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【短編】メンタルヘルス【マガジン】

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1500文字くらいで読めるメンタルヘルスの知識の数々。 短編集としてコチラにまとめておきますのでお気軽にどうぞ!
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#うつ病

「昔、あんな事がなかったら……」 それは今が辛いから思ってしまうんです。【短編】

ご高覧いただきありがとうございます。 「あの時の自分があったから、今の自分がある」。 そんな言葉を聞いた事はありませんか? テレビでもネットでも、何でも構いません。 悲惨な過去をプラスにとらえている発言です。 「この言葉が嫌い」「虫唾が走る…」と思っている人。 結構、いるのではないでしょうか? 実は私もそう思うときがあります。 私の考えですが、この言葉を嫌悪している人は少なくないと思っています。 その理由は実は単純です。 現状が辛かったり、不安に思っているからなん

あなたが苦しいのは、理想に縛られているのかも【短編】

ご高覧いただきありがとうございます。 突然ですが、 あなたにとっての理想の父親像と母親像ってなんでしょうか? 自分の性別などは関係なく、両方でも片方だけでもOKです。 ほんの少しで良いので是非考えてみてください。 さて、思い浮かべた理想の親。 その親は『誰がモデル』ですか? もしくは『誰の反面教師』ですか? さぁ、この質問で気づいたかもしれません。 良い意味か、悪い意味か、「あなたの理想にはモデルがいる」のです。 理想とは経験によって作られる自分の理想は『自分に

ネガティブは悪い事ですか? いいえ、善悪なんてありません【短編】

ご高覧いただきありがとうございます。 世間ではネガティブな思考や思想は悪い印象があると思います。 その中には、失敗や失意の諸悪の根源であるような考えもあります。 ただ、それは本当に正しいのでしょうか? 私個人としては、考え方として別に問題ないと思います。 しかし、上下や善悪など区別自体は意味がないと思ってもいます。 そもそもネガティブな思考は人間として正しい性質なんですね。 分かりやすくいうなら「危機回避能力」と言えます。 起こり得るかもしれない危機を事前に回避す

健全メンタルの為に汗をかこう。絶好の8月【短編】

ご高覧いただきありがとうございます。 運動とメンタルの関係はよく世間からも注目、評価されます。 運動とは言いますが、実際にメンタルに何が大事で何が重要なのか? そのあたりは案外語られない事が多いです。 その内容、実はとても簡単で『汗をかく』という事です。 汗とは水分ですよね。元は血液です。 運動というと筋肉を動かす。心肺機能の強化。 その方向ばかりに目が行きがちです。 しかし、ことメンタルになると血液が大事なのです。 メンタルと運動の関係において大事なことは

自分のメンタル……管理したい! 自分だけの基準を設ける利便性【短編】

ご高覧いただきありがとうございます。 私はうつ病を経験したこともある所為か、メンタルが乱調しやすいです。 それゆえに管理には気を使っています。 その中でも、やはり対応が必須なのは『低調』な時です。 今回はここについて話していきます。 参考…とまではいかずとも、考えるきっかけになればと思います。 まず、初めに…これは私の経験や体験から得たメンタル状態の基準です。 いくつかの項目を用意し、そこに該当しているかどうかで判断します。 肌が荒れていないか? 娯楽に興味を

「甘えるな!」と他人に思うのは、自分が甘えられなかったから?【短編】

ご高覧いただきありがとうございます。 「人の振り見て我が振り直せ」ということわざがあります。 ある意味で他人を見て学ぶという意味ではあります。 ところが、その中でストイックだったり、甘え下手だったりする人。 彼らには、そう成らざるを得なかった理由があったりするんです。 甘えている人を見るとイラ立つ人。 あなた自身。もしくはあなたの周りにそんな人がいますか? そんな人を見てストイックだったり、努力家と思う人は多いでしょう。 しかし、必ずしもストイックや努力家が理由と

絶対に思考しちゃダメな時間帯【短編】

ご高覧いただきありがとうございます。 人が落ち込む時間帯ってご存じですか? 実は夕方~夜にかけては非常に多いんです。 特に夕方の別名は「黄昏時」とはよく言ったものですね。 先人の知恵かは分かりませんが、やはり夕方と夜の思考するのは危険です。 しかし、ついつい考えてしまうのが人というものです。 そんな対処法は、知識として理由を理解するべきです。 不思議なもので、知識を得た途端に行動を自制したりもできるんです。 夕方と夜に考え事をしてはいけない理由。 その理由は『疲

