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アフターコロナを導く価値観とは

 日経電子版の記事【コロナが呼ぶ資本主義の分岐点(十字路)】は、ウィズコロナ・アフターコロナの資本主義のあり方を問う骨太のオピニオンだと思います。



 この記事の核心をなすのは、何と言っても「(記事冒頭より)新型コロナウイルスの広がりが我々の社会や思考に与える影響について、長い目線で大局的に5つ整理」している点です。

 その部分を、自分なりに再整理してみると――

▶コロナによって再認識される価値観

(1)「(記事より)人も企業も一人では生きられない」
  ⇨『人と人との繋がりの再認識』・・・人と人との繋がりの重要性、
          そして、その
継続性と共存共栄。人類が一丸となる
          ことで、様々な社会課題を解決していく。

(2)「(記事より)本当に大切なもの、必要なものの選別」
  ⇨『価値基準の再定義』・・・行動の制限・経済的(モノ・サービス)な
          制約等により、「本当に大切なもの」という価値基準
          が台頭した。

(3)「(記事より)安全、安心への関心が高くなっている」
  ⇨『安心・安全の再認識』・・・目先の事、利益の追求の陰で、イベント
          リスク発生時や長期的視点での安心・安全が脅かされ
          ていないか


(4)「(記事より)ICT(情報通信技術)化も加速」
  ⇨『DX・IT化・オンライン化のベネフィットの再認識』・・・なかなか
          DX・IT化に踏み切れていなかった事への後悔、反省。
          (例:行政のIT化の基盤がもっとしっかりと出来て
          いれば、給付金の電子申請はもっとスムーズに。)

(5)「(記事より)その一方でリアルへの渇望がつのっている」
  ⇨『リアルの価値の再認識』・・・リアルな体験価値を遮断されることで
          そのベネフィットがクローズアップされ、IT化と
          リアルな施策とのバランスを取ることの重要性

          再認識されてきた。



 (1)人と人との繋がりの中で様々な課題を解決すべく、(2)本当に大切な価値、(3)安心・安全等を再認識して、(4)IT化と(5)リアルのバランスを取る……それがウィズコロナ・アフターコロナを導く価値観であるとするなら、資本主義の概念に『SDGs(持続可能な開発目標)』と『ESG(環境・社会・企業統治)』、そして、『リアルとデジタルの融合』のエコシステムを組み込む、実装することは、待ったなしの喫緊の課題である、と言えそうです。

▶ウィズコロナ・
 アフターコロナの価値基準・・・サスティナビリティ・安心・安全など
      ⇩
▶ウィズコロナ・
 アフターコロナの資本主義・・・共存共栄の資本主義(サスティナブルな
      ⇩       資本主義)
      ⇩
▶ウィズコロナ・
 アフターコロナの課題解決・・・リアルとデジタルの融合(IoTでデータを
              収集し、AIのアルゴリズムで最適化する、
              デジタルツイン、など)
                 




(付記:2020年5月19日、皆様のおかげをもちまして、noteへの連続投稿が500日を達成できましたことに、改めてお礼を申し上げます。下記の拙稿で振り返りをしています。




連続投稿506日目。
 当ページにご来訪いただき、ありがとうございました!

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