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麻草 郁
2020年10月6日 03:37
ハロウィンも近づいてきたので、怖いマスクを新しく作っています。以前は「『作り方』と書いてある割には製作過程の写真がねえな」という感じだったので、今回はちゃんと製作過程の写真があります。リアルなマスクというのは本当に作るのが大変です。粘土で原型を作って、石膏で型をとって、シリコンやラテックスを流し込んで、歪まないようにFRPでインナーフレームを作って……とやっていくと、平気で10万20万の材料費
2020年9月19日 00:15
特殊小道具というのは、ぼくが勝手につけた名称で、要は「存在しないもの」を立体化した小道具のことだ。 いろいろな特殊小道具を作ってきた。記憶に残っている小道具といえばこれだ。『片腕マシンガール』のコスプレで、ハロウィン合わせの依頼品。でかい!片腕にガトリングガン(的な謎の機関銃)を装備した女子高生のコスプレをするミノワさん。片腕で持てるほど軽く、ぶつけても壊れない程度に丈夫で、という依
2020年9月18日 08:43
今朝、今朝だ。今朝寝ぼけて歩きながらスマホを触っていて、Twitterの固定ツイートにしていた「シグルイタワー」についてのツイートを間違えて消してしまった。とても悲しい。シグルイタワーとは、何か。振り返ってみたい。シグルイという漫画がある。 南條範夫の短編集『駿河城御前試合』を原作に描かれた、血と愛とマゾヒズムについての物語だ。作者は『覚悟のススメ』『衛府の七忍』を創造した漫画家、山口貴由。
2019年1月4日 22:54
特殊メイクは、大変手間がかかる。映画の撮影現場などでも、画面に大きく映るゾンビ役者はしっかりメイクを施されるが、その他大勢となると意外とシンプルなマスクをかぶって撮影に挑んだりする。自分も他の人が撮ったゾンビ映画にエキストラゾンビとして参加したことがあるのでよくわかる(一緒に行った友人は「君、いい顔してるねえ」と呼び出され、マスクではなく顔を赤茶黒で塗られただけで映画に登場した。特殊メイク要ら
2019年1月3日 21:59
かつて作った造形物には、すべて思い入れがある。この白黒の胸像は「世界の殺人者シリーズ」としてワンダーフェスティバルというイベントや、映画秘宝の別冊で通販したり、友達に手売りした。一枚目の右側に居るのは都井睦雄、津山事件の犯人だ。彼が一晩のうちに集落の住民を殺害し自決したのが1917年。残された一枚の写真と、さまざまなルポタージュを元に彼の横顔を彫り出した。 完成した作品には、最初の犠牲者