サスティナビリティとディスラプション
日経電子版の記事【エネルギーバトル 電力、代わる主役(上) 技術が変える供給網、大手介さず個人で融通】は、再生エネルギー(自然エネルギー)のテクノロジーとIT(情報技術)によって、個人間・地域内で電力を自在にやりとりできるようになった現状をリポートしています。
まず、記事から、新旧電力のビジネスモデルを対比してみると――
▶新旧ビジネスモデルの対比
●電気は、需給バランスが崩れると停電する。
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(旧来のモデル)電力会社が、巨額の投資で多くの巨大発電所と長大な
送電網を抱え、稼働率の変化で供給量を調整する。
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(新しいモデル)再生エネルギーの発電テクノロジーとITによって、
個人間・地域内で電力を自在にやりとりする。
①AI+IoTによって、電気を余った所から足りない所へ、安く作れる場所
から市場で高く売れる場所へと自動で調整。
②蓄電池の性能の向上と価格の低下。
ここで起きている事は、まさに、第4次産業革命の時代のアクセラレータである『AI+IoT』によって、再生エネルギーの発電テクノロジーの持つポテンシャルが最大限引き出され、発電の世界にイノベーションが起きている、という状況です。
サスティナビリティ(持続可能性)な再生エネルギーも、それだけではイノベーションとは言えませんが、『AI+IoT』によってテック化(IT化)されることで、ディスラプション(創造的破壊)を起こし得るのです。
この記事の事例は、電力に関するものですが、広く持続可能性を追求するテクノロジーが、『AI+IoT』と組み合わさった時、そこにはイノベーションが起きて、旧来のモデルから持続可能なモデルへとディスラプションが起きる、そんな状況が読み取れます。
▶ 『サスティナビリティなテクノロジー』
+『AI+IoT』
=『イノベーション』⇨『ディスラプション』
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