新しい事業を始める理由②
なぜ、新しい事業を始めるのか?
何をやるのか、なぜやるのかについて今日は書いていきたいと思います。
7日に書いたコラムは私にとってすごく大切なテーマであり、課題だと感じているテーマです。
伊豆半島に住み始めて早12年くらいになりますが、観光地ということもあり、サービス産業に従事されている方が多いことも特徴だと思います。セルフキャリアドックで企業内の社員さんのキャリアコンサルティングをしたり、地域で働く若い方のお話を聞かせていただく機会が多く、なんとかできないものかとずっと思ってきたテーマです。
伊豆高原でIzuGraceSalonというコミュニティスペースや、まちライブラリーを行っていたのも、街の方々に学ぶ機会や自分のキャリアを自分でつくるという視点をお伝えしたかったり、仲間作りや、コミュニケーションに至るまで、「自分らしく生きるための力」をつけてほしいという想いからでした。
震災後にそのときはOPENしたのですが、あのときも観光客が激減し、大ピンチでした。そのときに、そこから這い上がれた人もいれば、伊豆から出なければならなかった方もいらっしゃるし、「夜逃げするか、自殺するかだ」という声を聞き、何かせねばという想いでそんな場をつくりました。
私が今回行う事業は、会員制のワークスペース(仕事場)の運営です。
いわゆるコワーキングスペースと言われるものではありますが、ただ箱としてワークスペースを貸し出すというよりは、この場所に来ると、学びが得られたり、自分の事業が成長するヒントをもらえたり、仲間ができたり、そんな場所をつくりたいのです。
会員の皆様には、それぞれの事業成長のためのサポートをしたり、キャリア開発、スキルアップになる講座をご用意して、街で働くみなさんに通ってもらいたいと思っています。
今の会社の仕事だけではなく、これからの世の中を生きていけるだけの力やスキルを身につける機会にしたいですし、街の中にメンターを見つけてほしい。起業家のみなさんにはコーチングを行い、自分の事業に勇気をもって取り組んで欲しい。
講座やコーチング、キャリアコンサルティングなどをオプションのサービスとして展開し、かつ、そこで出会った方同士が楽しく交流ができるようなイベントなども企画していきたい。
そんなその場所にくると、自分自身が心からやりたいことに出会えたり、信頼しあえる人に出会えたり、学びたいことに出会えたり、そんな出会いが生まれる場所にしたいと思っています。
働く人が不幸になったり、苦しくなったり、病気になったりすることを見ていたくない。働くことで幸せになってほしい。そう思うんです。この街で自由に楽しく、成長しながら暮らし、働いていってほしい。そう思うんです。
なので、その場をわたしがつくりたい。そう思いました。
はっきり言って、儲かるか(黒字になるか)は、わかりませんw
なのに融資を受けて、結構、お金かけて場所つくります。
ただ、一つ言えることは、ここの会員になり、自分のキャリアを自分でつくりたい、そういう想いで関わってくださる方の支援は全力でします!それが私のキャリアコンサルタントとしての仕事でもあるし、一番やりたいことだから。
熱海の企業さんが社員さんを月に何回かはこのワークスペースで働くことを認めてくれて、熱海で働くみなさんが、自分の幸せを自分でつかんでいけるようなキャリア開発のお手伝いをしたい。幸せに暮らせるだけの報酬を得てほしい。心からそう思います。給与が十分に出してあげられないのであれば、複業を認めてあげてほしいし、そんなことをこれから企業さんに提案し、自社の社員さんの人生全体を考えて雇用し、育成してほしいんです。そのための1つの機会にこの場所をしたい、そう思っています。
前途多難ではありますが、ここは諦めず拘ってやっていきたいと思います。
2021.7.3の熱海伊豆山の災害により、コロナ禍であることも含め、熱海で働く若者たちの環境はより悪化していきます。そんな若者の自律支援にいただいたお金は使わせていただきます!いつもサポートありがとうございます!