長女の時間
長女の誕生日を祝おうとケーキを買って帰宅したら、母が布団の片付けをしていました。
押入れの布団の半分ほどを処分すると決まって、妹が持ってきた圧縮袋に懐かしい品が。
長女が生まれる前に編んだおくるみでした。
うちの子たちが大きくなってから、中の妹の子どもたちに使ってもらい、そのあと下の妹の元に来て子どもたちに使ってもらい、昨シーズンは妹が使ってくれていたようです。妹は私が編んだとは露知らず、なかなか使いやすいと捨てずにいてくれたそうです。
中の妹に譲ってからずっと忘れていたのに、長女が逝ってからは、どこに行ってるのだろうとたびたび思い出していた品でした。亡くなって最初の誕生日に戻ってくるなんて。
本当に長女が帰ってきたと思います。
私も母も妹も、さすがみっちゃんね、いつもびっくりさせるね、と笑ってしまいました。
おかえり。
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