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北欧ノルウェー #MeToo ニュース

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ノルウェーで起きているセクハラ・性暴力、#MeTooに関する日々のニュース、現地での取り組みをお知らせします。 買い切り型の有料マガジン。購入後に追加されたノートがあった場合、追… もっと読む
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2018年2月の記事一覧

ノルウェーのグラミー賞 女性が主役に

ノルウェーのグラミー賞 女性が主役に

ノルウェーのグラミー賞といわれる音楽アワード「スペッレマン」。25日、首都オスロのコンサートホールで開催されました。

今年のスペッレマンといえば、注目を浴びたのはMeTooと女性、若い男性アーティストの存在感でした。

※下線がある各アーティストと曲名は、クリックするとYouTubeの音楽ビデオに飛びます。

セクハラや性被害者を支援する運動へ連帯感を示すため、白いバラ、黒いドレスやスーツで登場

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財務大臣の記憶力を心配するノルウェー人 #MeToo

財務大臣の記憶力を心配するノルウェー人 #MeToo

「覚えていない」。

この衝撃的な一言が、ノルウェーの人々を仰天させた。

進歩党というのは、メディアやネットを騒がせるのが得意な政党だと、つくづく思う。

Photo&Text: Asaki Abumi

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各政党で、MeTooが次々と、雨後のたけのこのように出てきた。

国会議員らが複数の女性らにセクハラしていたとされる中で、進歩党の最大のMeTooは、ウルフ・ライルスタイン国会議

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ムンク美術館で叫ぶ  #MeToo

ムンク美術館で叫ぶ  #MeToo

アートの鑑賞方法や影響力が変わりつつあると感じる。そのきっかけは#MeTooだ。

「当時は問題ではなかったかもしれないけれど、今見ると、ペドフィリア(小児性愛者)の傾向もみてとれるよね」。取材先でヴィンテージの絵皿や絵画を見ていると、このような解釈が現場で起きることがある。

Photo&Text: Asaki Abumi

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労働党のMeToo政治家、国会カムバック前に謝罪 ギスケ応援派から感じる違和感

労働党のMeToo政治家、国会カムバック前に謝罪 ギスケ応援派から感じる違和感

ノルウェー最大規模の政党、労働党。現在は野党だが、ノルウェーでは政権交代が頻繁に起こる。労働党は、何人もの首相を出してきた。

MeTooで、副党首が党内外の複数の女性たちにセクハラをしていたことが判明したのは、昨年のクリスマス直前。

トロン・ギスケ副党首(写真上、左)は、ノルウェー政界では有名人。副党首のため、未来の労働党党首候補、つまり首相候補でもあった。

Photo&Text: Asak

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若者が大人の政治家へ、「セクハラをやめて」

若者が大人の政治家へ、「セクハラをやめて」

ノルウェーの各政党の青年部が、大人の政治家と母党に対して、「党内でのセクハラをやめてほしい」と訴えた。

Photo&Text: Asaki Abumi

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10日、アフテンポステン紙の表紙を飾ったタイトルは、「188人の若い政治家たちが訴える。酒とパーティーにおいて、もっと責任感をもってほしい」という内容。

ノルウェーでは、

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セクハラを減らすために、みんなで何ができる?平等大臣と意見交換会

セクハラを減らすために、みんなで何ができる?平等大臣と意見交換会

リンダ・ホフスタ・ヘッレラン 子ども・平等大臣が、各業界や団体からMeTooについての考えを聞くために、意見交換の場を設けました。

Photo&Text: Asaki Abumi

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