近藤俊太郎

アイスタイル T&C開発センター センター長 兼 VPoE/アバンギャルド茶会…

近藤俊太郎

アイスタイル T&C開発センター センター長 兼 VPoE/アバンギャルド茶会主宰 IT茶人/アイスタイル芸術スポーツ振興財団 事務局長 年間500冊を読む、活字中毒患者でもある

マガジン

  • VPoE 近藤俊太郎の日記

    • 48本

    2021年7月からアイスタイルのVPoEに就任した近藤俊太郎のつぶやき。 テクノロジーとクリエイティブ組織のトップとして、どのようなことを考えているのか。また、日々読んで気になった書籍の紹介もしていきます!

  • 海外オークション「サザビーズ」で現代アートを落札した裏話

    初めて参加したオークションが「サザビーズ」のロンドン開催。 勢いあまって落札した後に起きる珍道中を一挙大公開!

  • ほぼ週刊 雑感書評

  • アートライフ

    現代アートについてこっそりと書き残すためのマガジン アイスタイル芸術スポーツ振興財団 ディレクター 近藤俊太郎 【表紙写真】SIDECORE インスタレーション@3331 ATR FAIR 2018

  • 気になる記事

最近の記事

  • 固定された記事

【オークション日記:総集編】サザビーズで現代アートを落札してみたら!?(全6話)

ずっと探していた「現代アート作品」をサザビーズのオークションで発見したことからはじまる「アートオークション珍道中」を全6話でお届けします。 国内のアートオークションでも落札したことがないにもかかわらず、いきなり舞台はアート大国「ロンドン」。 迂闊にも余計なものを落札しちゃう。配送料をボッタクられそうになる。届いてみたらすごいことになっているわで、どうしてここまでいろんなことが起きるのかと自分でも笑わずにはいられない面白ストーリー! それでは、どうぞお楽しみください。くれ

    • 【書評】地政学入門/佐藤優(角川新書)

      賛否両論あると思うけど、佐藤さんの本は結構好きです。笑 考察も深いし、難しいことをできる限り平易に説明してくれているのでしっかりと読みこむと自分が知らない世界を広げてくれる本が多い。(あまり読書の仕方みたいな自己啓発系は読まず、社会情勢を鳥瞰できるような本に限定ですが) ちょっと古い本ですがこの新書は面白かったですね。そもそも「地政学」は遅れた考え方という見方もあるようですが、現代に合わせた捉え方を展開してくれています。(2016年発売なので、その当時の話題が語られていて

      • 映画「エヴァンゲリオン」が楽しむ方法(初心者・入門編)

        3月8日(月)から劇場版「エヴァンゲリオン」の完結編(4部作の最終話)が公開されましたね。元々、1995年にテレビアニメシリーズとしてスタートしたエヴァンゲリオンもついにフィナーレ!(日本版スターウォーズみたいな超ロングランですね。個人的には本当にこれで終わるのか?と思っていますが。。。爆笑) シン・エヴァンゲリオン劇場版:||エヴァファンみたいな書き方をしちゃいましたが、一度も見たことがありませんでした。(過去形なのは、ここ数日でデビューしました!笑) 天邪鬼なのでみん

        • 花粉症との決別「舌下免疫療法」をはじめてみる

          30年くらい「花粉症」とお付き合いしてきましたが、そろそろお別れします。笑 普段、ほとんど薬を飲みません。気合と根性の自然治癒派です。病気なんて寝りゃ治るでしょ!という古い考え方の人間なんです。。。笑 スギ花粉を全力で受け入れるだから、花粉症もアレルギーだから拒絶するんじゃなくて全身で受け入れたら仲間になるはず!と花粉症時期はマスクもせず全開で花粉を受け入れてきました。(花粉症如何にかかわらず、コロナのせいでマスクしなくちゃダメそうですが。。。マスク嫌い。) ということ

        • 固定された記事

        【オークション日記:総集編】サザビーズで現代アートを落札してみたら!?(全6話)

        マガジン

        • VPoE 近藤俊太郎の日記
          48本
        • 海外オークション「サザビーズ」で現代アートを落札した裏話
          7本
        • ほぼ週刊 雑感書評
          6本
        • アートライフ
          14本
        • 気になる記事
          2本
        • memothod(メモソッド)
          4本

        記事

          【シリーズ 最終話】アバ茶陶器市で活用した無料オンラインツール

          「アバ茶陶器市します!」 とFacebookに投稿してから、実施するまで3週間くらいだったことに改めてビックリしました。笑 それもこれも「無料オンラインツール」が充実して、便利になったおかげですね。 最終回は、アバ茶陶器市で活用したオンラインツールについてまとめて終わりにしたいと思います。手始めは「告知」についてです。 アバンギャルド茶会でイベント告知をするときは「ホームページ × Facebookイベント」が基本です。 「そもそもFacebookでユーザー基盤がない

          【シリーズ 最終話】アバ茶陶器市で活用した無料オンラインツール

          【シリーズ 第3話】アバ茶陶器市で意識した「購入方法」とは?

