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ワーク・ライフ・バランスの実現・充実どころか古いものにしてしまうAIの使い方

相変わらずAIのお話ばっかりですいません。
今回はAIが社会に与える中でも「ワーク・ライフ・バランス」に焦点を当ててみます。

正直に申しますと、坂井風太さまの受け売りというかパクリなので、そちらを読んだ方が効率は良いかと思われます。

自分のこの文は読まなくていい気すらしますが、ベクトルが違うのでハートマーククリックしてくれるだけでも嬉しいな。


ワーク・ライフ・バランスとは

全部言うと長くなるのですが、内閣府の端的な説明をお借りすると以下のようになります。

「国民一人ひとりがやりがいや充実感を感じながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて多様な生き方が選択・実現できる社会」

引用:内閣府

これが始まったのが2007年で、今でもまぁ通用するような内容です。

これだけ激動な時代な中で、17年たった今でも通用するというのは本質である一方で形骸化しやすいものでもあると言えます。

長い間通用するものは本質でありながら、形骸化しやすい傾向にあります(自分調べ)。

三角比とかそうですね。
計算や工学の土台としてはないと困るものですが、多くの方にとっては「受験のためになぜか覚えないといけないものである」という意味で形骸化してます。

ワーク・ライフ・バランスは古い?

仕事量は変わらないのに、労務管理のために強引的に帰宅させられるも仕事が終わってないことを指摘されて「じゃどうしたらええねん」問題は依然として存在します。

また、家庭の事情で時短勤務をしている方の皺寄せをもろにくらってる「子持ちさま」問題も解決していません。
※子育てをしている方を否定しているわけではなくワーク・ライフ・バランスの形骸化を否定していますので優しくしてください。

ここが変わっていないため、ワーク・ライフ・バランスは古いという意見が多くあります。

ワーク・ライフ・コントローラビリティ

推しメンなのでもう1回貼っておきますが、ここで言われていることが「ワーク・ライフ・コントローラビリティ」です。

まさに完全同意したのですが、ワークとライフのバランスというよりはワークとライフをコントロールできることの方が良いです。

ワーク・ライフ・バランスとの違い

坂井さまはワーク・ライフ・コントローラビリティを得るためのキャリア育成として、若手のうちに努力を惜しまないスタイルを提唱しています(要約しまくりなのでニュアンス違ったらすいません)。

  • ワーク・ライフ・バランスは企業主導で制度を設け、従業員に合わせる傾向があった。

  • ワーク・ライフ・コントローラビリティは従業員自身が主体的にコントロールする。

ワーク・ライフ・コントローラビリティは、従業員一人ひとりが最適な働き方を自発的に選択・実践することで、仕事と生活のコントロールを目指す考え方です。

とはいえ、本当にコントロールできる会社なのかは各々により違うと思いますので、私はワーク・ライフ・バランスのためにAIを使うことを提唱します。

生成AIで業務時間は短縮できる

こちらで触れましたが、業種によりけりですが、生成AIにより業務時間は大幅に削れます。

今の自分の目標タイムは「スライド1ページ1分、文章1000文字1分」に設定しているところです。が、ChatGPT出現前では「何言ってんだこいつ」と言われるような目標タイムです。現にどれだけ雑にやっても5分かかってました。

この部分だけで見ると、おおよそ業務時間の80%はカットできますし、その他の業務を鑑みても50%ほどはカットできるんじゃないかと試算しております。

業務時間50%カットが実現したら、残りの50%全てを更なる仕事に捧げるのも否定はしませんが、私はやりません。
気分によって30%仕事したり、もしくは50%全部自分のために当てると思います。

まさにワーク・ライフ・コントローラビリティです。
個人的なベストアンサーはワークとライフをコントロールすることなのですが、色々なやり方はあると思いますので、以下ワーク・ライフ・バランスのていで進めます。

生成AIによるワーク・ライフ・バランスへの取り組み事例

  • テキスト生成→ChatGPT、Geminiへ依頼

  • イラスト生成→DALL-E、Stable Diffusionへ依頼

  • スライド生成→Canva、irusiruへ依頼

  • 調べ物→perplexityに聞く

実践できているのはこの辺りですが、ワークは割と極限まで減らしている気がします。

それどころかもっと色々したことないことに挑戦できる体制まで整わせています。自分じゃなくてAIが。

個人でこのレベルの取り組みは簡単にできるので、企業レベルで導入するともっと夢があると思うのです。

こんなことも実現できるかもしれません。
知らんけど。

ワーク・ライフ・バランスに代わる他のもの

今までワーク・ライフ・コントローラビリティに寄ったことしか言ってないので「むりぽ」と思われた方も多くいらっしゃるでしょう。

仕事のできる人間は代替案を複数持ってますので安心してください。

ワーク・ライフ・インテグレーション

ワーク・ライフ・インテグレーションとは、ワークとライフを別々のものとして捉えるのではなく、一体化させて統合する考え方です。

従来のワーク・ライフ・バランスが仕事と生活の時間配分のバランスを重視していたのに対し、ワーク・ライフ・インテグレーションは、仕事と生活を一体のものとして捉え、相乗効果を生み出すことを目指します。

