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ナースあさみの毎日

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日々のあれこれを綴るナースあさみのエッセイ置き場。
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#阪神淡路大震災

なんでもない日こそ

なんでもない日こそ

今日の午前中まで温泉に泊まってきた。

友達となんのことない話をして
美味しいご飯を食べて
温泉入ってゴロゴロして
お肌すべすべで
漫画読んでTwitterするという

最高な休日だった。

帰りの電車で海や町を見ながら
なんでもないこういう幸せの定義について
ぼんやり考えていたんだけど

たぶん、私にとって阪神淡路大震災での被災が
大きな原体験のひとつになっている。
(過去記事はこちらから)

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伝える先があるという事実が、私たちを救ってくれる

伝える先があるという事実が、私たちを救ってくれる

地震を含む災害、病気や離縁などを
人生の糧にして発信している人もいるけれど

自分の養分にできないまま
底辺へおちていく人もたくさんみてきた。

ある意味、病院や、例えば刑務所のような場所は
社会の中の底辺を見るにはうってつけの場所で
その人の分だけ物語と問題がある。

しかも、それは周辺の人を巻き込んでいるので
ひとつをほどけばすべて解決とはいかない。

家族がいない
お金がない

などはまだか

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コッペパンと魚肉ソーセージが嫌いだ

コッペパンと魚肉ソーセージが嫌いだ

1月17日。
今日で阪神淡路大震災から23年がたった。

昨日のこの記事にも書いたけど
もう一つ忘れられないことがあるので残しておく。

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まずはタイトルの理由から。
阪神淡路大震災に被災した時の給食を思い出すからだ。

あの時、私の住んでいた西宮市では17日の夜に電気が復旧した。
電子レンジやホットプレートでの調理が可能になったので
なんとか暖かい食べ物を食べ

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いつも心の中にある感覚

いつも心の中にある感覚

友人にオーラソーマ(カラーボトルで自分を知るツール)をみてもらった時
死を意味する数字が出てきたことに、どこか納得したことがある。

看護師という職業のせいなのか
もともと死に縁があるのかわからないけど
なんとなく、死は、いつも私の心の中にある。

こういう風に考えるようになった原因は
紛れもなく阪神淡路大震災だ。当時7歳。

燃えさかる街
街をはびこるガス
空を覆い尽くす黒い煙
その向こう側から

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暖かいということだけで

暖かいということだけで

先週末は今年一番の寒気でしたね。

吐く息もメガネも真っ白に雲って
あ、寒いんだな・・・と実感する帰り道。

そんな時は阪神淡路大震災に被災したあの冬を思い出す。

暖かいことが贅沢だったあの時。

給食はコッペパンと魚肉ソーセージ。
変わるメニューはジャムだけ。
生鮮食品であるバナナがつくとみんなから歓声があがる。

1日に暖房を使えるのは夜寝る前のみ。
朝起きてからはぴょんぴょんしながら着替え

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お通夜かと思ったら違ったでござる

お通夜かと思ったら違ったでござる

※お通夜もカレーと同様、写メなんてなし。

この前、地震関連のニュースがあって思い出したことがあります。

実は、阪神大震災に被災していましてね。
西宮市ってところにいてあの、高速道路横倒しバーンっていう写真有名ですよね?あそこの近くに住んでました。

当時、電気は1日で復旧したんですけど他のライフラインは全然復旧しなくて。ホットカーペットの上が家族全員の居場所でした。

あとは、なんといってもテ

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