ひとりでも部下がいる人のための、世界一シンプルなマネジメント3分間コーチ【書評】
著者: 伊藤守 出版:ディスカバートゥエンティワン
この本をオススメしたい人
ひとりでも部下がいる人、コーチングに興味がある人、春から後輩指導をする人。
本の概要
コーチングは、
一回のコミュニケーション時間の長さより、
短い時間で回数をこなすほうが良いという話です。
本の感想
3分間コーチは
『部下について考える時間をとる』
『部下と的をしぼった短い会話をするための時間をとる』
相手に時間をさくことで
『 私はあなたを大切に思ってるよー 』ということを伝えます。
日々のコミュニケーションは3分で、通常の面談の機会は別にとることが良いようです。
的をしぼった会話をするのも大切だと思いますが、
ただの雑談も大切だと思うんです。
『この人はこういうことが好きなんだ』とか『そんなことやってたんだ』とか、相手の価値観を知るためにも雑談は必要かと思います。
齋藤孝さんのマッピングコミュニケーションの本にも出てきましたが、暗黙知(=自分の経験してきた世界、自分のあたりまえ)という価値観を、相手と共有するたとストレスが減るということです。
ストレスの少ないコミュニケーションのためには、
雑談も必要かと思います。
組織の成長のスピードの遅れの最大の原因は、ひとりひとりのコミュニケーションの遅れ
課題(ビジョン)を共有し、部下をみていれば自然にコミュニケーションは起きる
やはり、チームにとって、コミュニケーションは大事なことです。
『 仲良しこよし 』じゃなくてもいいかもしれませんが、
コミュニケーション不全で仲が悪いのはチームにとって大問題です。
そして、課題の共有!
数々の本に書かれているように重要なことといえます。
大抵の問題はアウトプットするだけで解決する
その問題に対して、短い時間でいいので部下にアウトプットしてもらうとういことですね。
相手がその問題に対して、
「どう考えていて」「どう動こうとしているか」
これが、わかれば対処も出きるかもしれません。
私たちを疲れさせるのは、未完了感や気がかりを引きずること。
それらを減らせば、それだけでエネルギーは上がる。
未完成というのは、ストレスですよね。
私は未完成がイヤなので、さっさと終わらせたいです。
その仕事や問題が終わらないと、ものすごくイライラします。
人が求めているのは、アドバイスではなく、ブレーンストーミングの相手
大抵の悩みの答えはその人自身の中にあります。
世界中の億万長者がたどり着く心の授業に書かれているように、自分で自分の深層心理にたどり着く方法もあります。
カウンセリングのように、自分の気持ちや考えを引き出してくれる相手がいること、ブレーンストーミングの相手がいるということを人は求めているのです。
世界は『 自分の話を聞いて欲しい人』ばかりです。
聞いてあげられる人になれば、他の人より一歩先行く人になれるということですね。
おわりに
コーチングや、リーダーシップの本を何冊か読んでいますが、わりとしっくり来た本でした。毎日一言でもいいので、スタッフと話ができたら良いなと思います。目指せ話しかけやすい人です。
あなたのお役に立てる記事を書いていきたいと思います。 たくさんのアウトプットができるよう、インプットのために使います。