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合宿で行ったのに自動車免許取るのに169日かかった話


去年の11月に友達と冬休みの自動車の免許合宿を申し込んだ。


理由は王道で「サクッと取りたかったから」。
何か時間に縛られてどこかに通うという行為が苦手な私としては、教習所にコツコツ行ける自信がなかった。


それなのに、恐らく想定されうるコツコツの何倍も時間をかけて、自動車免許をとるに至った。かかった日数は169日。合宿の10倍以上の期間。控えめに言ってもうざすぎた。


なぜ、こんな時間がかかってしまったのか。


去年のTABIPPO学生支部で一緒に活動したメンバーの中では、鉄板の笑い話になりつつあるが、改めておさらいすると、

2022年2月24日 BackpackFESTA2022 大阪会場

このイベントの運営に携わりながら、2/15から2週間、自動車免許取得のための合宿を控えていたので、当初は合宿に行くまでの期間だけ運営をするつもりだった。


つまり、どれだけやっても、当日のイベントを見届けることはできない。




11月に合宿の申し込みをして、TABIPPO学生支部に入ったのは12月。友だちと決めたことだし、まあ仕方ないな、と割り切っていた。


しかし、2/14で終わるはずだった私の活動は、気付けば合宿先の鳥取県に行っても続いていた。


毎朝、配車と学科の勉強の時間が分かるとすぐに、それ以外の時間でびっちりタスクを組み、出れるミーティングはもれなく全て出た。教習所の廊下でZOOMを開いてる光景は、教官から見ると異様だっただろう。


運転する上で褒められたことじゃないけど、夜も遅くまで「あーでもない、こーでもない」と議論して、また朝になると同じことを繰り返した。


そして入校して数日経つと思う。


はて?なんで私は鳥取にいるんだろうか?


コロナ禍の関係で、一時的に帰宅するのは教習所のルール上ダメだった。


でもどうしても行きたかった。


だって、こんなに頑張ってるメンバーがいるのに。それ見ずに終わるなんて無理やん。って。



気づいたときには受付のおばちゃんのところへ行って


「私、教習所辞めます。」


と、合宿において絶対聞くことのない台詞が口から飛び出ていた。


おばちゃん「ふぇっ?」とプチパニック。そりゃそう。辞める人なんて普通おらんから。



1秒でもはやく、みんながいる大阪のシェアハウスに行きたかった私は、今すぐにでも荷物をまとめる勢いだったが、


おばちゃんの冷静な配慮のもと、仮免許まで取れば、第2段階から地元の教習所に再入校できるシステムがあると教えてもらい、何とか残り数日間、鳥取に踏みとどまった。





ちなみに一緒に行った友だちには、本気で土下座した。土下座じゃ足りんけど、高校3年間を一緒に過ごした時間が何とか関係をとり持ってくれた(はず)。





そして鳥取から帰った後は、大阪会場だけでなく、予定していなかった福岡・東京会場と全都市のイベントに足を運び、4月から再び地元の教習所へ通い始めた。


実際、4月から順当に通えば5月中には免許取得できていたはずなので、169日の内、90日くらいは私の怠惰で長引いている。危うく仮免許の期限が切れるところだった。


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人の何倍もお金と時間をかけて取った免許。
でも、もちろんそこにはそんなに意味を見出してないし、そんなことにわざわざ思いも馳せない。



お金が余分にかかったとしても、友だちに必死に謝ったとしても、やっぱりBackpackFESTAに行くんだと決意した。


その決意がなかったら、今こうして副代表をしていることもなかったし、2年目の学生支部の活動をやろうと思うことすらきっとなかっただろう。



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意識したことなかったけど、どんなときも大きな分岐点では、「自分が納得して責任の取れる道」を選んでいる気がする。



例えそれが難しいことでも、自分が決めたのなら人のせいにすることもないし、



何より、自分で正解にすればいいだけじゃん。て思う。


制限時間は あなたのこれからの人生
解答用紙は あなたのこれからの人生
正解 / RADWIMPS



面倒くさがりな私が169日も投げ出さず、免許を取れたのは、誰に言われたわけでもなく、自分が決めたことだったからだ。


そして、BackpackFESTAに参加したからこそ、「今」がある。



まだ正解かどうか分からないけど、少なくとも私は私の「今」を自信持って好きだと言える。




何はともあれとりあえず免許取れてよかった。



【おまけ】

まさか教習所を中退するとは思っていない頃の私。
今思えば、このチーム選びから運命の歯車は狂い始めていた。

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