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ユニパルス 外国人社員インタビュー(ASIA Link 社長LIVE2025)

留学生の就職支援をしております、ASIA Linkです。

2024年3月13日(水)に「社長LIVE2025」(25卒 新卒留学生対象 新卒採用イベント)を開催いたします!

「社長LIVE」とは、留学生の新卒採用、就職マッチング会です。留学生が企業のトップである社長と直接話せる、貴重な機会です。2024年はZoomオンラインで開催します。参加されたい留学生の方は、ぜひエントリーをしてください!

ユニパルスはセンサー機器・計測器を作っているメーカーで、世界のものづくりの現場を支えている会社です。

エンジン自動車はもちろんのこと電気自動車、パソコン、食品メーカーの工場などで、ユニパルスにセンサーが導入されています。製造過程での問題を見つけるために使われることもあれば、最終的な製品検査にも使われることもあります。

今回はユニパルスの海外営業職のLさん(外国人社員・元留学生)のインタビューをお届けします!


ユニパルス株式会社(Unipulse Corporation) Lさん
海外営業職(ベトナム出身2023年4月入社)

一年目から海外営業として海外出張を経験し、日々成長を実感
~アジアの5か国を担当。有形の製品を売ることにやりがいを感じています~

ユニパルス 海外営業職 Lさん

- Lさんは、就職活動されているとき、営業職や海外営業職を希望していろんな会社を見ていたんですか。

はい、そうですね。学生時代に2社から内定をいただいて、もう一つの会社は人材紹介の営業職だったんです。人材紹介は製品とは違うので、ユニパルスに入社を決めました。有形であるほうが、製品の特長の説明もしやすいし、目に見えるものをお客さんが使って、それが役に立ったらいいな、という感覚がありました。喜んでもらえているのか、喜んでもらえていないのかもわかりやすいですね。お客様に褒めていただくことも多いです。

- Lさんが学生時代に想像していた仕事ってどんなものでしたか。

学生のときは、実際の仕事を想像するのは難しかったですね。そのときは、毎日出社して、定時に帰るみたいなイメージを持っていました。実際に入ってみて、会社の中の人間関係や、どうやって設定した目標を達成するか、といったことが重要なんだとわかりました。

- その設定した目標というのは、ご自身の目標ですか。それとも、会社から言われた目標ですか。

自分が設定した目標ですね。出張に行く前に、上司から「目標は何ですか」と聞かれます。自分で目標を決めて、上司の方々に伝えて、「頑張ってください」と励まされて、現場に行きます。

- 留学生にとってメーカーの海外営業職は、英語を使ってコミュニケーション取る仕事だというイメージを持っている方も多いと思うんですけれど、Lさんはいかがでしたか。

そうですね。最初のイメージはそんな感じです。毎日、少なくとも3割、4割ぐらいは英語を使ってお客様に対応して、海外出張が多いイメージでした。実際に仕事を始めたら、そのイメージどおりでした。英語を使って、会議や出張をしたりすることができて、本当にありがたいです。

- 逆に入社前のイメージと違っていたことはありますか。

海外営業職だったら、あまり日本企業や日本人の方に対応しないんじゃないかと思っていたんですけど、結構多かったですね。海外の展示会に出展していると、海外のお客様だけではなく、現地駐在の日本のお客様がいらっしゃることもあるんです。この前、ベトナムとインドネシアの展示会に出展したときに、日本のお客様に対応することがたくさんあって、「ベトナム人ですか。日本で働いてるんですか?」って、驚かれました。だから、英語だけではなくて、日本語も上達しているんじゃないかなって思っています。

- 今、Lさんは海外営業として、どの国を担当されているんですか。

主にベトナム、インドネシア、マレーシア、シンガポール、インドの5か国の市場を担当しております。

- この5か国を担当するようになったのは、いつ頃からなんですか。

最初は、ベトナムとインドの2か国だったんですけど、今年の8月頃から、ほかの東南アジアの国も担当することになりました。ベトナムでは母語を使って、マレーシア、インドネシア、シンガポール、インドでは英語を使っています。ベトナム語や英語でお客様に対応して、社内では日本語を使っているので、三か国語を活かして働いていますね。

基本はメールのやりとりですが、メールだけで商品の説明をするには足りなかったり、文章が長くなりすぎてしまうことがあったりして、そういうときはミーティングに切り替えることもあります。時間を調整して、フェイストゥフェイス(face to face)で対応することも多いですね。

- お客様とのやり取りは、代理店の方が多いんですか。それともメーカーの方が多いんですか。

今のところ、代理店が6割、メーカーが4割ぐらいですね。時々、代理店経由ではなく、直接やり取りを希望されるメーカーのお客様もいらっしゃるので、そのときは私が担当して、説明したり、ミーティングをしたりしています。

- ユニパルス入社後は、すぐに国際営業部に配属されていますよね。研修はいかがでしたか。

最初の1か月の研修は、本当につらかったですね。私は文系出身だったので、技術のことを勉強しないといけなかったので、一度、翻訳をしてから、日本語の資料を調べたりしていました。最初はクラスみたいな感じで、ほかの同期と一緒に勉強しました。基礎的な知識を教えてもらって、ロールプレイで練習をしました。ただ、1か月経つと、自然と知識が頭に入ってくる、という感覚がありました。