人生が辛いなら、ほんの少しだけ刺激させると色々分かってくる不思議【短編】

ご高覧いただきありがとうございます。 毎日、家と会社の往復。その上、休みの日は家で寝ているだけ。 そんな生活が続くと人は鬱屈してしまいます。 自分が楽しくて仕方がない仕事をしているなら問題ないでしょう。 でも、残念ながら多くの場合はそうじゃない。 そうやって悪い方向にばかり考えてしまいますよね。 そんな状態に対する回答は『刺激を与える』ということなんです。 なぜ刺激が必要なのか? どんな刺激が必要なのか? 今回はこれらを考えてきたいと思います。 「人生を潤したいな

ファッションがうつ病患者を救う? 私が経験した「うつ病とファッション」

ご高覧いただきありがとうございます。 いつもはメンタル関連の記事を上げています。 ですが、今回は本当に変わったベクトルからお届けいたします。 私は元々ファッションが苦手でした。 苦手な理由は「カッコ悪く思われるのがイヤだった」からです。 きっかけは覚えていません。 うつ病が治りかけの時でした。 ファッションによって、メンタルに前向きな変化が起きました。 完全に私の経験談なので、参考にならない可能性もあります。 でも、今回はそんな少し変わったことを書ければと思います。

頭の雑味を外へ出すノートを作ってみよう【短編】

ご高覧いただきありがとうございます。 頭の中で色んな思考がグルグルとしてしまう。 そして、その思考の間は体が動かない。 そんなこと人は日常茶飯事です。 そういったことを阻止する方法があります。 それが『ノートに書き出す』という事です。 ノートに書くとは?この「ノートに書く」は「文字に起こす」とは微妙に違います。 「文字に起こす」は「かたどってから文字にする」という過程があります。 つまり、書き出しに「命とは儚い」とか書いてしまうんです。 これではいけません。 『雑

あなたの心には、子供の頃の傷ついたあなたがいる【短編】

ご高覧いただきありがとうございます。 あなたは「どうしてもこれは…」と思う苦手な人はいますか? 例えば、 気の強い異性。頑固なお年寄り。弱気な人。明るい人。 こうした苦手な人はどうしてもいるものです。 その苦手な理由には、幼少期や思春期における人との関わりがあります。 記憶を保存する能力人は辛い出来事を大小の差なく『実害』と捉えます。 そして、『実害は全て保存する』のです。 重要なのは「保存」です。 ただの記憶ならいつか薄れていきます。ですが、保存されると厄介。

親への「愛」と「憎しみ」は共存するから苦しい【短編】

ご高覧いただきありがとうございます あなたは親に対して愛情を持っていますよね。 でも、親に対して不満もありませんか? 不満は持って当然だし、怒りだってあっていい。 でも、持つこと自体を拒否する人もいます。 親への怒りは親の愛情を否定するのか?本来、子どもは親を否定したくなく、されたくもありません。 親を否定したくない気持ちは当たり前です。 私も怒りを覚えました。 でも、親に対して複雑な心境もあります。 親の所為で辛い目にあっている。 それも実は理解してますよね?

「やってみたい衝動」のアクセル。勇気を出して踏み込んで【短編】

ご高覧いただきありがとうございます。 私は時折、強い衝動が心の内側から発生します。 「やってみたい!」という衝動がメインです。 ただ、そういう衝動を抑える自分もいます。 するとモヤモヤとした気持ちを長く抱えてしまいます。 それもそのはず、その衝動を例えるなら、 「子供が純粋な好奇心で行動する」のと同じです。 つまり、自分の中にいる、満たされない自分の悲鳴でもあるのです。 動きたい自分と抑える自分例えば、私の最近の衝動は「料理をやりたい!」です。 きっかけはYout

人を育て、教え、導く。必要なモノとは?【短編】

子供に伝えたい言葉はありますか? それは『あなたが小さい頃、言われて嬉しかった言葉』 もしくは『あなたが小さい頃、言ってほしかった言葉』。 子供に伝えたくない言葉はありますか? それは『あなたが小さい頃、言われて辛かった言葉』。 もしくは『あなたが小さい頃、言って後悔している言葉』。 子供にやってあげたい事はありますか? それは『あなたが小さい頃、やってもらって嬉しかった行動』。 もしくは『あなたが小さい頃、やってほしかった行動』。 子供にやりたくない事はあ