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決して忘れてはならない『モノづくり』の重要性~IoT‐AI時代を生き抜く~

 日経電子版の記事【「エネルギーハーベスティング」 携帯電波で発電
Nexttech2030】は、現在進行形の第4次産業革命の時代に爆発的に増えていく膨大なIoTデバイスのセンサーを実際のところどうやって稼働させるのか、その電力問題の解となる『エネルギーハーベスティング』(身の回りにある熱・振動・電波など様々な低密度エネルギーを捕捉して電気エネルギーに変換するテクノロジー)に関する大変興味深いリポートです。



 確かに、第4次産業革命の進行と共に、IT化が進行し、IoT‐AIをアクセラレータとしたディスラプションが進んでいくとしても、肝心のIoTセンサーを稼働させる電力の問題が解決されなければ、全ては絵に描いた餅に終わってしまいます

▶『エネルギーハーベスティング』によって達成
 できる事

① 電力コストがゼロに。

② 電力を供給する配線が不要に。

③ 電池交換などの保守コストが低減される。

④ 電力を供給するための工事(配線など)が不要に。

⑤ IoTセンサーを様々な場所に設置できる(設置の自由度が向上)。
                           など



 この事実は、IT化の時代にあっても、それを支えるテクノロジー、ハイテクの『モノづくり』の重要性は何ら変わらないことを如実に物語っています。

 そもそも、人類はその太古の進化の過程で、『道具』を操るスキルと『コミュニケーション』を交わすスキルを獲得することで生き残ってきたのであり、この『道具』と『コミュニケーション』という2種の神器は、今の時代にあっては、『ハイテク』と『ICT』、『モノづくり』と『IT』として綿々と受け継がれている訳です。
 第4次産業革命のIoT‐AI時代を生き抜く道の一つに、『モノづくり』のハイウェイが王道として燦然と輝いていることは間違いないでしょう。



#COMEMO #NIKKEI

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