ワーク・ライフ・インテグレーションの特徴

  • 仕事と生活を切り離さず、統合して捉える

  • 柔軟な働き方を通じて、仕事の生産性向上と生活の質向上を両立する

  • 個人の価値観の多様性を尊重し、ライフスタイルに合わせた働き方を選択

  • リモートワークなどの導入により、仕事と生活を統合する

ワーク・ライフ・インテグレーションは、少子高齢化による労働人口減少や働き方の多様化など、社会環境の変化に対応するための新しい働き方の考え方です。

これも生成AIをぶっ込むとより効果的です。
うっかり訳のわからない画像を生成してもふざけてるとは思われずに「ライフよりのことをしている」と思ってくれる可能性が若干あります。

ワーク・イン・ライフ

ワーク・イン・ライフとは、仕事を人生の一部として捉え、仕事、家族、趣味、学び、健康などの要素を調和させながら、自分らしい理想の人生を実現していく考え方です。

ワーク・イン・ライフの特徴

  • 仕事を人生の中の一つの要素と位置づけ、仕事と生活を対立させず、調和させる。

  • 理想の人生を主軸に置き、その実現の手段として仕事を捉える。

  • 仕事、家族、趣味、学び、健康などの要素を自分なりにデザインし、バランスを取りながら人生を送る。

  • 個人の多様な生き方を尊重し、自分に合った最適な働き方を選択できる。

ワーク・イン・ライフは、従来の「仕事と生活の調和」を意味するワーク・ライフ・バランスの概念を発展させたものです。
個人の生活スタイルの多様化に伴い、柔軟な働き方を選択できるようになったことで、このような新しい価値観が生まれました。

AIがより進化したらどれだけ幸せな生活が待ってるか楽しみな考え方です。
理想論かもしれませんが、「デザインが好きだからデザイナーやってます」「料理が好きだからコックやってます」が主流な人生となるような社会の実現が期待されます。

危険なのは「ビジネスが好きだからビジネスパーソンやってます」「サラリーが好きだからサラリーマンやってます」という思考だとちょっと辛いかもしれません。

ワーク・ライフ・マネジメント

ワーク・ライフ・マネジメントとは、従業員一人ひとりが自らの働き方と生活の最適なバランスを主体的に見つけ出し、管理していくことを意味します。
ワーク・ライフ・コントローラビリティとほぼ変わらない考え方ですね。

ワーク・ライフ・マネジメントの特徴

  • 従業員自身が仕事と生活の充実度を高めるために、自発的に働き方を選択・調整する。

  • 企業が一方的に制度を設けるのではなく、従業員自身がライフスタイルに合わせて柔軟に働き方をデザインする。

  • 仕事と生活を別々に捉えるのではなく、両立させながら相乗効果を生み出すことを目指す。

  • 単に労働時間を減らすだけでなく、仕事の生産性向上と私生活の充実を同時に実現することが狙い。

ワーク・ライフ・コントローラビリティよりは企業向けな感じもしますが、長期的に見ればエンゲージメントサーベイはそれなりに担保されるのではないでしょうか。

生成AIによってリスキリング的効果も期待できる

これ声を大にして言いたいのですが、生成AI(今は主にChatGPTとGeminiに限られてる感ありますが)の使い方で、能力の低下を一部で危惧されていますが、逆に先生になってくれるのです。

ChatGPTを使い始めてからPythonや線形代数、外国語(私の場合フランス語)さらにはなぜか日本史まで知識量が増えています。

勉強にはインプットとアウトプットのバランスが大切ですが、ChatGPTに尋ねながらファクトチェック、さらに深掘り質問をすることで自然と自分に合ったバランスでインプットアウトプットができています。

自分でも能力落ちる気がして怖かった部分もあるので、思わぬ副産物です。
業務時間短縮で生まれた余剰時間で勉強するのも良いと思ってます。

生成AIに頼りすぎることのリスク

生成AIは性格が良すぎるので、つい雑なプロンプト打ったりしますが、人間相手だとハラスメントやインシビリティと言われるかもしれませんので、対人間のコミュニケーションは丁寧に信頼を築きましょう。

ハルシネーションやバイアスが問題視されがちですが、人間よりマシです。
むしろ対AIコミュニケーションで許されることが、対人コミュニケーションでは許されないことがあるのでそちらの方が注意が必要と思ってます。

逆に言えば、ビジネス的なコミュニケーションより、信頼関係構築に特化したコミュニケーションに振り切れるというメリット的な側面もあります。

まとめ

産業革命とまで言われているようなパラダイムシフトが起こっていることをチャンスと捉えることが大切だと思います。

まずは、多分多くの方にとって嫌であろう仕事を少しずつAIに任せてみてはいかがでしょうか?

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