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自然

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バーダー、ネイチャーハンター(予定)としての視点。
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#スコットランド

鳥の話|シロカツオドリ|コロニー訪問記

鳥の話|シロカツオドリ|コロニー訪問記

エディンバラから電車で30分、港町ノースベリックにその島はある。

真夏でも雪が積もったように白く、単純な形をした小さな島。これが、シロカツオドリの世界最大のコロニー(集団営巣地)になっているバズロック(Bass Rock)だ。島が白く見えるのは、ここに集まったおよそ15万羽のシロカツオドリによるものである。

私は今年の8月中旬に、コロニーツアーに参加して3時間をこの島で過ごした。

鳥たちの朝

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エディンバラ暮らし|海鳥センターボランティア/自然への愛を育むのは

エディンバラ暮らし|海鳥センターボランティア/自然への愛を育むのは

ノースベリックにあるスコットランド海鳥センターで、夏の間すこしだけボランティアとしてお世話になった。
(応募したときの徒然なる日記はこちら)

地場の環境チャリティは何をしているのか、どんな人が関わっているのか。身近な自然や環境問題に対して、人々にいかに興味を持ってもらうのか。
そういうことを思い出しながら書いたら、長くなった。

ボランティアには、子供たちに海の自然環境を教えるホリデークラブや、

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野鳥観察|Oystercatcher|空は繋がってる

野鳥観察|Oystercatcher|空は繋がってる

スコットランドのノースベリック(North Berwick)は海鳥にたくさん出会える街。

カモメやウはもちろん、例えばアジサシ、カツオドリ、パフィンみたいな「実物を見たことはなかったけど絵本の挿絵とかで和名を知っている」ような鳥もいるし、

Guillemot(ウミガラス)、Razorbill(オオハシウミガラス)、Eider Duck(ホンケワタガモ)みたいな、ここで初めて知って英語から覚えた

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海・山・森・川 − エディンバラ日帰りネイチャーハント

海・山・森・川 − エディンバラ日帰りネイチャーハント

出不精でも大丈夫なネイチャーガイド。

北に行けばネッシーが潜むハイランド地方、南に行けばピーターラビットが暮らす湖水地方。周りには『英国の自然といえば』で名前が挙がるような名所がたくさんあるけど、エディンバラ自体も自然豊かな場所だ。

なんてたって丘も森も山も海もあるのだ。(タイトルと順番が違う?気にしないで。)

①丘:Holyrood Park

中心駅からも見える断崖が印象的な小山。その独

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