お加持のレッスン、左の横隔膜

数回前の、「お加持のレッスン、ある時の気の滞り」に、一般的に気が滞りやすい場所のひとつに、左の横隔膜があると書きました。

体をめぐる大きな気の流れは、時計回りに回転しています。気は、体の右側から上がる回転をしながら、それぞれの臓器をめぐりながら左から下がっています。左の横隔膜は、体の気を下方に下げるかどうかの分岐点です。そして、この場所が滞っている原因は、大きくふたつに分けられます。

ひとつは、心臓の気が十分足りていないために、左の肺あたりに気をとどめておきたい時です。心臓はとても大切ですよね。体は、心臓を守るために気を下げないように止めています。

手で気を感じてみると、その下げたくない鬱滞した気を感じることがあるかもしれません。でも、そのような時は、相手に聞いてみると、動悸があったり、息苦しかったりするので、心臓が良くないなと知ることができます。
また、だるかったり無闇に眠かったりする時も、気を下げてはいけない時です。こんな時は、足や下腹の方から心臓の方に気を上げたり、心臓を触って気を補ってあげてください。心臓が補われると、左の横隔膜がゆるめられます。

左の横隔膜が滞りやすいもうひとつの原因は、第3章 レッスン1 腹が立ったとき に書かれてあるような時です。この場合は、左の横隔膜や腹筋をなでてゆるめると、呼吸は深くなり楽になります。

少し難しいことを書いたかもしれませんが、頭に置いておくと良いことかと思います。



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