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何もかもを綺麗にしたいから、ここ最近は色々と整理を行なってきた。

僕は小学生の頃から整理整頓は大の苦手で、通信簿でも最低評価以外を得られたことがない。

そんな自分が部屋を片付け、人間関係の清算さえも行っている。本当に普通ならあり得ないことだ。

向き合うのが嫌で避けていた人らとコンタクトを取り、ひたすらに謝罪を行い続けている。


「なんであのとき私を捨てたのよ」


「あなたのことを信じていたのに」


「中途半端に人を助けようとするな」


「裏切り者だよ、××くんは」


「お前は最低の屑だ」


「何で生きてるの?」


彼女たちの言葉が止まることはなく、ひたすら僕を糾弾し続けた。ただただ受け止めるしかなかった。何故なら向き合わずに逃げたのは僕だから。

ここ数週間は説明会の合間を縫って何とか予定まで漕ぎ着けて各々と対応を行っていた。一部ブロックされていたり、交流NGされることもあったが半数以上は会うことができて良かったと思う。

正直、今僕はスッキリしている。確かに罵倒されるのは辛いものがあるが、向き合った上できっぱりと縁を断ち切ったことで僕の身体にまとわりついていた亡霊達が消え去ったような感覚がある。

あと一つ、あと一つだ。

明日さえやり切れば、もう僕は過去と完全な別れを告げることができる。

全てを失ったものは本当に強い。


王者とは孤独なものだ。


そして孤独とは自由。


見せてやるさ。


自由を手に入れた私の持つ、全てをねじ伏せる力を。

サポートが嬉しいと言うよりも、君という1人の人間に楽しんでもらえたことを実感できることが何より嬉しいです。