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【シリーズ 第3話】アバ茶陶器市で意識した「購入方法」とは?

ちょっと真面目にマーケティング的に書いてみます。笑
西武渋谷現代茶ノ湯スタイル展 縁アバ茶 涙の茶道具売立などの販売に関連するイベントを企画してきましたが、ぶっちゃけデータは見ずに感覚でやってきました。

せっかくなので「アバ茶陶器市」をデータから見てみました。

購入者の傾向

手前味噌ですが、アバ茶のイベントは「リピーター」「新規顧客」のバランスが良いと思います。10年以上活動してしていますが、初めて参加してくださる方がいて、ありがたい限りです。

属性

アバ茶陶器市で購入者の3人に1人は初めての方でした。オンラインということで、エリアなどの制約もなかったのが要因かな?ということで「エリア別」で見てみると

エリア

首都圏以外(東京近郊)が30%で、北は「北海道」から南は「九州」まで全国各地からご注文を頂きました。リアルイベントだと、ご来場していただくにも限界がありますが、オンラインだとそれがないのが良い点でしたね。

デジタルなのにあえて「アナログ」な購入方法

展覧会が中止になり、「STORES」や「BASE」などのネット通販サービスを活用した販売を導入するところが増えてきました。

クレジットカードをはじめとした決済サービスとも連携していて、便利な機能が盛りだくさん!出展する方も、購入される方もとても便利な環境が整ってきました。

と、ここまでは真面目な感じでしたね。笑

ここからは超感覚的な話しをしてみます。元来、天の邪鬼な性格でして、同じことはしたくない。。。ということで、アバ茶陶器市ではちょっと違うやり方を試したいなあと当初から思っていました。

「新しい出会いの場を作りたい」

販売アイテムは「茶道具」だけで、安いものではない。だったら、便利を超える価値を提供したい。それは作品を知る機会を作ること!なのかな?と。

なので、あえて「ネット通販サービス」は使わずに不便かもしれないけど、どれだけ分かりやすく伝えられるか!を重視できる方法を編み出すぞ!

作品リストは「写真」が命?

何よりも作品を知っていただくためには「写真」が大事ですよね?
撮影して、ひとつひとつ登録するだけでも相当な手間がかかります。。。なのでたくさん撮っても簡単に管理できる方法がないか?

こちらに一部当日の様子を再現してみました。(すでにイベントは終了していますので購入はできません)

「Googleフォト」というサービスを使って、作家ごとにフォルダを作って写真をガンガンアップしました。ちなみに「Pixel 3a」というスマートフォンで撮影しました。もはやデジカメが不要なクオリティです!?

作品リストは「Googleスプレッドシート」というエクセルのようなクラウドサービス(インターネット上で操作できるサービス)です。リアルタイムで更新できるので、在庫状況を即時で更新して公開できるのが便利でした。

3日間という短期決戦なら無料の「クラウドサービス」だけでも十分できました!(ずーっとお店のように続ける場合は向かないかもしれません)

「プライベート接客タイム」というサービス

「ライブ配信」のときに「1 対 1の接客」と「1 対 Nの接客」について書きました。(改めてはこちらから)それでも、ゆっくりと個別接客を受けて作品について知りたい!という方も絶対にいるはず!

個人的にはどこまでニーズあるかな?と企画しながら半信半疑での試験導入でしたが、見事に5枠満席!もちろん、成果も上々。爆笑

このサービスをご利用いただいた方は、明確な目的や意思を持たれていたと思います。(つまり、狙いの作品があった可能性が高い。)だからこそ、もっと詳細を知りたい!という想いに応えるのも大事な使命だったなあ~と痛感しました。

ということで、第3話はちょっと真面目な話しから、直感的な対応についてまで長々と書いてしまいました。ちなみに参考までに超不便な購入方法についてはこちらをご参照ください。笑

最終回の次回はアバ茶陶器市で使った各種ツールについての詳細解説です!

>>>【シリーズ 最終話】アバ茶陶器市で活用した無料オンラインツール

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