モノからサービスへのシフトが成長の鍵
日経電子版の記事【10年前の装置を最新型に ASMLが磨いたサービス力】は、半導体露光装置でシェア9割のオランダ「ASML」のポテンシャルの秘密をそのサービス力にあると読み解くリポートです。
記事では、様々な視点から強さの秘密が解き明かされますが、なかでも、故障対応などの保守点検から、部品交換などによって旧型を最新型のスペックに近付ける改造まで、幅広いサービスを充実させている事がクローズアップされます。
確かに、サービスが充実していれば、需要変動が上向きな時には設備投資で稼ぎ、逆に需要変動が下向きな時にはサービス需要で稼ぐことが出来る訳で、その卓越したビジネスモデルには、顕著な需要変動への耐性が認められるのです。
旧来のプロダクトアウトなビジネスモデルから、より顧客に寄り添ったシステムへと、モノからサービスへとプロダクトのタイプを一早くシフトさせることは、第4次産業革命の時代、コト消費の時代、シェアリングエコノミーの時代にマッチした施策であり、継続的な成長の鍵を握っていることは間違いなさそうです。
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