その後は先輩たちの営業に同行して、お客様に実際に会って、お話を伺いました。2か月目からは実践的なOJTで、仕事をしながら、知識についても学んで、業務の詳細についても、いろいろ教えてもらいました。

- この研修のときは、実際に製品のデモンストレーションもされたんですか。

はい、ありましたね。デモ機の配線の仕方や、操作を教えていただきました。研修のときも難しかったんですけども、今でも時間を見つけてデモ機を触ったりしますよ。マニュアルを見ながら自分でやって、お客様に説明できるように練習をしています。

- やっぱり、練習しておくとお客様の前でやったときうまくいきますか。

そうですね。だから、お客様とのミーティングの前に、その製品にどんな操作が必要なのか、ちゃんと把握しておかないといけないですね。それをしておかないと、お客様に聞かれたときに全然答えられない、といった状況になってしまうので。

- お客様から質問をされて冷や汗が出た経験はありますか。

全然、想像していなかった質問が来たときは、「ヤバいな」って思ったこともあります。そういったときは、「営業のレベルだと答えることが難しい」とお答えして、「技術部に確認させていただきます」と言って持ち帰ります。

- お客様は技術者(エンジニア)の方が多いんですか。

そうですね。技術的なことはすごくわかっている人たちがお客様なので、事前に準備しておかないと大変なことになりますね。

- メーカーで働くとなると、やはり製品知識が必要になってきますよね。その製品について、そもそも製品に興味が持てなかったら、頑張れないかなって思うんですけど、そのあたりはどうですか。

最初は、製品に関する知識がなくて、「本当に頑張れるかな」という感じがあったんですけれども、実際に勉強して、「車って面白いな」と思いました。そうなってくると、自然と製品知識が頭に入ってきます。お客様に提案をして、要望に応えられたり、問題が解決したりすると、すごくやる気が出てきますね。そうなると、「もっと勉強したい。製品について研究したい」という意欲がわいてきますね。勉強は大変なんですが、一つ山を乗り越えれば、製品に興味を持てるようになるので、これから海外営業に挑戦したい人は、最初の山を越えるために頑張っていただきたいなと思いますね。

- 製品知識を覚えるときに投げ出さずに、頑張れた理由は何かありますか。

やっぱり、新卒なので、頑張らないといけないと思っています。先輩から、「この最初の1か月は本当につらいです。日本人でも同じで、たくさん勉強しないといけないですよ」って言われました。言葉がわからないこともあったけれど、集中して勉強しないといけないと思って、自宅に持ち帰って勉強して、次の研修のときは、答えられるようにしていました。そのときは、同期の三人がいたから、一緒に頑張ることができました。先輩方も文系出身が多いので、文系出身でも勉強すれば何とかなることがわかって、頑張れました。

- 普段、仕事をする上で心がけていることはありますか。

やっぱり、自分の担当地域の売上をもっと伸ばしたいですね。そこを意識して、仕事をしています。特にベトナムとインドですが、最近、インドがすごく成長しているので、ユニパルスの製品をどう販売していくのか、上司の方と案を練ったりしています。本当に有望な地域なので、全力を尽くしたい、という気持ちでいます。

- インドが成長しているとか、そういう情報はどうやってキャッチしていますか。

代理店の方から教えていただいたり、11月にインドに直接に行って、そこでちょっと事情がわかって、また新しい代理店を探したりしていました。また3月にも行くんですよ。前回は北部で、次回は南の地域に行くので、IoTや自動車の企業を訪問して、情報を探ったりする感じですね。実際のインドは人も優しくて、本当に日本と同じようなきれいな建物も多くて、レストランの料理もすごくおいしかったです。

ただ、インド人の方は、本当にストレートで、表現が直接的です。あと、首を左右に振ると「YES」という意味だったりする。ほかの国とは頷き方が逆なんです。最初は「大丈夫かな。私の説明がダメなのかな」と不安になりました。代理店の方に聞いたら、インドの文化だと言われました。実際に会ってみないと、わからないことで、そういったことを勉強できたこともよかったですね。

- 逆に仕事で失敗してしまって、大変だったことはありますか。

ベトナムの展示会に行ったときに、お客様からの技術的な問い合わせに答えられなくて、「この仕事(営業)をしているのに答えられないんですか」と言われてしまったことがあります。そのお客様は製品の中のセンサーの構造や交換方法について質問されていて、そこまで勉強していなかったので、申し訳ないですけど、「技術部に確認する必要があります」と答えました。間違ったことを伝えるのもよくないし、責任も負えないので、わからないときは正直にお伝えするようにしています。

- ユニパルスは製品数が多いので、大変ですね。

時間があるときに絶対勉強しないといけないですね。技術的な質問に答えられたときは、やっぱりうれしいです。有名なのは指示計で、海外のお客様が使ってくれています。日本製なので、質がいいと評価されています。

