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九寨溝(中国)2017


九寨溝 Jiuzhaigou

 最初に、ここを訪れたほぼ一か月後の2017年8月8日に九寨溝大地震が発生し、九寨溝を中心に甚大な被害をもたらしました。多くの方の身の安全と現地の少しでも早い復興をお祈り申し上げます。


 白馬で踊りを堪能した後は九寨溝に向かった。今までの中で激混みとなるような超有名観光地というのは今回がひょっとして初めてかもしれない。巡礼者で激混みというのは色々過去にあったけど純粋に観光地として有名地というのはあまり記憶にない。九寨溝は面積ではかなり広くとても一日で全て回れる規模ではない。今回は一日半で回った。ツアーなら観光に一日だけ充てるというのもあるかもしれないのだが、規模と見どころを考えれば二日前後あった方がいいのかもしれない。九寨溝はY字型になっており上部は則査窪溝(そくさわこう)と日則溝(じっそくこう)に分かれるが、時間的に制約がありどうしても片方しか見られないのなら日則溝の方が個人的にはおススメ。日則溝の方に九寨溝のハイライトとでも言うべき五花海(ごかかい)があるので、ここは外せない。九寨溝を象徴する写真としてよくエメラルドグリーンの美しい神秘的な湖の写真を目にすると思うけど、その写真の多くが五花海の写真なのだ。反対側の則査窪溝の方にも五彩池(ごさいち)という雰囲気が似ている池が一応あるにはあるが規模や周りの山々の背景などを考えると五花海の方に断然軍配が上がる。


 歩道はとても整備されている。特に歩きにくいところはなく、これだけの広大な公園を考えるとかなり整備などに強化していると思われる。なによりもとんでもない数の観光客が押し寄せるのだからちょっとでも橋とか危険な所があれば大変なことになるのでキズが広がらないうちにきちんと処理しているのだろう。そして歩いて行ってビューポイントに辿り着くとお決まりのチベタンコスプレも楽しめる。それにしても山々に囲まれた大自然でコバルトブルーやエメラルドグリーンに輝く水面を眺めると神が作り上げた奇跡の土地と言われても全く疑問の余地がなく頷いてしまいそうだ。


バス

 九寨溝はY字になっている渓谷である。Y字の下の部分が下流で入り口となっていて、そこからバスでY字の分岐地点まで行き、そこから則査窪溝(そくさわこう)または日則溝(じっそくこう)方面に行くバスに乗り換えるのだが、正直言って乗り換えがわかりにくい。そもそも乗り換えのバスに行先の表示がない。ある程度中国語ができないとスムーズな観光がしにくいのでは思われた。日本人なら行先を書いてスタッフに見せて行先を確認するのもできるのだろうけど、漢字を書けない外国人だとこれはかなりハードルが高そうだった。私の場合は中国語が堪能なI氏(香港の ST World(*1)の経営者)が一緒にいたので困ることはなかったのだが。

 

 

火鍋

 ちょっとここで、現地で食べた料理も紹介してみたい。最近は日本でも味わえる場所が増えつつある火鍋。火鍋は発祥が四川とか重慶付近と言われている四川料理の代表料理だ。私も名古屋に住んでいた時に数回ほど食べたことがある(エスニック料理は基本大好き!)。しかし日本で食べたのと本場の四川で食べたのはちょっと違う。店によって多少の違いはあるだろうけどとりあえず現地版を紹介してみよう。

 まず取り皿に薬味を入れる。これは基本的に4種類でネギ、ニンニク、赤唐辛子(生)、パクチー(コリアンダー)。これにオイスターソースまたは黒酢をかける。次が日本との大きな違いなのだが、その上になんと油をかける。日本ではタレに相当する部分が油になってしまうのでちょっと違和感を覚えるし、実際に食べると具材が油まみれのオイリーな食感になるので日本人的にはちょっと受けが悪そうだ。しかし時代が変化し中国人が増え、日本人でも本場の味というものが尊重されるようになった現在では現地風の油で食べる店も多少はあるだろう。


 鍋の形は日本の火鍋では陰陽の形をしているのが多いと思うのだが、現地では同心円になっているものが多い。

 そして肝心の味の方は、やっぱり辛い!

こちらに来たら是非一度は本場の味をご賞味あれ!

*1 現地スタッフは日本語堪能な人ばかりなので日本語での問い合わせが可能。


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