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究極の現場教育【結論:あなた自身が楽しめているか?】

こんにちは。

あつきです。

高校野球メンタルコーチとして
高校球児にメンタルトレーニングをしたり
人が輝くチームづくりトレーナーとして
企業研修の講師をしています。

本日は

究極の現場教育【結論:あなた自身が楽しめているか?】

というテーマで書きたいと思います。

教育とは?を考え続けて行き着いた答え

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「なかなか人が育たないんだよな」
「現場におけるトレーニングをもっと効率化させたい」
「仕事を教えても自分から考えてやろうとする社員がでてこない」

人材育成における悩みや問題はチームにつきものです。

僕自身もかなり考えてきたテーマです。

僕が「教育」について向き合い始めたのは
7年前に前職でリーダーを任されたタイミングでした。

当時感じたのは強い焦りでした。
なぜなら僕は人に教えられるような
お手本になれていない自覚があったからです。

見本になれていないと自分が誰よりも
わかっていたから、当時の僕は
とにかく勉強することにしました。

最高のリーダーになりたい。

そんな想いで書店に行っては
リーダーとタイトルについた本を
片っ端から読み込んでいきました。

学んだら実践。学んだら実践!
を繰り返す日々の中でうまくいくことも
全然うまくいかないこともありました。

最初のチームは海外営業の営業メンバーの教育でした。
そして次は新規事業開発室の仲間と一緒に新サービスを立ち上げ、
その後ホテル運営と大きく3つの事業のリーダーをさせていただき、
「人を育てる」経験を積ませていただきました。

人を育てるという機会を振り返ってみて圧倒的に
多い教育のシーンは現場教育です。

実際にやりながらこの仕事はこうやる!
と教える場面がとにかく多い。

これはベンチャー企業や中小企業は特に、かもしれません。

現場に入る前に座学を受けてしっかりと
教育を受けてから実践に入るという体制など整っておらず、
とりあえず現場入って覚えていこう!というのが普通です。

どうやったらこの現場における
教育で最高の人材を生み出していけるか?
が何度もぶち当たる課題でした。

入社したときは18名で売り上げが1億円ほどでした。
7年後に売上50億まで成長したプロセスでの試行錯誤の末に
たどり着いた究極の教育って何か?について今日は書いていきます。

この記事で学べること

・究極の現場教育はこれだ
・人を育てる時は自分に矢印を向ける

究極の教育はリーダーが楽しく働く姿を見せること

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もったいぶらずに結論から、
8年間のマネジメント経験から僕が
導いた究極の教育は、

『教える人が楽しく働く姿を見せること』

チームリーダーをしていて
仲間を成長させたかったら
まずはリーダーが楽しく働く姿を
見せなければ人は育ちません。

なぜ「楽しく働く姿」が最高の教育になるのか、
というと、その姿を通して「仕事の面白さ」
伝えることができるからです。

猛烈に働く先輩社員を見て僕は思った

僕は2011年。社員数18名のFREEPLUSという
ベンチャー企業に入社しました。

旅行事業が立ち上げホヤホヤで、
圧倒的な量をこなし風穴を開けて
事業を拡大していくぞという状況でした。

入った時の先輩社員の印象は
猛烈に働く集団、でした。
誰よりも社長が働いていたと思います。

その猛烈な集団を見て僕は
こう思いました。

「か.......かっこいい......」(興奮)

会社の先輩がめちゃめちゃ
カッコよかったんです。

「早く自分もこんな風にキラキラと働ける人間になりたい!」

大阪のオフィスに神戸から通勤していた自分に
とっては終電がありました。

終電まで働いて、
「お疲れ様でした!」と挨拶をすると、
上司にこう言われました。

「増田さん、僕たちの会社はお疲れ様って言わないのですよ。
退勤するときは “本日も1日ありがとうございました!” って
一緒に働いた仲間への感謝の挨拶をしています。」

お疲れ様でした!とアルバイトでも使っていた挨拶を
僕が入った会社は使っていませんでした。

「本日も1日ありがとうございました!」
「ありがとうございましたー!」
とやりとりをして退勤するんです。

これも印象的で素敵だな〜と思いました。

先に帰る僕にも笑顔でありがとうございました!と
言ってくださる社風に感動しました。

翌日、僕は「最短距離で成長して先輩に追いつきたい」
その一心で何を思ったのか寝袋を持参して
会社で寝泊まりして働くようになり、
猛烈に働くベンチャー企業の一員として
社会人のスタートを切りました。

ここで伝えたい大切なことは、
僕の心に火をつけたのは
「かっこよく働く先輩社員の姿」だったということです。

仕事をめちゃめちゃ楽しそうに働く姿が
僕の行動を促し、それからは不器用ながらも
どんどん仕事を覚えて少しづつ活躍できるように
なりました。

この経験からわかりました、

「人を育てる」ということは、
作業や知識を教えてことではない。

「人を育てる」とはその人の心に火を付けることだ。

そして、どのようにすれば人の心に火を付けることが
できるのか?それは、

「楽しく働く姿を見せてあげること」
そう思います。

見せるだけじゃ人は育たないだろ!