- Lさんが担当されているエリアでも文化の違いを感じたことはありますか。

ありますね。東南アジアの中で、マレーシアとインドネシアとシンガポールって結構似ている部分があるんです。中華系の人が担当者であることが多いので。

ただ、ベトナムは全然違うんです。ベトナムは自分の国だからこそ、わかる部分もあって余計に難しくなってしまう、という感じがありますね。具体的に表現するのが難しいんですが、わかるけれど、わかればわかるほど難しい、という感じです。ベトナムのお客様から「ベトナム人だから、ベトナムのやり方でやってください」と言われたことがあったんですけれど、日本で働いてるので、ベトナムのやり方を理解できていない部分もあります。

- Lさんは日本にいるのが6年目なので、日本文化の影響を受けているかもしれませんね。

そうですね。結構、影響を受けていると思います。カルチャーショックとまではいかないですけれど、ベトナムのやり方がちょっと違うかなと感じたことはありました。それも新しい発見でしたね。

- 今のこの仕事で、どんなときが楽しいと感じていますか。

成長のスピードが速いことです。私はまだ1年未満ですが、海外出張に行って、いろんなお客様に対応させていただいたり、上司に同行する機会も多くて、本当にありがたいです。ほかの会社では、こんなに速く成長できないと思います。

- 自分から、「いろんな経験をしたいです」「早く海外に行きたいです」っていうアピールはしていたんですか。

そうですね。最初に、海外の展示会に出展できませんかと提案して、それで海外出張の機会をいただきました。だから自分から発言するっていうことも大事かなと思いますね。

- 「成長」っていう言葉がLさんのキーワードになっていると思うんですが、Lさんにとって「成長」にはどんな意味がありますか。

すごく大きな意味があります。例えば別の会社で2年間働いて、全然成長を感じられなかったら、自分の人生で何をしたいか、将来、何を達成したいかのかが、ずっとわからないままだと思うんです。この会社に入って、まだ1年未満ですが、成長しているという実感があります。自分が成長することによって、会社にも貢献できるし、自分の存在を認めてもらえるかなと思っています。あと、海外に行くっていう、貴重な機会をもらっていることはありがたいと思っています。

- 海外に行くのが好きなのは、何か理由がありますか。

普通に旅行をしていても、ビジネス的な人に接触できる機会ってあまりないですよね。でも、出張なら、ビジネスマンやビジネスをやっている人にコンタクトする機会があって、そのときに自分の知識も、自然と伸ばされているような感覚があります。だから、その点ですごくありがたいです。代理店の方からの情報も得られて、いろんなことが吸収できます。

- この先も、成長をし続けたら、Lさんはどんな風になっているとおもいますか。

成長できたら、もっと自信を持ってお客様と話せるようになっていると思います。

- 営業の仕事だと、クレームを言われたり、断られたりとか、そういったことに落ち込むことがあると思います。Lさんは落ち込んだとき、どうやってその解消するんですか。

以前、大きな案件で、ほかの会社に負けてしまったことがありました。そのときは、上司と振り返りをして、「なぜ負けたのか」という理由を洗い出しました。上司から、アドバイスもいただきました。問題があったら、絶対に会社や仕事の中で解決しよう、と決めています。

- 今のお話を伺っていて、Lさんはちゃんとコミュニケーションをとって仕事をされているんだな、ということがわかりました。ユニパルスは、コミュニケーションがしやすい会社ですか。

そうですね。私は国際営業部で働いていますけれど、国内営業部の方にも結構質問します。知らないことはたくさんあるので、聞かないとわからないこともあります。いつもいろんな人に質問して、疑問をそのままにしないようにしています。みんなすごく優しく教えてくださるので、「こんなことも知らないの?」とか言われたことはないです。質問する前に疑問点を整理して、技術や営業の方々に確認するっていうパターンが多いです。

- 憧れの先輩はいらっしゃいますか。

すでに転勤されてしまった方ですが、Y課長にすごく憧れています。説明がすごくうまくて、また技術に関することも、すごく優しく教えていただきましたので、ありがたかったですね。

- 最後にユニパルスへの応募を考えている留学生にメッセージをお願いします。

ユニパルスの魅力はたくさんありますが、有形の製品をお客様に販売するのは、やりがいがあると思います。日常生活の中ではあまり見えませんが、ユニパルスの製品は、いろんな業界で使われています。1年目から、海外に出張行きたいっていう方も、ぜひ応募してください。ものすごいスピードで成長できますよ。

日時:2023年12月21日
場所:ユニパルス本社
インタビュアー:ASIA Link 相馬
記事編集・構成:ASIA Link 小川

ユニパルス 海外営業職 外国人社員インタビュー

ユニパルスのLさんは社長LIVE2023に参加され、内定を獲得されました。25卒の留学生のみなさんで海外営業職に興味のある方は、ぜひ社長LIVEにご参加ください!

ユニパルスの玉久明子社長のインタビュー記事はこちらです。


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次回は半田重工業の新美社長のインタビューをお届けします。



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