PEファンド選考|Investment Memo|ケーススタディ対策
今回はPEファンドの選考課題のひとつであり、重要性や難度が高い投資メモ作成/ケーススタディに関して記載していく。
ケーススタディの位置づけ
ケーススタディは選考終盤で行われることが多い。面接等で人柄やコミュニケーション能力が問題ないと判断され、LBOモデルテストも通過したら次はケーススタディ、という流れになる。ただしLBOモデルとケーススタディを別に行わず一体で行うファンドもあるので事前に確認はしておこう。
LBOモデルテストの趣旨はソーシング時に案件のリターン分析等を初期的に行えるか(早く正確に)という点である。
一方投資メモ作成等のケーススタディの試験を行う趣旨は
「実際にチームで取り組むべき案件について投資委員会に諮る際に作成する投資メモがちゃんと作成できるか?」ということになる。
外資系PEで投資委員会メンバーが外人の場合は当然英語ですべて作成するし、そうでなくても分析の要点/盛り込むべきコンテンツがちゃんと含まれているかが評価のポイントになってくる。
日本に拠点を置くPEファンドで日系大手や外資系ではオファー前の重要な選考プロセスとしてケーススタディの実施が課されることが多い。
ケーススタディは提出して終わりではなく、実際にシニア(MDやプリンシパル)の前で説明、プレゼンすることが求められるので最後まで気を抜けないプロセスである。そしてケーススタディの出来次第でオファー時のタイトルが決まると考えてもらって差し支えない。