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こんな主張をすると、楽しく働く姿を見せるだけじゃ
人は育たない。ちゃんと作業の進め方や知識を教えてあげないと
仕事なんて覚えてくれないよ、という意見もあると思います。

確かにそのとおりなのですが、作業のレクチャーも
知識の教育も「何のために?」が理解できていないと
効果は半分以下になります。

ここに大切なポイントがあると考えています。

楽しく働ける人とはその仕事が何のためにあるのか?
その仕事を通して誰がどんな風に喜んでくれるのか?
が理解できているからこそやりがいを感じて、
仕事に楽しさを見出します。

在り方とやり方という2つの要素がありますが、
仕事って楽しんだ!が在り方の部分、
仕事はこうやるんだよがやり方の部分。

圧倒的に大切なのは在り方です。
在り方が土台にあり、やり方がその上に乗ります。

最初に教えるべきは「仕事の魅了」
「仕事の面白さ」「仕事の意義」です。

楽しそうに働くリーダーや上司から部下は
感じ取ります。なんでこの人はこんなに楽しそうなんだ?
そしてなぜだろうと考えている中で
仕事の面白さに気づいて熱中していきます。

学校の中で大人気の先生に関しても同じことが
言えると思っています。

みなさんにはあの先生の授業は面白かった!
と感じる先生はいますか?

僕は小中高と振り返ってみても
5人くらいかな…と思います。

その授業が面白かった先生はどんな先生でしたか?

きっとその先生自身が楽しそうに授業をしていた、のでは
ないかと思います。

先生自身が仕事を楽しまれていて、
学ぶ面白さが教える姿から伝わるような姿勢を
されていると思います。

僕も英語の先生で印象的な先生がいました。
その先生がきっかけで英語が好きになり、
外国語大学に進学することになります。

先生が教えるべきは知識ではなく、
「勉強の面白さ」
、そう僕は思います。

人を育てるときはまず自分に矢印を向ける

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人を育てるときの手順を書いてみました。

手順①自分の仕事の目的 / 意義を自分自身が理解する
手順②自分の仕事にワクワクする
手順③自分が誰よりも楽しむ!と決意して仕事する
手順④仕事のおもしろさを部下に伝える
手順⑤仕事を教える(知識や作業方法)


まずは自分自身がどんな気持ちで仕事を
しているか、これが最重要だと思います、

前述した僕が新卒で入った会社で、
学生インターンという立場で社会人経験を
積ませていただいていたときのお給料は
時給換算で350円でした(衝撃の笑)

でも、それでもめちゃめちゃ楽しかったんです。

先輩に少しでも追いつけるのが嬉しかったし、
お客様から喜んでいただけることが何より
嬉しかった。

仕事の面白さをその後の社会人人生でも
伝え続けていました。

「この仕事面白いだろー!?」
「こんな風にお客様に喜んでもらえるのってめちゃめちゃ嬉しいことじゃない?」
「取引先のAさん最高だったわー!はやく会いたーい!」
「売上目標達成ー!!!よっしゃー!!」

こんな言葉をよく使っていたと思います。笑。

ワクワクとか、楽しいという感情は
チームに浸透していきます。

いまうまくチームをまとめられていなかったり、
教育制度をどうしたらよいかと悩んでいる方は
一度自分自身が仕事を心から楽しめているかに
目を向けてみてください。

まとめ

今日は
究極の現場教育【結論:あなた自身が楽しめているか?】
というテーマで書かせていただきました。

究極の教育は「楽しく生きる姿を見せること」
教えるべきは、知識や作業の前に仕事の魅力・面白さ。

この記事を読んでくださった方の
行動のきっかけや考えが変わるきっかけに
なっていただけたら嬉しいです。

最後まで読んでくださり本当にありがとうございました!

ライタープロフィール

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【人は誰だってきっかけ1つで変われる!】 高校野球メンタルコーチ | 人が輝くチームづくりトレーナー | 大嶋啓介事務局 | 【経歴】海外営業新規市場開拓(タイ)→No.1セールス→新規事業開発→ホテル運営→独立 /(株)FREEPLUS元取締役 / 人が輝くきっかけをつくります

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