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僕の足:イギリスで買ったチャーチのコンビ【Church's 】

イギリスで買ったチャーチ

チャーチがプラダ傘下となる頃、商品が入れ替えになるとかなんとかで伊勢丹ではチャーチのセールをやっていて、近くの修理店で働いていた僕は、毎日のように昼休みになると物色しに行っていた。確か3万円台からあって、
チェットウィンド濃茶、ディプロマット黒、などなど、5、6足購入したが、たくさん履いた後に、例によって分解してしまったらしく、手元に残っていない。

今、僕が持っているチャーチは一足だけで、二回目のイギリス旅行で買ったものだけだ。今回はその靴の話。

2004年のイギリス旅行。今回はちゃんと「HEATHROW」印字されてるね。
1回目のイギリス旅行についてはこちら


Northamptonの文字を見ただけでわくわく。
おや?あれかな?
SALEの文字にわくわく
着きましたよ!

ファクトリーショップ店内に入ると、右側にラックが並べられており、沢山の靴が整然と並んでいる様に圧倒され、写真を撮ることを忘れてしまったようで、店内の写真は一枚もない。日本人のお客さんがちらほらいた。

この時は正直、気になる靴があまりなかったので、買わないで帰ってしまおうかと思っていたその時に、パッと目に留まった一足があった。キャンバス地とレザーのコンビ。

キャンバスとレザーのコンビがずっと欲しかった

少し話は逸れるが、それ以前から、エドワードグリーンのマルヴァーン(ラスト202)の、キャンバスとレザーのコンビが気になっていた。そもそも僕は、30年以上前(ここ大事)のマルヴァーンの、チェスナットアンティークは心の底からかっこいいと思うし、革の質感や風合いが良く、厚みもあってもちもちしていて、色味も、何もかも本当に良かった。結果、過去に3足買ってもいる(例によってたくさん履いた後に全部分解した)。
それでマルヴァーンのコンビも履きたいと思っていたが、素材が変わると、不思議と印象も変わるもので、購入には至らなかった。という過去がある。

自分のイメージとしては、キャンバス地を使うなら、カジュアルな雰囲気、具体的には外羽根で、デザインもダイナミックで、例えばつま先のメダリオンの穴が程よく大きめだったりとか(加減重要)、そんな感じのがあればいいなと思っていた。

そして、目に留まったのが、これ。

これこれ。外羽根で、ロングウイング。このギザギザの粗さもナイス。しかも焦げ茶。かっこいい。

やはりというべきか、右足のほうにインクの染みがあるのはご愛敬(詳しくは過去の記事「靴を修理する僕の足:Ducker & Son」をご参照ください)

味のある文字。モデル名はどうやら「FILEY」のよう。


チャーチを修理した

購入してから20年近く経っていて、必要はなかったけれども、十数年前に一度オールソールした。なぜかというと、ドイツのKILGER社のソールを試してみたかったから。オークバーグと言えばJR(ジョーレンデンバッハ)かベーカーと相場が決まっている中でKILGERの存在を知って、気になっていた。とてもしっかりした履き心地で安定感がある。チャーチのイメージにも合う。

ちなみにこの椅子は、ポートベローマーケットで購入したもの。坂道を降りた左側にあった。右上に白っぽいシールが貼られているが、これは購入したときに数時間預かってくれるかとお店の人に頼んだら、では君のだって判るように印をつけとくよと言って貼ってくれたもの。ちなみに、当時あったロンドンの三越内にあったクロネコヤマトから発送した。


そしてつま先メタルは、イギリスのBLAKEY'Sのもの。鋳造でとにかく持ちがいい。色々試した中ではこれがダントツ。

僕のところには4型あります。
このパッケージデザインは日本限定らしいです。
在庫あります


つま先メタルも色々ある中、なぜこのBLAKEY'Sのものを取り付けたかというと、イギリス旅行で訪れたノーザンプトンシューミュージアムで、BLAKEY'Sが展示されていたのが記憶に残っていたからだ。写真も撮ってあったので、載せておく。

フィリップス人形もあるね。
色々あるね、
BLAKEY'Sいろいろ。
こっちもいろいろ。

ヴィンテージスティールでもなく、トライアンフでもなく、なぜこれを選んだのかというと、これが合うかな?と思ったから。うん、いいね。かわいいね。


お気に入りのチャーチを履いて、ご満悦の僕の足。

本所吾妻橋のPENITENTでの、僕の足。
ごはんも美味しいPENITENT。この時食べたのはルーローハン。
デンマークのPrologのコーヒーが飲めます。
スイーツも楽しみのひとつ。

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