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自業自得

こんにちは。虐待サバイバーの明日葉 ありすです。
タイトル通り、自業自得だなというお話です。

私は子供の頃から両親に、“両親が気に入るように行動しなければ徹底的に罵倒され殴られ続ける”事を日常として育ちました。
そうされ続ける一方で、小学校高学年近くになってくると、“あんなクソみたいな大人にだけはなるものか”と心の中の自分に言い聞かせ続け、その思いだけは頑なに守り通してきました。

私に見せる両親の態度と、他者に対する人当たりの良い両親の態度に吐き気すら感じながら、その二面性を忌み嫌い軽蔑もしてきました。

その結果出来上がった私は、どんなに不愉快で理不尽な立場になろうと、自力で状況改善をし、打破するという気概だけは身につけてきたのだろうと思います。
そして表情には出さず、いつも前向きに物事を考えるようにし、知恵が足りなければ漁るように書籍を読み、調べるように心がけてきました。
結果を出し、誰にも文句を言わせないと言い聞かせてきました。

人に意見することに恐怖感を感じようが、“伝えるべきことは伝え”、マネジメントの勉強(ドラッカー)やマーケティング(イイノベーター理論)を独学で学び、愚直に遂行し、決して諦めない事や忍耐も身に着け続けてきました。

そうやって数十年。
途中15年以上も虐待後遺症、C-PTSD、PTSD、解離性同一性障害、パニック障害の急性期が続き、文字通り廃人に成り下がりました。
が、必死で身につけてきたものは私から失われず、幸いにもここ数年は、物事が比較的順調(浮き沈みは有るものの)に進んできたのではないかと思います。

ですが、ここ数ヶ月で私に起きている状況は、その“自分にとって良かれと思ってしてきた事全て”が、間違っていたとは思いませんが、私を苦しめる、言わば自業自得のような状況に追い込む結果になっているという皮肉です。

恐らく表面的に見た私は、いつでも明るく前向きで、まず怒りを表出させることはなく、提案されたことは、素直に取りあえず一度やってみてから取捨選択し、自分で決めたことは、よほどでもない限り決して諦めず、ほぼ完遂させ、苛立ったり理不尽に感じる状況であっても“するべきこと”は必ずやり、怒ることは有っても引きずらず、複数人で目的を持ってすべき事についてはマネジメントに徹し、その結果「楽しかった」と思えるようにする。

そのため時には“インナーチャイルド達”をいなしながら、時には感謝しながら、私の行動を快く思わないインナーチャイルドには「もう心配しなくて良いから安心して」と、なだめながら歩み続けること。
それは往々にして自分に無理を強いることになり、時には動けなくなって家人に負担を追わせることにもなってきました。

それでも、「絶対に幸せになってからじゃないと死んでやるものか」と思っているからこそではあったのですが、私がこうやって必死でインナーチャイルドたちを味方にし、1人の自分になろうとしていた時、とある一言で全てが崩れ去ってしまいました。

中の子たちは敵対勢力

さすがに私も、その一言で逆上してしまいました。

確かに、私に抗いたい子たちは多く存在します。
でも敵では有りません。
私の自我を守ろうと必死に生きた、過去に置き去りにしてしまった私なのです。

そんな風に私のインナーチャイルドたちを表現した人に、悪気がなかったのは理解します。でも、全てがゼロに戻ってしまった。
中の子達はざわつき、気力は失われ、既に食事もしたくありません。

今まで培ってきたやり方で仕事はできますし、必要なことも出来る範囲でこなします。

でも、全てが虚しくなってしまい、極度の鬱状態で、自分の生に実感が持てません。

全て、私が良かれと思って学び、行動原理として得てきたものを体現し、周囲に見せてきた結果です。身から出た錆。自業自得。
そんな言葉しか浮かんできません。

であれば、私はどう生きてくるべきだったのでしょうか。
虐待されて育った可哀想な子のまま、自分の力で生きることを放棄して、誰かに頼ったまま腐ちるように人生をただ消費するだけが良いのでしょうか。

何もかもが分からなくなってしまい、生きる気力が全て無くなってしまいました。

#虐待サバイバー #毒親 #アダルトチルドレン #複雑性PTSD #解離性同一性障害 #親ガチャ #児童虐待

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