sansan新CMが面白い?~CMで「本編」が見られないCMという手法
名刺管理サービス「sansan」と言われてピンとこない人でも、松重豊さん演じる主人公が発する「それさぁ、早く言ってよ〜」というセリフでお馴染みのCMと言えば「ああ~!」という方もいらっしゃると思います。
そんなsansanが第7弾の新CMを発表したらしい。
見たいのに見せてくれない作戦?
というのも、ほとんどテレビを見ません。。。笑
でも、先日タクシーに乗っていたら同僚が
「そういえばsansanの新しいCM、見ました?面白いんですよ!」
と教えてくれました。(タクシー広告で思い出したらしい。それだけでもすごい広告効果!?)気になってその場で即検索。
何やら意味深なリスティング広告!この時点で、完全に術中にハマっているわけなんですが、あえて乗っかりましょう。
ほうほう。インパクトのあるランディングページ!が、しかし。。。
Google先生に導かれたのはランディングページには。。。
新CMがどこにもない!?
と心の中で叫ぶ。こうなると人間、どうしても見たくなるわけです。さらに検索を繰り広げる。もしかしたら、資料をダウンロードしないと見せてくれない?いやいや、そんなことはないでしょ。
で、たどり着いた先がCMのプレスリリースページ。
sansanプレスリリースページ
さらにそこから新CMの特設サイトがあるようで、ようやく新CMを見ることができました!笑
sansan新CM特設サイト
sansanはビジネス向けサービスです。多少、マーケティングに携わっていると興味が先行して思わず調べたくなる!という心理を突いているはず。(もし、本当にそうならまさにその罠にハマったわけで。。。)
さらに、新CM見たいのにあえて見せない!というツンデレ方式も計算なのか!?普通なら素直に見せるところだけど、ちょっとその前によかったらサービスのことを知ってね。ということなんだろうね。(つまり、UX的にはどうなんだ?と一瞬思ったんだけど、目的がCMを見せることではないわけだから、至極当たり前な手続きなのかな?と。)
CMで「本編」が見られないCMという手法
今回、同僚から教えてもらったときに
「このCM、テレビだと本編が流れてないんですよ。なぜかメイキングシーンが4パターンあって・・・」
と言うではありません。
「CMで本編が見られない?」
ちょっと前だと「続きはウェブで!」みたいな手法でその場で検索させることが流行りましたが、お決まりの「続きはWebで!」もない。
ちなみにこちらが「松重豊」篇。
生活者の中で「続きはウェブ ってこどでしょ?」という意識が自然と生まれる。(つまり、慣れ)一方で、こうやってビジネスパーソンの間でクチコミによって伝播することを狙った。でも、そのときには余白を残しておく。「言いすぎないこと」が肝なのかも(でも、これができるのもB to Bビジネスだからこそかな?)
そして、こんな大胆な意思決定できるのも素晴らしいと思います。
どうしても、こんなことして本当に効果あるのだろうか?とか考えちゃいますからね。。。(放映が始まったばっかりなので、実際にどんな結果になるのかはわかりませんが、こうやって面白がっている人間がいる時点で一定の価値はあったということなのかな?笑)
最近、こんなことを考えてみる時間と余裕も持ててなかったのでよかったかな。改めて、もう少し自分も攻めてみようかなあ。爆笑
【第7弾】面識アリ2019 まるごとやられた篇
「面識アリ」シリーズ総集編(第1~7弾まで一気見)
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