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俳句の時間 2022.4.10
実家の桜は、この春はあまり蕾をつけず、春も早いうちから葉ばかりが目立っていた。
聞けば去年の春は満開で、ついで娘が亡くなった彼岸過ぎに狂い咲きしたのだそうだ。妹が、私の娘のために桜が花を咲かせたのだと思ったという。
花咲か娘か。いや、桜という植物は、実は人の気持ちが分かるんじゃないか。生者も死者も、分け隔てない花なんじゃないか。感応する力がとても強いとか。だからみんな、桜に惹かれ、求め、愛する
俳句の時間 2022.03.03
桃の節句だ。実家には私の雛人形が飾ってある。もう従者も道具も出さず、ほんの屏風と台座と人形だけ。それでも母と二人で飾った。
古びなの道具なきまま飾りけり 要
ヘッダーの写真は実家の近くのいつもの和菓子屋。近隣市町村、県庁所在地からも買いに来る人がいるという。この地を離れて東京、関西と暮らしてきたが、ここの和菓子に勝てる菓子をまだ知らない。いい店だから、教えてあげない♪
俳句の時間 2022.02.18
昨日は春の雪が一晩で48センチ積もったとか、明くる今朝はそれほど積もってなくてほっと一息とか、とにかく雪で一喜一憂する土地柄を、西から戻ってきた女がとても豊かに感じるのは、やっぱり俳句を始めたせいだろう。
意外にもよく晴れたので、昼食は母と近くのレストランに出かけた。ガレージ前の雪かきをして少し遅くなったから、時計は午後1時を回るころで、朝食から6時間以上過ぎていた。日替わり定食の葱焼売ラーメン
俳句の時間 2022.02.07
いろいろあったけど俳句の時間を何とか捻出する。ちゃんと二句作れた。
そしていま階下から姪っ子ちゃんが泣いている声が聞こえる。
ひじょーに気になるので、今日はこれでおしまい。
俳句の時間 2022.02.06
テレビの番組と番組の隙間時間に、自家用除雪車の安全装置を外さないように注意喚起をしていた。要するに、いまだにそういう状況なのだ。なのに今日の季語は「草青む」。このかすかな希望のにおいがする春の季語を使うには、気候的にも心情的にも厳しい。
平等な神はまぼろし草青む 要
朝目覚めるとき必ず、神様はひどいと思ってしまう。
寄り添わず責め苛まず梟は 要
Hoot!