          ちょっと真面目にマーケティング的に書いてみます。笑 西武渋谷「現代茶ノ湯スタイル展 縁」や「アバ茶 涙の茶道具売立」などの販売に関連するイベントを企画してきましたが、ぶっちゃけデータは見ずに感覚でやってきました。 せっかくなので「アバ茶陶器市」をデータから見てみました。 購入者の傾向手前味噌ですが、アバ茶のイベントは「リピーター」と「新規顧客」のバランスが良いと思います。10年以上活動してしていますが、初めて参加してくださる方がいて、ありがたい限りです。 アバ茶陶器市で

          【シリーズ 第3話】アバ茶陶器市で意識した「購入方法」とは?

          【シリーズ 第2話】アバ茶陶器市で活用した「ライブ配信」

          今回、一番のチャレンジは「ライブ配信」でした。3日間を通じてなんと10回もやってしまいました。。。(詳細:ライブ配信タイムテーブル) 実は「ライブ配信」初挑戦でした!とりあえず、やってみなければ分からない!百聞は一見に如かず!ということで手探りのまま導入。 「作品紹介」だけじゃ意味がない!メインコンテンツはアバ茶陶器市の作品紹介でしたが、コンテンツは3パターン用意しました。 1.販売してる「作品紹介」タイム(毎日朝イチの日課) 2.茶の湯よもやま話 対談 3.陶芸家との

          【シリーズ 第2話】アバ茶陶器市で活用した「ライブ配信」

          【シリーズ 第1話】オンラインイベント「アバ茶陶器市」の裏側

          5月2日(土)~5月4日(月・祝)の3日間で完全オンラインで茶道具を販売する「アバ茶陶器市」というイベントを開催しました。コロナの影響で全国で軒並み中止になった「陶器市」をオンラインで開催できないかな?といういつもの突然の思い付き企画!(というか、最近全然できていなかったので重い腰を久しぶりにあげる結果に!?笑) 「販売」と「購入」スタイルの転換期「おうち時間」によって、今年のGWの過ごし方が一変しました。「出たくても、出られない」ストレスは半端なかったはずです。僕もこのイ

          【シリーズ 第1話】オンラインイベント「アバ茶陶器市」の裏側

          sansan新CMが面白い?~CMで「本編」が見られないCMという手法

          名刺管理サービス「sansan」と言われてピンとこない人でも、松重豊さん演じる主人公が発する「それさぁ、早く言ってよ〜」というセリフでお馴染みのCMと言えば「ああ~!」という方もいらっしゃると思います。 そんなsansanが第7弾の新CMを発表したらしい。 見たいのに見せてくれない作戦?というのも、ほとんどテレビを見ません。。。笑 でも、先日タクシーに乗っていたら同僚が 「そういえばsansanの新しいCM、見ました?面白いんですよ!」 と教えてくれました。(タクシー

          sansan新CMが面白い?~CMで「本編」が見られないCMという手法

          【ほぼ週刊 雑感書評】「表現の自由」について考えてみた(「表現の自由」の明日へ/志田陽子)

          あいちトリエンナーレの「表現の不自由展・その後」をきっかけに「表現の自由」について語られることが多くなりましたね。絵を描いたり、文章を書いて表現することに「外的圧力があってはならない!」なんて言われることが多いのですね。 題字ロゴ(木版):いちむらみさこ(2015年同展ポスターより) でも、本当に「表現の自由」の意味を理解しているのだろうか?やっぱりそういうときは本から学ぶのが一番ですね。ということで「憲法」に書かれている表現の自由について調べようと思って本屋へ。 日本

          【ほぼ週刊 雑感書評】「表現の自由」について考えてみた(「表現の自由」の明日へ/志田陽子)

