あっちゃん

漢方薬局にお勤めして、お加持という気の調整をおこなっています。お加持と言っても、宗教意…

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漢方薬局にお勤めして、お加持という気の調整をおこなっています。お加持と言っても、宗教意識は全くありません。誰でもできるお加持を皆様にお勧めしています。 杏林ワコー薬局 https://kyourinwako.com/ 薬局内や遠隔で、日々お加持をしています。

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  • お加持のレッスン

    誰でもできるお加持、皆さんやってみませんか?

  • 薬局にて学んだこと

    長年漢方薬局にいる筆者が、学んだことをお伝えしていきます。

  • キレイに効くお話

    長年漢方薬局にいる筆者が、キレイについてお伝えします。

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書籍のご案内 お加持のレッスン

 4年前から、ワコー薬局にてご縁のある方たちと、東洋医学のお話を少しして、自分たちで気を感じて簡単なお加持を体験していただきました。『お加持のレッスン 自分でお加持をしてみましょう』  自身でするお加持の方法と、気と心のお話について書かれてあります。  パレードブックスより出版。当薬局と全国の書店、ネットショップで、11月27日発売です。1650円です。

    • お加持のレッスン、下げてもダメなら引いてみる

      押してもダメなら引いてみる、ということばがあります。 この場合、押してもというのは、下げてもという意味で、引いてというのは、下に力を足すことで自然に降ろすという意味。 本日のお加持です。頭から胸にかけて鬱滞がある患者さん。 そのあたりの気を下げれば、簡単に鬱滞は取れると思い、経絡人形の胃経を下げたり胆経を下げましたが、なんだか上手くいかない。これは悪血があるせいで気が下がらないのかと考え、血液循環を良くしようと、イメージで心臓をなでても、なんだか上手くいかない。 時間ばか

      • お加持のレッスン、痛みのあるところには

        体の痛みのあるところには、必ずと言ってよいほど水があります。帯状疱疹の方のお加持をしました。 帯状疱疹になると、発疹が出ている場所の神経が傷みます。 それは、その神経が炎症を起こし、まわりに水がまいてきて、その水が神経を圧迫するからです。 そのような時は、早い時期に、バルトレックスというお薬を服用して、発疹の発症を抑えることが必須です。痛み止めも必要でしょう。でも、発疹が出ていない場所でも痛みがあったり、そのお薬を飲んでも後々痛みが残ったりします。 このような時に、お加

        • お加持のレッスン、心臓や肝臓をなでる その2

          ある時のお加持です。 忙しくて体は疲労していて、足の裏のしびれや右膝の痛みがある方。行事があるので休んでいられないとのこと。 この方は、体の気を使いすぎているので、まず、心臓をなでて気をめぐらせる。肝臓をなでて気をめぐらせる。 足を触ろうかと思ったけれど、足の方に気を流した方が良さそうなので、胆のうをなでて、体の中の気をかき混ぜる。また、経絡人形の、左乳中に針を入れて気を流す。 このような感じでお加持を入れました。これで足の調子は良かったそうです。 ここでアドバイスをひ

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          お加持のレッスン、発疹アリガトウ

          第2部第1章 家庭の「気」学 に、発疹について書いてある編があります。 発疹は、体の中や外からの物理的、精神的な刺激に対して、皮膚が反応をした結果です。書籍の中では、精神的な刺激との関連について書きました。 そして先回、発疹について、漢方薬での気の動かし方を話すと伝えました。 これはひとつの例です。発疹の発症は10月、少し寒くなった頃でした。ぽつぽつと足や背中に出だして、漢方薬で治療していても徐々にひどくなっていきました。ただ、首より上には出なかったことと、かゆみが出てくる

          お加持のレッスン、発疹アリガトウ

          お加持のレッスン、体の外の気

          先回は、体の中の気についてお伝えしました。そして、体の気は、体の中だけではなく、体のまわりにもめぐっています。 第2章レッスン1 気を触ってみる にあるように、手のひらを体の外から体に向かって近づけてみてください。圧迫感を感じて、手が止まる場所があるはずです。それが、あなたの気がめぐっている場所です。 とあります。 午前の早い時間にお加持をしていて、3人くらい同じような気の滞りを感じて、経絡人形の同じ何箇所に針を打ったりめぐらせたりすることがあります。あー、今日はこういう

          お加持のレッスン、体の外の気

          お加持のレッスン、気が先行して、体の中の水や血液が動かされる

          先回の「お加持のレッスン、気をめぐらせてみましょう」で、体の中の「気」と「水」の関係が少しわかっていただけたでしょうか。そして、イラストには書かれてありませんでしたが、これに「血液」も加わります。 体の中は、気が先行して、水や血液が動かされているのです。そのため、ショックなどで気が落ち込んでしまうと、気だけでなく水や血液の動きも悪くなります。したがって、どのような病気にかかっていても、そのような時は気を上げることを考えます。 また、イライラすることなどで気をある場所で留めて

          お加持のレッスン、気が先行して、体の中の水や血液が動かされる

          お加持のレッスン、気をめぐらせてみましょう

          お加持のレッスン、第2章レッスン2 気をめぐらせてみましょう に、手が止まったところで手をそのままじっと置いて、その場所の気をめぐらすイメージをしてみましょう、と書きました。  手で、体の気の滞りをみつけた時に、その場所の気が足りなくて重く感じるのか?(気が足りないと、その部分のめぐりが悪くなり、一緒にめぐっている水が動かせないために重さを感じます。)あるいは、気が詰まることで、気や水や血液が動かなくて滞っているのかがわからなかったりします。 でも、そのどちらが原因かわか

