はこの後のステップだそうです。

⑦必要書類の収集

必要書類は下の大使館のページでも確認できますが、パスポート、DS-160、申請料金、出生証明書や警察証明、健康診断などなどです。
該当する書類全てを面接の際に持って行く必要があります。必要書類のチェックリストはこちら

2021年以降新たに追加されたのは、

  • コロナウイルスに対する予防接種

  • 2歳以上の米国への渡航者は、フライトが出発する3日以内に検査を受け、搭乗日にCOVID-19検査の陰性証明書を航空会社に提示の必要あり。 COVID-19から回復した申請者は、陽性反応が出てから3ヶ月以内の渡航で、適切な書類を提出できる場合、渡米のためにCOVID-19検査を受ける必要はなし。

という項目です。

⑧申請料金支払い、ビザの面接予約

⑦で全ての書類が揃ったら、とうとう面接予約です!!⑥で作成したプロフィールにログインし、面接予約を行います。ビザ申請料金を支払います。

⑨大使館にて面接

領事館ではありません。大使館です!!学生ビザの時は領事館でOKだったのですが、K-1ビザは東京か那覇にある大使館での面接が必要になります。

そしてとうとう…

渡米!!!

途中からザザザッと書いてしまったのですが、大まかな流れはこのような感じです。
1つ1つの手続きについては、別記事にて細かく解説していきたいと思います。

ここまで書いていて思ったのですが、NOA2が届きインストラクションが手元に届いたら、バタバタしそうだなぁ…NOA2のあとは、あっとう間に渡米までの時間が過ぎそうですよね。

次記事ではI-129Fイントロダクションを完全翻訳!また、内容について詳しく解説していきます。
次記事はこちら

それでは今日はここいらで。

おやすみなさい!!

あぼ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?