記事一覧
芽生えた変な自覚に水をやる
先週の月曜日だったか、ラヴィットを観ていると「クレープリーチロル」というお店が紹介されていた。ラヴィットでは、VTRで紹介されるお店の名前や商品の名前に掛けたBGMが選曲されて流れるのだけど、その時に流れていたのがクリープハイプの憂、燦々だった。おそらく、というか間違いなく「クレープ」「クリープ」なのだろうとは思うけれど、「チロル」に対して「チロルとポルノ」が掛かっていたら?という想像もしてみる。
もっとみる誰も居ないその扉に語りかけるな
2時35分、仕事は終わらないが諦めてそろそろ寝てしまおうか。先日のGOOD ON THE REEL伊丸岡さんの一報には驚いた。すぐに襲ってきた言いようのない悲しみのそばでSNSを眺めながら、無意識のうちに昨年に報じられた別の音楽家のニュースと比べてしまう自分がいて、世間的に有名にならないと偉大な音楽家が亡くなってもさして話題にならないんだなと感じてしまった。最低だった。自分が毎日聴いて憧れ焦がれた
もっとみる振り返らなくていい道もある
年末、30日頃だっただろうか。もう10年以上会っていない友人から「地元に帰ってきたから飲みに行かないか」という旨の連絡が届いた。会っていない期間に1度も連絡を交わしていなかったため、それは随分と唐突なものに感じられた。メッセージは画面上の通知で確認したまでで、中身を開くことのないまま年を越した。何か一言二言返そうかとも思ったが、気の利いた文句もこれといって思いつかないまま数日が経ち、結局削除するに
もっとみる他所は他所、うちはうち
年が明け2024年になって間もなく飛び込んでくる暗いニュース。浮足立った正月番組が順に報道特番へ切り替わっていくと、結局のところ正月もただの365分の1でしかないのだと現実として思い知らされることとなった。閲覧数に応じて収益が得られるようになったTwitterは直後から目も当てられないような有様で、そこには正義はもとより悪さえも何もなかった。そもそも何も起こっていなくても、いつからかSNSには日々
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