Kinari Sakai

きっと、今日見たキラキラの夕日も、読書のお供のあったかいコーヒーも、道端に咲いたタンポ…

Kinari Sakai

きっと、今日見たキラキラの夕日も、読書のお供のあったかいコーヒーも、道端に咲いたタンポポも刹那的で儚い。だから忘れんように備忘録というわけです。

最近の記事

Goodbye 2023!!

2022年は年末のメモからも分かるように一言で表すなら"激動"だった。 2023年もなんだかんだ忙しくはあったのだけど、去年とは全く違ったベクトルで生活している。 3月までは全国でイベントを創ることに勤しんだ。少なくとも大学生活においては、ここまで鮮やかな感情を持つことはない、というくらいに夢中になった。たくさん泣いて、たくさん笑った。ここで出会った大好きなチームメンバーたちとまた会うのを楽しみに、頑張ろうと奮い立てるし、そう思わせてくれる人に出会えたのも、経験ができたの

    • 22歳。1回目の冬。

      フィジーに来て1ヶ月が経つ。 何度見ても感動する夕日とオレンジの空。それを見ながら飲む瓶ビール。喉ごし。Bula!のひと声と底抜けの明るさ。優しくて強い日々を生きていると実感する。 ありきたりな言葉でしか表現できないのが悔しいくらい、毎日が充実している。 顔見知りのカフェ店員やタクシードライバーができた。 野良犬のパピーに厚揚げという名前を付けて愛着が湧いてしまった。 近くの子どもにJapanのフェイスペイントをしてもらって、日本対フィジーのラグビーの試合観戦をした。そ

      • そういえば日本を出たいなんて考えすらしなかった

        こないだフィジーに行くことをnoteに書いて、SNSにも載せた。そこでは「海外で生活したい」という想いを綴った。 この話を聞いたとき、順当に思うのが「どうして海外で生活したいのか」という疑問だろう。インターン先の面接でも当然聞かれたことだった。 「世界を知りたい、自分の目で見て、肌感じたい」 旅は超好きだけど、生活とただ旅で行くのはきっと深さや見えてくるものも違う。だから海外で生活したい。 理由としてはこれに尽きるんだけど、この気持ちが先行しすぎていつからこんな風に思う

        • 新天地|生活の拠点をフィジーへ

          コロナ禍でオンライン授業と共に始まった大学生活も4年目。周りの同級生たちは就職活動に励む中、このタイミングで1年間の休学期間に入ることを決めました。 休学をした私の新天地は 南太平洋の小さな島国フィジーです。 今回は【なんで休学するの!?】【フィジーを選んだ理由は??】などに焦点を当てて、自分自身のスタート前の整理も兼ねたnoteになります。 どうして休学をするのかとあるきっかけで、大学2年生の秋ごろに自分自身と向き合うタイミングがありました。 大学に通い、アルバイトを

        Goodbye 2023!!

          メソメソしていた自分に教えてあげたいこと|はぐくむコーチング 代表セッションを通じて

          約9か月の間、全国300人以上の学生が所属するコミュニティの副代表を務めた。 そうやって周りの人に自分の役職を説明すると、いつも「すごいね」と驚かれるけれど、最初から特別に秀でていたからリーダーだったわけでもなく、そのポジションに見合うように、学ぶことをやめなかったという方が適切かもしれない。 そして、数ある学びのひとつの場所が「はぐくむコーチング」だった。 活動期間中、担当者の平山さんと、TABIPPO学生支部代表の6人のセッションの時間が毎月設けられていた。 ▼平山

          メソメソしていた自分に教えてあげたいこと|はぐくむコーチング 代表セッションを通じて

          この似合わない手紙も私が前に進むのには必要だ

          誰かに向けた、手紙のようなnoteは、私っぽくなくて苦手だ。 けど、日報に書きそびれたメッセージは、またいつか。このどうしようもなく愛おしい日々を思い出させて、私を後押しする備忘録になると思って。 少しの寂しさを言い訳にここに残してみることにした。 ここから書くのは、日報出す直前にバーーっと消しちゃった文章。コピーしてたやつを貼り付けてる。 ## 監督たちへ 舞台監督 松本龍平 どうして俺を監督に選んだの?といつも不思議そうな顔をするけど、何度考えても舞台監督はり