          【ほぼ週刊 雑感書評】中村好文 小さな家の物語 ~住宅に「愛」を感じる

          建築を習いたくて美術大学へ一時期、某美術大学で建築デザインを学ぶために通っていた。元はと言えば、いずれ茶室を自分で設計したいと思っていた。 そのときに貪るように建築家の本を読んでいた。自分はどんな建築が好きなんだろう?どんな建築家が好きなんだろう? 安藤忠雄や隈研吾のように壮大なプランと建物を作る建築家も好きだけど、やっぱり茶室に通ずる「住宅建築」にこだわりを持っている建築家が好きだということに気がついた。 「住宅建築」に惹かれてその中で圧倒的に惹かれるものを感じたのが

          【ほぼ週刊 雑感書評】中村好文 小さな家の物語 ~住宅に「愛」を感じる

          【芸術蒐集癖 Vol.4】松下徹/COSMIC WAVE 「ストリートアート」と「茶の湯」の関係

          「ストリートアート」と「茶の湯」の接点平日は「ITベンチャー」で働きながら、週末に「茶の湯」をしていると 「真逆のことをされてますね?」 と言われます。確かに「IT」と「茶の湯」と並べると対極にあるものに見えますね。でも、長くやっていると「そうではないのでは?」と思うようになってきました。 「静」と「動」、「陰」と「陽」のように対極の概念を取り入れてバランスを取っているのが「茶の湯」なのです。 つまり、「IT」と「茶の湯」も「静」と「動」と同じ関係だと思うのです。全力

          【芸術蒐集癖 Vol.4】松下徹/COSMIC WAVE 「ストリートアート」と「茶の湯」の関係

          【ほぼ週刊 雑感書評】ノーサイド・ゲーム(池井戸潤) 半沢直樹節を久しぶりに見たぞ!

          ラグビーがテーマか。。。今年9月に日本で「ラグビー」のワールドカップが開催されますね。時事に沿ったテーマで小説書くのは鉄板の法則ですね。 「池井戸潤は好きだけどラグビーにはそんなに興味ないなぁ。。。でも、ちょうど読むものなくなったから読んでみるか。」 なんとも消極的な気持ちで手にしました。 あれっ?何かが違うぞ!?読み始めてすぐに気がつきました。単純なスポ根小説ではないぞ。。。やはり池井戸節の利いているビジネス小説ではないか! 火がついたら止められません。もう、先が読

          【ほぼ週刊 雑感書評】ノーサイド・ゲーム(池井戸潤) 半沢直樹節を久しぶりに見たぞ!

          【ほぼ週刊 雑感書評】「現代写真アート原論」 写真ってアートなのか?

          写真はアート?京都造形芸術大学 外苑キャンパスのオープンキャンパス「藝術学舎」でアートコレクター 宮津大輔さんが講師を務める「現代アートを知りつくす」という講座を数年前に受けました。 アート業界で活躍されている方をゲストに迎えて行う対談形式の授業は毎回なかなかに刺激的でした。テーマは忘れちゃいましたが、著者の一人である後藤繁雄さんがゲストのときに 「写真は日本人アーティストが食い込んでポジションを取れる可能性が高いジャンル」 と話されていたのが印象的でした。「日本画」は

          【ほぼ週刊 雑感書評】「現代写真アート原論」 写真ってアートなのか?

          【オークション日記:最終章】仰々しい「請求書」が送られてきたぞ!?汗

          前回は「第五章 配送編 配送会社からの不穏な電話。届いたけど。。。」とまさかの巨大梱包で配送される事件でした。「オークション日記」もいよいよ最終章!終わったかのように見えたオークション体験も最後の最後でまたひとネタ提供させて頂きます。笑 やっぱり届いたよ「請求書」。。。 「悲劇」は忘れた頃にやって来ると言いますが、予感的中!?作品が届いて1ヶ月後。平穏な風が吹き始めたころ、こんなものが送られてきました。 「請求書」って書いてある。。。それも、かなり仰々しいやつ。でかいし

          【オークション日記:最終章】仰々しい「請求書」が送られてきたぞ!?汗

          【オークション日記:第五章 配送編】配送会社からの不穏な電話。届いたけど。。。

          前回は、「第四章 支払編:送料ぼったくり?だまされてる!?」と悲劇?喜劇?みたいなお話しでした。さて、今回は手続きも無事完了して作品の到着を待つのみ!だったはずなのですが。。。 ロンドンを出発しました数日後、 「FedExで発送しました。トラッキングコードはこちらです。」 という連絡がきました。 「よしよし、今回は大丈夫だね!」 「あれ?トラッキングコードを入れても追跡できないぞ。。。まあ、日本の配送会社もすぐに追跡できないことあるから、それだな。」 これまで散々

          【オークション日記:第五章 配送編】配送会社からの不穏な電話。届いたけど。。。