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根掘り・葉掘り・茶堀りー紅茶探訪ー

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現在は主に、シンガポールの紅茶ブランドTWGの紅茶を取り上げています。 10の倍数に当たる回では、スーパーにも卸しているブランドも含めて飲み比べなど、普段とは異なる記事を掲載して…
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2023年10月の記事一覧

Darjeeling Supreme(ダージリン シュプリーム) ―「最高」のダージリン。個人的には1.5フラッシュ。

Darjeeling Supreme(ダージリン シュプリーム) ―「最高」のダージリン。個人的には1.5フラッシュ。

 少し前に、紅茶ブランドTWGが販売しているダージリンと名の付く茶葉で、まだ試していないものがあることに気付いた。個々の農園の名前が付いたタイプは全て店で試したが、それ以外にもまだダージリンはあるらしい。今回はその1つであるDarjeeling Supremeを取り上げる。

 名前に「Supreme(最高)」と入っているだけあって、オンラインで注文したときから楽しみにしていた。公式の説明文による

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Five O’ Clock Tea(ファイブ オ クロック ティー) ―その名も5時のお茶。

Five O’ Clock Tea(ファイブ オ クロック ティー) ―その名も5時のお茶。

 最近、セイロンの紅茶が気に入っている。今回のFive O’ Clock Teaもその1つで、公式の説明文によると、セイロンの高地で採れた茶葉のブレンドティーらしい。Five O’ Clock Teaは一般名称のようで、カタカナで検索をすると他のブランドが販売している同名の茶葉がいくつか表示された。

 余談だが、名称を直訳すると「5時のお茶」になる。調べたところ、これはイギリスのアフタヌーンティ

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Pettiagalla OP(ぺティアガラ オーピー) ―王道中の王道を歩むディンブラの紅茶

Pettiagalla OP(ぺティアガラ オーピー) ―王道中の王道を歩むディンブラの紅茶

 少し前に、セイロンティーの1つであるMaha Gastotte OP1(マハガストッテ オーピー1)について書いた。この紅茶は、スリランカの中でも標高約1,800mとかなりの高地で栽培される。Pettiagalla OPもほぼ同じ標高なのだが、味わいや水色は全く異なっている。あまりに違っているので、差異にも着目しながら、今回はPettiagalla OPについて取り上げる。

 袋を開けてみると

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The Bellini(ザ ベリーニ) ―桃には桃を。掛け合わせで見える本領

The Bellini(ザ ベリーニ) ―桃には桃を。掛け合わせで見える本領

 最近は風味付けしていない茶葉を取り上げることが増えてきた気がするが、紅茶ブランドTWGのフレーバーティー全てを試した訳ではない。今回は、桃とスパークリングワインで作るカクテルと同名のThe Belliniを紹介する。


 果物が入ったカクテルと同名のため、爽やかな桃の香りを想像していたが、袋を開けてみると、想像よりも甘めの印象だ。イメージ的にも、フルーツというよりもココナッツに近い気がする。

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Maha Gastotte OP1(マハ ガストッテ オーピー1) ―セイロンティーのシャンパンは繊細

Maha Gastotte OP1(マハ ガストッテ オーピー1) ―セイロンティーのシャンパンは繊細

 紅茶ブランドTWGのセイロンの紅茶は結構飲んだつもりだったのだが、改めて見返してみるとまだまだあった。今回はその中の1つ、Maha Gastotte OP1を紹介する。ちなみに名前に付いているMaha Gastotteは、農園の名前のようだ。

 袋を開けてみると、茶葉が細長い。抽出してから分かったことだが、葉だけでなく枝も入っているようだ。香りとしては結構穏やかで、ミルクティーにすると美味しい

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