          この似合わない手紙も私が前に進むのには必要だ

          237日後、僕らは旅に出る

          2023年2月23日 BackpackFESTA2023 大阪会場 終演 ありがたいことに、終わってからは「おつかれさま」「最高のイベントだったね」という声をたくさんもらうけれど、そりゃそうだろ!と強気に思う。 だって私が1番に信頼してきた西日本支部のメンバーが作ってきたイベントなんだから。 誰になんと言われても、本当に自慢のメンバーだ。 副代表として、 そして最後は、このBackpackFESTA2023の全体指揮としてイベントに携わった。 7月のキックオフのとき

          237日後、僕らは旅に出る

          旅の始まりはきっと私たちが体現してきたそのものだ

          想いの集まる場所 気心知れている人ってどんな人だろう。 大人になっても一緒にバカになって笑える人ってどれくらいいるだろう。 ああ、この人結婚式きてほしいなって誰に思えるだろう。 大切に思える人は過ごした時間が重要だと思っていた。 けどそうじゃないよって教えてくれたのがTABIPPO学生支部だった。 顔を見て会った回数なんて知れている。 この人たちより長い時間を過ごしてきた人なんて山ほどいるだろう。 それでも、この人たちを、 TABIPPO学生支部を、 心か

          旅の始まりはきっと私たちが体現してきたそのものだ

          例えば君と17年後に再会したとしても

          背が高いのに少し猫背でこわもて。大阪で育った私が聞いても、きつい口調の関西弁。 けれどそれでいて紡ぐ言葉は繊細で優しかった。 そんな古典の先生が、卒業間近に配布したプリントに記していた言葉。 どこか心を刺激するこの言葉は、映画や小説からとった既成の言葉ではなさそうだった。 手が届きそうで届かない、理解できそうでできない、18歳の私にはなんだか切なく聞こえた。 時々、思いがけず、 ずっと知恵の輪をガチャガチャするように、自分の中で絡まっていたことが、急にストンと腑に落

          例えば君と17年後に再会したとしても

          合宿で行ったのに自動車免許取るのに169日かかった話

          去年の11月に友達と冬休みの自動車の免許合宿を申し込んだ。 理由は王道で「サクッと取りたかったから」。 何か時間に縛られてどこかに通うという行為が苦手な私としては、教習所にコツコツ行ける自信がなかった。 それなのに、恐らく想定されうるコツコツの何倍も時間をかけて、自動車免許をとるに至った。かかった日数は169日。合宿の10倍以上の期間。控えめに言ってもうざすぎた。 なぜ、こんな時間がかかってしまったのか。 去年のTABIPPO学生支部で一緒に活動したメンバーの中では、

          合宿で行ったのに自動車免許取るのに169日かかった話

          見えない旅路を待ち侘びて

          半年前「これやん!」という直感の赴くままに参加したTABIPPO学生支部の活動。 今年度も全国400人の仲間と一緒に活動します。 【ご報告】 大切にしたい場所ができたネットでほんとにたまたま見つけた「メンバー 追加募集」の記事。 「なんやねんタビッポて」 「なんかあつくるしい団体ww」 入ってみたものの最初は全然乗り気じゃなかった。 でも、そんな少し斜めに見てる私を「きなり!」と何の躊躇もなく迎えてくれる人たちだった。 仲間なんて言葉が似合う私じゃなくて。 それ

          見えない旅路を待ち侘びて

          みんなが連れてきてくれた

          悔しさと嬉しさの交じったグシャグシャの感情を持ったのは人生でこの日が初めてだった。 1820 この数字だけを見て走ってきた。そんな2ヶ月。 余談だけど、年末に京セラドームで開催された音楽フェスに行った。 そこであるアーティストが言ってたこと。 この時点で1820という数字を追いかけることが決まっていた自分にとって、核心をつかれたような気がした瞬間だった。 過去に携わってきた人。これから携わる人。今年のオフライン開催を心から喜んでくれる人。そして目の前にいるメンバー

          みんなが連れてきてくれた

          はじめての福岡、はじめての一人旅

          note初投稿。 昨今はInstagramが流行っていて、写真と文章を合わせた記録も悪くはないけど、写真はともかく、日本語で紡がれる雅さや繊細さが好きなので、文字通り「instant」な文章はあんまり性に合わない。 じゃあTwitterはと言うと、140字に収めるテクニックも無いし、こんな旅の思い出を記すというよりはもっとフラットなコンテンツな気がする。 てなわけでnoteにたどり着く。 前置きはほどほどに。話は本題へ。 タイトルには「はじめての福岡」とあるが、実際は3回

          はじめての福岡、はじめての一人旅