          お加持のレッスン、気をめぐらせてみましょう

          お加持のレッスン、左の横隔膜

          数回前の、「お加持のレッスン、ある時の気の滞り」に、一般的に気が滞りやすい場所のひとつに、左の横隔膜があると書きました。 体をめぐる大きな気の流れは、時計回りに回転しています。気は、体の右側から上がる回転をしながら、それぞれの臓器をめぐりながら左から下がっています。左の横隔膜は、体の気を下方に下げるかどうかの分岐点です。そして、この場所が滞っている原因は、大きくふたつに分けられます。 ひとつは、心臓の気が十分足りていないために、左の肺あたりに気をとどめておきたい時です。心

          お加持のレッスン、左の横隔膜

          お加持のレッスン、心肺の気が落ち込んだ時に

          お加持のレッスン、第3章レッスン2 気が落ち込んだとき こちらには、気持ちが落ち込んで気が上がらないことが書かれてありますが、気が上がらない原因は、それだけではありません。 心肺の気が弱くなった時にも、気は上がらないのです。 先回の話、意識がなくなってしまった時などは、心肺が弱ってしまった時です。とにかく気を上げなければいけません。起死回生の、人中に針を入れる前にしたことは、脾経(ひけい)を上げることでした。 今回は、腹結(ふっけつ)のもう少し上、腹哀(ふくあい)に上向きに

          お加持のレッスン、心肺の気が落ち込んだ時に

          お加持のレッスン、「人中」を刺激する

          心肺の気が足りなくて、意識を失ってしまった人などに、鼻と上唇の間にある、縦の溝に鍼を入れる方法があります。 この箇所を「人中(じんちゅう)」と言います。 お加持のレッスン 第3章 7気をめぐらせる、任脈と督脈 を読むと、その理由がわかります。このツボは、経絡(けいらく)では督脈上にあり、「水溝(すいこう)」と呼ばれます。 そして、この箇所は任脈とのつなぎ目でもあります。 人の体は、いろいろな経絡がめぐっていることが大切ですが、そのためには、任脈(にんみゃく)と督脈(とくみ

          お加持のレッスン、「人中」を刺激する

          お加持のレッスン、ある時の気の滞り

          先日、うちの先生がある会で講義をされました。 ある病気の、気が滞る箇所をわかりやすい図で説明されていました。 漢方薬を使う時には、気の滞りをみて気が流れるように治療しますが、それはお加持も同じです。 このときに頭に置いておくことは、第2章 お加持のレッスン5 ねじを巻く に書かれてある、体をめぐる大きな気の流れです。 それは、時計回りに回転しています。 気は、右から上がって左に下がります。 黄色の線の部分が、一般的に気が滞りやすい箇所。 両耳の横の「風池」や「風府」と

          お加持のレッスン、ある時の気の滞り

          お加持のレッスン、傷んだところを気でなおす

          お加持のレッスン第2章 レッスン2 気をめぐらせてみましょう こちらでは、気が滞ったところに、手をじっとかざしたままで気をめぐらせてみましょう、と書きました。 その時に大切なことは、私たちのまわりに満ちている気を集めて、その気でめぐらせるということ。そういう意識を持つと、ドラゴンボールの元気玉のように気が集まってきます。手の中に温かさを感じたり、圧迫感を感じると良いですよ。 例えば、痛めた膝をめぐらせたいのなら、その箇所を両手で丸く囲んで、手の中の温かさや圧迫感を感じてい

          お加持のレッスン、傷んだところを気でなおす

          お加持のレッスン、家の中の気

          書籍「お加持のレッスン、自分でお加持をしてみましょう」第2章 レッスン8やレッスン9 こちらでは、家の中の気について書きました。 家の中の気は、家族が外から持ち込んだり、家族がつくり出したりしています。どんな風に気が流れているかは、その家その家で違うでしょう。 そして、その場所で、今までしてこなかったお加持をするときには、新しい気の流れをつくるわけなので、気を感じにくかったり動かしにくいかもしれません。お家の中は、楽しく安らかに気が流れていると良いですね(^^♪ ワコー

          お加持のレッスン、家の中の気

          お加持のレッスン、気の流れを整えて傷んだところをなおす

          お加持のレッスン 第1章 お加持で気をみる こちらでは、症状が出ている場所とは異なるところに気の滞りがあり、それが症状の根本原因である場合もあります、と書きました。 以前に、動悸がして心臓が苦しいということで、お加持の遠隔を依頼されました。お加持でみると、肝臓あたりに気の滞りがあり、肝臓をなでて気を流して滞りを取りました。これで良いかと思いきや、まだ苦しいと言ってると身内から連絡がありました。 もう一度気をみると、心臓に重さを感じ、心臓をなでることで良くなりました。 症

          お加持のレッスン、気の流れを整えて傷んだところをなおす

          お加持のレッスン、腑に落とす

          書籍「お加持のレッスン」の、東洋医学の経絡を利用して レッスン8 腑に落とす、には、想いを腑に落としたり、体の中の要らないものを外に出す方法が書かれてあります。そのためには、大腸経を使うことが効果的です。 私たちの胸にもやもや溜まっている気が、肺から大腸の方に流れると気持ちはすっきりします。お通じもすっきり出ていたりします。 加齢して代謝が落ちてくると、お通じも出にくくなりますね。そんな時は、代謝を上げることも考えますが、要らないものを外に出すことはもっと大切になってきま

          お加持のレッスン、腑に落とす